Trial59 ―――あの日の気持ち―――

      『あっ…やぁ……』


      ねぇ、

      俺たちが出会った頃を覚えている?

      俺たちは今から七年前の中学時代に会った。

      お前は一年ン時のクラス委員長だった。

      俺はただのテニス部員で図書委員もやっていた。

      だけど、俺はをお前は俺を意識していたんだな。

      だけど、俺たちがそれに気づいたのは互いがいない世界だった。

      高校に入ってテニス部に迷わず入っても心に空いた穴は修正できなかった。

      それが何かってずっと考えていた。

      中学の正門を再び訪れるまでは…。

      桜の花びらが散った後の木の下でその原因が解った。

      あの日で止めた気持ちが動き出す瞬間だった。

      なぁ、

      もうすぐ、大学生活も終わりだね。

      そして、今日はクリスマス。

      最後のクリスマスだからかな?

      夜になっていきなり雪が振って来た。

      『ひゃ……あっ、ああ』

      雪に見惚れているお前の背後から迫った。

      だって、親父がせっかくホテルを用意してくれたのに、こんな機会って滅多に無いじゃん。

      それなのに、見ない振りしているばっかりしてさ。

      ねぇ、

      俺、我慢できないんだけど。

      お前の中に俺を押し込めて背後から胸を弄る。

      いつもと違う体制にどきどきした。

      カーテンはもちろん閉めていない。


      が好きな雪を見られるように。

      俺たちが泊まっているホテルは町中でも一番高くて、192階もある。

      だから、大抵の他のビルは階下に広がる景色の一部に過ぎない。

      『はぁ…あっ』

      イスに腰を下ろし、お前を一人で動かせる。

      くちゅくちゅと嫌らしい音が俺の股の間から聞こえてくる。


      なぁ、

      大学を卒業したら、結婚しよ?

      降り止んだまだ誰も足跡を付けていない雪の上を歩こう。

      あの日の気持ちままじゃいられないから。



      ♯後書き♯

      皆様、こんにちは。

      Trial59「あの日の気持ち」はいかがだったでしょうか?

      今作は、クリスマス企画にお届けしたわけですが、ようやく越前君を大学生設定に

      しましたよ。

      まぁ、以前、『万古不易〜満たされない心〜』でも高校生設定したことがありましたが、

      大分間が空いてしまいました。

      それからと言うもの手紙やお題で出演して頂いたのですが、何かと寂しい思いをさせてし

      まいました。

      今回はそんなこともあり、クリスマス企画の上に初裏夢手紙と言うことで挽回をして

      頂いたのですが、どうでしょうか?

      それでは、クリスマスにお届けしたサンタ風柊沢でした♪←どこが(笑)