『行こうぜ、』
『待って!慶介っ』
俺の愛車で迎えに行くと、笑ってくれるお前にいつだって惚れ直している。
なぁ、。
お前は俺みたいに一々惚れ直したり恋をしてくれたりしているか?
……なんて柄にもないことを考えたりする。
だってよ、こんな気持ちでいるのが俺だけって思うと嬉しくなったり
するけど、やっぱ、悔しーじゃん?
そう言うのってさ。
俺のことを一体どれぐらい好きなんだろうって考えるだけでもすぐ隣に
いるを抱きしめずにはいられねーし、キスしたくなる。
なぁ、お前は知っているか?
俺、交通事故でずっと寝ていた時お前の夢見たんだぜ?
夢ン中には何処を探しても誰にも会えないで、独りで街中を歩き回っていた。
俺はこの中で一生を終えるのかなぁって思った時、の声がしたんだ。
「慶介君」って俺のことを初めて名前で呼んでくれたんだ。
だから、このままでは駄目だって頑張れた。
お前が泣く前に俺が慰めないで何が男だって思ったから。
なぁ、。
知っていたか?
俺はな、お前にずっと恋していたんだぜ。
キスする前からよ。
初めてのキスは甘くてヤバかったことを今でも覚えている。
だってよ、あのままが怒んなかったら俺、何していたか正直言って
解んなかった。
ただ、覚えているのはお前がどうしようもなく欲しかったことだけって
言うと、また、怒るよな。
だけど、俺はもうのことは知っているんだぜ?
『んっ…』
アレから何度目だろう。
俺達はあの頃よりもビターだけど、あの頃よりも甘いキスを強請っている。
知ってたか、お前はいつもキスをすれば機嫌が良くなるんだぜ?
まぁ、それは俺も同じだけど、
なぁ、。
そんなことが出来るのは俺だけだからって自惚れても良いよな?
傍にいるから…放さないから…独占させろよ。
ずっと、お前に甘いキスをするのは俺だけだって思わせてくれよ。
…愛しているから。
♯後書き♯
Trial21「甘いキス」はいかがだったでしょうか?
こちらは初の「放課後のLove Beat」作を取り扱いました。
鈍チンな柊沢がクリアした音ゲーは、実はこれが初めてなんですよ。
って言うかどうしても無理な早い曲は心強い味方に頼みましたよ。
おかげで全クリできたわけですが。(疲)
その中でも聖中君は、私が最後にクリアした人物です。
このゲームは本当にいろいろなことを考えさせてくれるものでした。
こんな話面白そうとか私が歌詞を作ってみたいとか思いましたのも実は
このゲームの影響を受けてのことなんですよ。
でも、歌詞の話は他ジャンルの話なのですが、それほど為になったゲーム
だったと言うことです。
それでは、長々と失礼しました。