Trial39 ―――プレゼント―――

      なぁ、

      今日はすげぇプレゼントありがとな。

      あれからアメリカに渡って来た俺達を待っていたのは、冷てぇ現実だった。

      俺を雇ってくれるバスケチームがなかなか見つかんなくて俺は次第に苛立ってきた。

      だが、お前はいつだって笑って俺のことを慰めてくれる。

      俺、馬鹿だよな。

      お前は高校ん時のバイト経験でバーガー屋のパートで二人、暮らした。

      いつだっては「辛いのは今だけだから」って笑っているけど、本当はその後で

      俺の売り込みをしていたって今日初めて知った。

      俺は一人でバスケをしていればその内スカウトが入ってくるかと思って馬鹿丸出しで

      ボール追っかけていたって言うのにさ。

      12月4日。

      今日は俺の誕生日だ。

      さすが、ニューヨークと言うのか街は華やいでいる。

      何がそんなに嬉しいのかってぐらい笑っているのがムカツクぐらい。

      でも、こっちからケンカ吹っかけるのは俺の性に合わねぇから白い息だけを

      吐き捨てて俺達の家に戻った。

      『あっ、カズくん!!ビッグニュースだよっ』

      すると、そこにはまだパートの時間だって言うのに、がニコニコしながら俺を

      迎えたんだ。

      俺はその眩しすぎる笑顔に瞬きを繰り返しながら平常心を押さえようと必死だった。

      俺達がアメリカに渡ってきてもうすぐで半年だっつぅのに、キス以上のことは

      してない。

      単に俺がガキみてぇにビクついているだけなのかもしれねぇが、お前が苦しませる

      のかと思うと、このままの関係でも良いって思っていた。

      今日、ダメモトで行った大学で俺の売り込みをしていたらちょうど一人移籍しちまっ

      て穴が空いていたらしい。

      しかも、そこは、がパートしているバーガー屋をヒイキしている。

      どうやら、店長のオッチャンに俺達は担がされていたようだ。

      俺はその晩、お前を初めて抱いた。

      嬉しかった。

      俺のためなんかにそんなしなくても良い苦労を掛けたなんてな。

      だが、は笑ってこう言ったんだ。

      『じゃあ、今までの分二人で幸せになろうね!』


      四つん這いにさせたお前の一番敏感な部分を指で解してから硬くこっちを向い

      ている俺自身をその中に刺し込んだ。

      腰を自分から揺らすも甘い声で鳴く一人の女も愛している。

      初めての感覚で俺達には激痛が走ったが、何だか時間が経てば酒を飲んだような

      気分になってきた。

      多分、お前も俺と同じ気持ちだったんだろうな。

      何か不思議だな。

      高校に入ってお互いに好きだってコクってこうして一つになっているなんてな。

      あまりの快感に俺達は欲望が放たれたのを思い浮かべながら果てた。

      なぁ、

      すげぇプレゼントを二個もくれてありがとよ。


 


      ♯後書き♯

      皆様、こんにちは。

      Trial39「プレゼント」は、如何でしょうか?

      今日、12月4日は鈴鹿和馬君の誕生日です。

      作業する前に気がついたことなのですが、今作を含めますと

      「絵描きさんに50のお題」での「ときめきメモリアルGirl's Side」作品はオール

      裏Dream手紙になってしまいました。(苦笑)

      記念品がこんな複雑なものに成り下がってしまい申し訳ありません。(土下座)

      しかも、師走で。(爆)

      それでは、皆様のご感想を楽しみにしております。(逃避!)