Trial46―――運命―――
なぁ、室町。
俺らが山吹のテニス部で会ったのは運命なのかもしんねぇな。
っち、俺がこんな千石みてぇなこと言うのは可笑しいか?
でもな、お前を見ているとそんなことが自然と考えちまうんだよ。
チビの癖につぇーし、俺見ても太一みてぇに驚きもしない。
そんな室町を他の奴らと同じように俺にビビらせてやろーとして、俺がお前に落ちていた。
『ちょっ…とっ……アアッ!』
焼けた肌に舌を這わす度に跳ねるちぃせー体に俺のモンって印が点々とイヤらしく残っている。
『俺を選べよ、室町』
最初にコクった時もそうだった。
俺はお前を今みたいに逃げ場がねぇー所まで追い詰めて強姦紛いに口を塞いだ。
『やぁ、あっ…亜久っ』
なぁ、下から突き上げて自分から腰を振るお前の姿はすげぇイヤらしいぜ?
まぁ、そうさせたのは俺。
『せんぱっ……ぁ…んんっ』
じっくり俺好みの体にしたのは俺。
いつものグラサン外した目で物欲しげに俺を見下ろす室町に俺もヤバくなっていつもイッちまう。
なぁ、この俺だけに運命なんか感じさせるじゃねーよ。
イッちまったお前の体を拭いてから起こさねぇようにそっと抱いた。
やっぱ、室町の体はちーせぇ呼吸をして俺を安心させる。
もう、お前は俺に運命を盗まれたんだから、な。
♯後書き♯
Trial46「運命」はいかがだったでしょうか?
う〜ん…、またもやその筋の方しかご存知の無い組み合わせで致してしまいました。
亜久津×室町裏BL手紙。(爆)
亜久室?それとも読みは違うキャラ名になってしまう亜室?(汗)
……まぁ、好きに読んじゃって下さい。←あっ、逃げた
そして、室町君ごめんなさい。(土下座)
コンプレックスなのに、「小さい」を連呼して!
えっと、その件は逆襲されそうだけど、亜久津君に直接どうぞv
それでは、ここまでお読み下さり誠にありがとうございました。