なぁ…、


      俺は自分に相応しゅうないか?

      ふっ……、この姫条まどかがこんなこと言うんのはおかしいか?

      せやかて俺はのことがめっちゃ好きやったのは俺だけやと思って安心して

      いたんやな。

      卒業式のあの日。

      自分がどこかへ行きよったのか悠長に探してたんや。

      そしたら、あの曰く付きの教会の扉がめずらしゅう開いとるんで、隙間から

      のぞき見たら俺のと葉月が抱き合っていたのを見てしもうたんや。

      「だから、何や!俺の気持ちも聞いてくれや」とその中に入るような無粋なマネは

      せえへんやった。
あれから自分らは一流大学っちゅうお堅いガッコに通っている。

      俺はスタンドでバイトを続けている。


      でもな、

      俺はあれから一度も自分を諦めたことはないで。

      いつかあいつから奪い取ってやろと思うとる。


      なぁ、

      覚えているやろうか?

      いつか自分が人目も気にせず泣きながら道を歩いていたのを…。

      あの時のはほんまにどこかへ消えそうで怖かったわ。

      葉月とちょうど喧嘩したって言うてたな。


      なぁ、


      俺なら自分を泣かせたりせえへん。

      せやから……俺の元へ帰ってきいや。

      自分が傍にいないと火が消えたようでイヤや。

      俺は、あいつよりを愛しているから。

      俺を本気にさせるのは自分だけやから。

      今すぐにを幸せにすることはできへんが、一緒にいることはできるで。

      せやから、俺の元へ帰ってきいや。

 

 

 

      ♯後書き♯

      姫条君お誕生日おめでと〜!

      初めて作りましたBDカードならぬBDレターは如何だったでしょうか?

      やはり、日常外の言語を扱うのは至難の業でした。(汗)

      一応、東京都民なので。(滝汗)

      今回の作品は去年(2003年)に考えたネタです。

      ということでごめんなさいっ!!姫条君。

      さっきまで逃げていました。(汗)

      誕生日にこんな切ないものを贈りつけるつもりでは!!!

      それでは、皆様の温かいお言葉で彼を祝って下さい。←押し付けんなよ