ねぇ、越前。
突然、好きだって言ったら、やっぱり驚く?
でも、俺の中じゃ、突然でも何でもない。
綿密に考えてのことなんだ。
君と出会ってからもう半年も経った。
あの日から……正確に言えば、越前を怪我させてしまったあの瞬間から
俺の君への気持ちは始まった。
風も冷たくなって越前はどうしているだろうってそんなことばかり考えている。
ちょっと悔しいよね。
君の気持ちを知りたいのに、結局、ぶつぶつ言うだけで何も出来ない俺。
だから、去年の文化祭で催された「詩の挙闘」で最優秀賞取れただけどさ。
そうだ。
今年もやるみたいだからそれで、越前への気持ちを書いたらどうだろう?
もしかしたら、越前も見てくれる?
……無理か。
ちょうど、青学も文化祭だもんな。
ねぇ、君のその瞳は何を見ているの?
秋空の夕焼け?
もし、俺だったら……。
俺、絶対、越前より強くなるから。
そしたら、君は俺に気づいてくれる?
俺が越前のこと好きだってことも。
例え、絵空事としても君を好きな気持ちは変わらないから。
♯後書き♯
皆様、こんにちは。
ついに、第二回目になりました『Streke a
vein』お楽しみ頂けてますでしょうか?
今回は先月開設したばかりのBL手紙を作業してみました。
気持ち的に「秋」をイメージしてみたのですが、如何でしょうか?
やはり、秋とくれば切なさということなのですが、私の作成する手紙事態そういうもの
がベースになっているので、今更ですよね?(笑)
伊武君はあのぼやきがある前にも結構、目を引く存在ですよね?
物静かですし、年齢より大人っぽいですし。←負けるな、私!(爆)
それでは、次回もお楽しみ下さい。