大好きな

         エヘへ…何か、お手紙って書くの初めてだからキンチョーしちゃうな。

         だから、ちょっとヘタかもしれないけれど笑わないでネ?

         ボクはずっとにムッティを見ていた。

         ボクはみんなが言う「マザコン」何だろーけど、は泣いてくれたね。

         パパのビルでスパイのようにママを見ていて、ボクに気づいて欲しかった。

         だけど、また、ボクのことで傷つくようなら今のままで良いって思うようになってきたんだ。


         ねぇ、


         ボクは、みんなのために弾くよ。


          のリクエストしてくれた「星に願いを」。

         あの曲はボクが弾きたくて今まで弾けなかった曲。

         ましてや誰かの前で弾くなんて考えてもいなかった。

         いつも、独りでやっていたから…。

         ソウマの家からは出られないからいっつも先生に来てもらってた。

         だけどね、最近になってパパに代えてくれって言われたんだ。

         モモがね、同じ先生でヴァイオリンを習っているんだって。

         だから、ね……やっぱり、一緒の先生はマズイから……ね。

         あっ…ダメ……だ。

         ヤッパリ、だんだん、涙がデテキタ。

         へへっ…変だね。自分でカイテテ泣いてるっナン……テ……。

         どんなに……ね。

         下を向こうとしても、ヤッパリ、オヒサマを見ちゃうんだよ。

         ボクはもうダメなんだって思っても、ヤッパリ、どこかでキタイしちゃうんだよ。


         だからね、

         ボクは、ミンナのために弾くよ。

         「星に願いを」…を…。

         それは、必ずミンナの心にトドクと信じて。

         ごめんね、


          にアテた手紙なのに、ヤッパリ、ボクはヘタだね。

         シーちゃんにブンショー書くときのコツでも習っておくんだった。

         だからね、これはボクが大事にドコカにカクシテおくネ。

         こんな手紙をアキトに見られたらタイヘンだもん。


         にはイッパイ、メイワクをかけているからダメなの。

         でも、心配しないでネ。


         への気持ちは、ボクの中にある。

         だから、この想いがこぼれそうになっても、ボクはずっとのそばにいるよ。


         だからねぇ、

         いつか、ボクがヴァイオリン弾きになったら、隣で笑っていてくれる?

         ボクがヴァイオリンを弾いてが笑っていてくれれば、他に何にもいらない。


         はボクの元気のミナモトだから…。

         だから、いつでものままでいて...。

 

 

 

         #後書き#

         初紅葉君手紙はいかがだったでしょうか?

         今年に入ってようやくまともな長さができました。(反省)

         それでは、このような所までお読み下さりありがとうございました。