もう、待てない


      「ねぇ……もう、…良いでしょ?」

      普段の彼からは、想像も出来ないぐらい甘い声を胸の中にいる女性に囁く。

      今日はG・Wの最終日もあって駅前はどこからか帰ってきた人で一杯だった。

      しかし、一度住宅街に入るとそれは束の間の夢だったかのようにいない。

      青学でモテモテな男子テニス部に所属している不二は一軒の住宅の前で堂々と一人の

      女性を抱きしめていた。

      その表情には滅多に開かない瞳がきらりと光っている。

      彼女の名前は

      保母になるため、短大に通っている。

      彼女は今から八年前に彼が卒園した幼稚園の園長の孫娘で、そんな二人が付き合い

      だしたのも、やはり卒園式が原因だった。

      既に夕日は空の彼方に消え入って街頭があちらこちらで点き始める。

      それと同時に周囲の民家から夕食の匂いが漂ってきた。

      いつもならここで今夜の献立を考えるところだが、今は彼女が愛しく思え欲している。

      押さえきれない欲情に胸の鼓動も更に高鳴り出していた。

      彼女は頬を赤く染め、彼の洗いざらしの袖をぎゅっと掴む。

      不二はそれを0Kと受け取り、顎を掴もうとした。


      「っ……だめ……だ…よ。周助君」

      「周助で良いって言ったでしょ?僕達、付き合っているんだから」

      彼女は彼の胸を強く押して小走りに脱出する。

      「どうして?八年間も付き合って僕のこと、嫌いになったの?僕はのことが…」

      「言わないで!そんなこと言われたら私の考えが鈍るじゃないっ!!」

      もう一度抱きしめようとする腕から逃げて家の中に姿を消えてしまった。

      不二は何分かその場を動こうとしなかったが、哀しそうな面持ちで歩み始める。


      (ごめんね。周助君…)

      その気配を玄関で聞いていた彼女は、顔を両手で覆い瞳から涙をこぼした。

 

 



      あれは八年前の卒園式。

      当時小学四年だった彼女は祖父母の手伝いをしようとして朝早く起き幼稚園に

      出掛ける。

      「おじいちゃん、おばあちゃん。おはよー!何か、手伝うことない?」

      「おぉ、か。おはよ、そうだね。じゃあ、この花飾りをそっと各教室に持って行って

       くれるかな?」

      元気良く返事した彼女は言われたとおり足音を立てないように、二階にある年長

      クラスに運んだ。

      作り物と言っても光が反射する度に、独自の輝きを放つ可憐な花達に高鳴る鼓動を

      感じる。

      ガラガラガラ……。

      それを何度か繰り返して最後の教室の扉を開いた。

      「おねえちゃん。おはよう」

      可愛らしい声が聞こえてきて目をぱちくりとしていると、少年が笑って奥の方から

      走り出てくる。

      「あっ、周助君。どうしたの?こんなに早く来て。お家の人は知っているの?」

      そばにある棚に箱を乗せると、スカートの裾に気をつけながらしゃがみ込んだ。

      「うん!あのね、、おねえちゃんにつたえたいことがあるんだ」

      いつものように無邪気に笑っている彼の頭を優しく撫でる。

      栗色の髪の毛が朝日に反射してきらきらと光った。

      「何かな?私に言いたい事って?それにしても『伝えたい』なんて良く知ってるね」

      「うん!おねえちゃんにおしえてもらったんだ」

      そういうと、不二は満足そうに笑う。

      しかし、次の瞬間に彼女の手首を掴んだ。

      「何?」

      「ぼく、……おねえちゃんのことがすきです!つきあってください!!」

      「へっ!?」

      いきなりのことでその言葉しか出てこない。

      「なっ!?何を言っているのよ。君と私は四歳も離れているのよ?周助君が立派な

       男の人になる頃にはきっと素敵な人が」

      「そんなのまてないよ!ぼくはおねえちゃんがすきなんだよ?だから、ぼくと

       つきあってよ!?」


      彼女に縋る様な潤んだ瞳と生まれて初めて感じた気持ちで思わずYESと言って

      しまった。

      それが我慢と忍耐と言う抑制の始まりとは知らずに……。

 




      「不二。どうした?最近、調子が悪いようだが」

      いつもの放課後、テニスコートで河村と試合した後五分間の休憩をしていると、それを

      観ていた手塚が声を掛けた。

      「どうして?僕はいつも通りだよ。心配してくれてありがとう」

      そう、いつもの笑顔を浮かべる。

      あれから九年の歳月が経ったというのに、はなかなか身を任せてはくれなかった。


      年頃の恋人達なら既に済ませているであろう口づけさえも…。


      乾汁を飲みながら彼女がいつか言った言葉を思い出す。


      『周助君が「本当の恋」に気づいたら……』



      それはどういうことなのだろうか。

      「ねぇ、乾。『本当の恋』って何だろうね?」

      「急にどうしたんだ?お前がそんなことを訊いてくるなんて」

      データノートを広げて彼の方に振り返り、不敵な笑顔を見せた。

      「ん、……ちょっとね。それより、『本当の恋』って何だか解る?」

      「あぁ、俺は興味がないが少しなら調べてある」

      そう言ってそれのページをぱらぱらと捲る。

      「あった、あった。『本当の恋』。人は恋をすると、相手が老若男女関係なしにだが、

       それでも差異を感じなければ始まらない。次に、相手のことを知る度に自分と同じ

       人間性を感じればそれは『本当の恋』になる」

      「へぇ、意外だな。恋愛には興味なさそうなのに、そんなことまでデータしてるって」

      不二は彼にお礼を言うと、素朴な疑問を向けた。

      乾の眼鏡が太陽の反射で一度光った後に口元に笑みを浮かべる。

      「あくまでも資料としてだ。真実がどうだか、俺は確認したわけじゃない。しかし、

       お前が確かめてくれるのなら話しは早い」

      「何のことかな?」

      得意の笑顔の中に隠してみるが、彼には全てお見通しのようだった。

      「……まぁ、良い。本当の所を確認したら俺に教えてくれよ」

      「ん。……わかった」

      「…あっ」

      また、乾汁を口に含もうと彼が小さく呟く。

      「どうしたの?」

      「不二の不調の原因が今、昇降口に入っていった」

      乾が指差している場所にはもう誰もいなかった。

      「本当にだったの?見間違いじゃない?……って、どうして君が彼女のことを

       知っているの?」

      「この前、街中で君達を見かけたんだよ。俺もつくづく信用がないなぁ。一度見た

       だけだが、輪郭まで覚えているよ」

      しかし、彼の答えを聞く前に昇降口にまで駆け出す。


      (どうして…今ごろの時間はまだ大学じゃなかったっけ?)

      ただ、今は愛しい人の元に行きたかった。


 

 


      「竜崎先生っ!こんにちは」

      職員室の扉を開いた彼女はその姿を見つけると笑みを浮かべる。

      今日の三限にあった講義は、休講になりたまには母校である青学に遊びに来たのだった。

      その声に振り返った彼女自身も満面の笑みを浮かべて腰を下ろしていた椅子から

      立ち上がる。
         

      「おや、まぁ!誰かと思えば懐かしい人物に遭遇したものだね」

      「えっ!?あれから四年経っているのに、私のこと覚えてくれているんですか?」

      「当たり前じゃないか。は家のマネージャー兼マドンナだったからねぇ」

      そう、竜崎は豪快にの肩を叩いた。

      「もぅ、先生は相変わらずですね」

      「当ったり前じゃ。私を誰だと思っているんだい?青学男子テニス部顧問の竜崎スミレ

       だよ?そん所そこらの老人と一緒にしないでくれるかい」

      彼女を促すと、奥の部屋に入る。

      「それにしても、家の彼氏とは仲良くやってるかい?あんたがいた頃は次々に告白

       した奴らが退廃してったからね」

      やかんにポットのお湯を少し入れると、コンロにかけた。

      「先生ったら……昔の話何か良いですって」

      彼女の机に視線を落とすと、ファイルが無造作に置かれている。

      「あぁ、そこのものは片付けないでおくれ。今度、団体戦をやるメンバーを決めるん

       だからね。あんたの時は部長と混合に決めてくれて助かったが、今の青学には

       マネージャーがいないんでね。決めるのも一苦労さ」

      また、豪快に笑うと、彼女の異変に気づき、振り返った。

      「どうしたんだい?あやつと何かあったのかい?」

      「竜崎先生……私、……どうしたら良いのか分からないんです」

      そう呟いたの目から涙が溢れる。

      「彼がどんどん男の人になるたびに、私、……考えが鈍って」

      「何の考えだい?」

      「彼が、…周助君が…、『本当の恋』に気づくまで私は隙を見せないこと……です」

      自分を抱え込むように腕をきつく結んだ。

      「おやおや。また、たいそう立派な目標を立てたものだね。でもね、。所詮、あんたは

       女。一人で生きて行くのには辛いものもある。しかも、年頃と来ればまだまだ人の

       温もりが恋しい。なのに、今からそんな意地を張っててどうするんだい?」

      「解ってます。でも、彼がもっと素敵な人になった時、私のような年上が着いていたら

       いけないような気がして……」



      …ガラッ!?

      そうが言うと、いきなり職員室の扉が何者かによって開かれる。

      「え……」

      急に立てられた音に驚いて振り返ろうとすると、その人物により抱きしめられた。

      「おやおや、彼氏君のご登場かい」

      「っ!?」

      お盆の上に二つの湯のみを乗せながら言った言葉が信じられない。

      だけど、まだ、この感触には覚えがあった。

      GW終了後にいつもと違う不二がいきなり抱きしめてきたのだ。

      それだけで眩暈になりそうな所に抑制するのがやっとだった。


      「周、助君?」

      「……」

      聞き慣れたテノールの声が頭上を掠める。

      それに混じった息が髪の毛を数本、揺らした。

      背中越しに鼓動が伝わるのではと平静を保とうとするが、それは空振りに終わり彼を

      意識する度に速度を変える。

      「僕はもう、…本当の恋をしているよ?君に」


      (…今、なんて?)


      「ほれほれ。お二人さん、続きはどっかでやっておくれ。部長には私から言っておくから」

      「くすっ……では、先生、後は頼みます」

      そう言うのが早かったのか、を抱き上げ、職員室を後にした。

      彼女は余りのことで言葉が出ず、呑気にお茶をすする女性に視線を走らせる。

      『ガ・ン・バ・レ』

      そんな声が聞こえるように唇の動きを見ていた。

      彼らが去った後、竜崎はぼやくように呟く。

      「可哀相に……あれじゃあ、無事に済むわけないな」

 

 



      「離してっ!どこに行くの?」

      「……」

      先程から階段を上っている彼に不安げに顔を見上げた。

      こないだもそうだったが、この八年間で、不二が瞳を遠くからも分かるように露わに

      しているのは珍しい。

      それだけで胸の高鳴りがスピードを上げた。

      でも、彼は黙っているだけで屋上の扉を片足で押し開ける。


      「えっ……屋上?」

      目的の場所に着いた事で腕から解放されたは不二の顔を見ようとした。

      「んっ!」

      すると、唇を獣のように奪われる。

      「ちょ……周っ、やめ…」

      隙間から漏れる声が虚しく響いただけで彼はその動きを止めようとしなかった。

      このまま唇を重ね合わせていたら、気が吹っ飛んでしまいそうだ。

      「…好きだよ。……愛している」

      「周助君…本当に、私で良いの?」

      不二から解放されると、いつもの微笑を浮かべる。

      その言葉に不安を感じ、彼の瞳をそっと見た。

      それは夕日を映して紅色に見える。

      「周助で良いって…言っただろ。君で良いんじゃない……じゃなきゃ駄目なんだ」

      耳元にこれでも本当の恋をしていないか、と囁く彼にくすっと微笑むと、もう一度

      キスした。

      「でも、それでも駄目だって言っても……もう、待てない」

      そう宣言すると、彼女に今度は深く口づける。

      いきなりの事でガードしていなかった口内に侵入し、自身を求めた。

      「んっ…!?」

      水を得た魚のように動きを辞めない不二の後頭部に抱きつく。

      勢い良く舌を絡めて来るので呼吸が長く続かず、空気を求めるがそれを許さなかった。

      しかし、自分の理性が、段々消えていくのが解る。

      ふと気づくと、彼の舌に厭らしいほどに絡み付いていた。

      でも、それに気づいても敢えて止め様とはしない。

      今は少しでも、愛しい人を感じたいから……。


      「あっ…あ、ああ」

      既に抑制モードは切って落とされた。

      彼女が短く声を上げる。

      彼が彼女の白いブラウスのボタンを器用に開けると、左の鎖骨に唇を押し当てた。

      この感覚を何て呼べばいいのかわからず、ただ感情のままに鳴く。

      それが厭らしく動くと、体中に電流が走るように痺れが思考回路を一つずつショート

      させた。

      唇を預けたまま右手はブラジャーの上からちょうど良い大きさの胸を揉み始める。

      「あっ、ああっ……ふぁ」

      不二はそこに赤い花を咲かすと、それのホックを外し露わになった二つの山にある頂を

      口に含んだ。

      「やぁ、周助…っ……くん」

      「クスっ……『周助』って言わないならもっとここをいじめちゃうよ?」

      そう言った彼が笑うと、その白い膨らみを揉む速度を速める。

      「あっ…ああっ……しゅっ…すけ、周助」

      「クスっ……良く出来ました。じゃあ、ご褒美を上げるね」

      甘い音色を奏でる彼女の唇に、自分のもので塞いだ。

      「んっ、はぁ……っ…でも、誰かが来るんじゃ……あっ」

      コンクリートの壁に押し当てられているは、不安そうな瞳を彼に向けると右耳朶を

      軽く噛まれた。

      「大丈夫だよ。ここには、滅多に誰も来ないんだ。…それに、ほら」

      ジャージのポケットから何かジャラジャラと音を立てるものを取り出す。

      それは彼女の目の前に姿を現して、理解するには時間が掛かった。

      「クスっ…こんなこともあろうかと、前もって職員室から屋上の鍵を手に入れといて

       良かったよ」

      唇の端を緩めると、ロングスカートの中にするりと手を潜り込ませて薄地の上に

      たどり着く。

      「やぁ……んっ!」

      そこは既にぐっしょりと濡れていた。

      「凄いよ……のここは…」

      「んっ、言わないで……そんなことっ…アア」

      彼女の秘部を強く押してみたり優しく擦ってみたりして堪能する。

      その度に上げる甘い声と吐息で、不二の下半身も限界に来ていた。

      しかし、自分のものがこの場所に入れるのかと考えると、それをためらう。

      でも、その一方で見る見るそこから蜜が溢れてきていた。


      「周助……?」

      我に返ると、涙を瞳の端に溜めたがこちらを凝視している。

      自分の一番恥ずかしい部分を見られて平気なはずがなかった。

      その証拠に彼女の頬がほのかに赤く染まっている。

      それが愛しくてもう一度唇を深く求め合った。

      「何でもない…入れてもいい?」

      そう言うと、の頬がピクリと震える。

      やはり未知の世界には抵抗があるようだ。

      だが、彼自身は治まる事のない勢いで締め付けていた。

      「ごめん…もう、我慢……できない!」

      「うん、……来て……周助」

      彼女に嫌われてしまうのではないかと思っていたが、それとは裏腹に彼の大好きな微笑を

      浮かべる。

      それだけで胸が一杯になり思い切り抱きしめた。

      「愛している…

      「ん……あっ、私も周助のことを愛している」

      下着を足首まで下ろすとすっかり大きくなった自分自身を取り出す。

      「…本当に良いの?」

      止めるつもりはないがそう訊かずにはいられなかった。

      お互いに初めてなので激痛は確実である。

      すっかりショートしたと思っていた理性がそんな言葉を発した。

      しかし、彼女はまた微笑を浮かべ、彼の唇を自分のもので塞ぐ。

      「良いの。…お願い、私を……周助のものにして?」

      「…。うん、……解った」

      開け放たれた彼女自身に自分のものを当てると、小さく声を上げた。

      しかし、それが始まりのように彼自身は挿入する。

      「イっ……!」

      「アっ!?あぁ…やっ……」

      二人とも初めての出来事に声を上げずに入られなかった。

      彼女には何ものか解らない痛みが襲って来るし、不二には自分自身を必要以上に

      締め付けてくる。

      「……もっと、力抜いて。出ないと、僕が入れな、い……」

      「そんな、こ……とっ…言っても……ああっ」

      彼の言葉に反応しながらも、押し寄せてくる激痛に強く抱きしめる腕に力を込めた。

      しかし、彼女の中で必死にそれと戦っているのが感じられる。

      「…もう、ちょっとだから……がんば……って」

      「んっ、周…すけ……ぁ、アアアっ」

 

 



      「ふぅ……見てごらん」

      半分気を失いかけた彼女に不二は荒い息遣いのままそう言った。

      彼が捲し上げた場所には、繋がっているのが解る。

      「うそ……。あんなに痛かったのに」

      不二は呆然とそれを見つめるの額にキスを落とす。

      「動いても良い?……君の中、温かくて気持ち良い…」

      「……馬鹿」

      顔を赤く染めると、どちらからもなく唇を求め合った。

      彼が腰を一突きすると今までと違った感覚が彼女を襲う。


      「あっ……ぁ、あんっ……しゅう、すけ」

      「。…っ、気持ち良い?」

      「はっ……やっ、イ……イイ……ああっ」


      繋がった場所から水温が厭らしいほどするが、今はそんなことはどうでも良かった。

      二人の脚から愛液が流れ落ちる。

      彼女が甲高く上げる声に不二も段々絶頂を感じ出した。

      「っ……もう」

      「あんっ……私も…イキ、たい……アァ!!」

      「じゃあ、…一緒に……イク?」

      「ぁ…周、助……来てっ……んっ、はぁ…」

      彼が腰を衝く度にそれは速度を増していく。

      彼女の中がまた締め付けてくるのを感じると、自分の想いを放った。

      果てた後もしばらくそのままで抱き合った二人は唇を貪るように奪い合う。

 

 


      「周助…今まで無理させてごめんね」

      「いきなり何を言うかと思ったら、…どうしたの?」

      いつものように優しい声がに向けられた。

      「だって、……ずっと、待ってたでしょ?……こうなることを」

      自分の前でもじもじする彼女を見ていると何だかまた、欲望が膨らむような気がする。


      でも、それは、単なる気のせいではなかったりする。

      「きゃあっ!」

      「どうしたの、?」

      「どうしたのじゃないわよ。また、元気になっちゃったわよ?もう、…中学生君は」

      彼女に言われるまで気づかなかったが、繋がったままの彼自身がまた想いを遂げよう

      としていた。

      「どうするのよっ!?一回目は解らないけど、二回目は妊娠するかもしれないじゃない!」

      しかし、不二はいつものように笑うだけで冗談のように甘く囁く。

      「良いよ。僕、責任取るから。今はまだ出来ないけど、四年後結婚しよ」

 

 



      ―――…終わり…―――


 

 


      ♯後書き♯

      こちらは私には勿体無いお友達の羽月りせ(旧姓:Rise)様にお送り致しました

      作品です。

      わぁ〜い、初裏できたぁv

      自分で作った割りには作業中に赤面しました。

      こんなことを普通に考えて書こうなどとしている私は物凄く『腐女子』だなーと…

      そして、これに懲りずに次回を生み出そうとするのでした。(滝汗)

      え〜……っと、こんな私で宜しければ、ご感想お寄せ下さい。


            


 

 

      因みの様で、書きにくいのですが、密かにお友達募集中ですv

      「しょうがねぇ〜なー…いっちょ、なってやっかぁ」などというお心優しい方は『掲示板』

      で申告なさって下さい。

      私のご友人になられてもメリットはございません。(笑)

      一緒に同人活動を手伝って欲しい(そんな活動はしたこともありません)というわけ

      ではなく、ただネット上で楽しくお喋りができたならというアクマでも柊沢の勝手な

      申し出です。

      それでも構わないという方はどうぞ宜しくお願いします。(深々)