愛するへ
こうしてお前に手紙を書く日が来るなんて予想していなかったよ。
俺はずっと前からの兄の涼と出会った頃から好きだった。
あの頃はよくお前を取り合って喧嘩したのが懐かしい。
知ってたか?
涼は俺がのことが気になっていることを知って、俺をお前から
遠ざけようとした。
あの頃から気が早く「お前なんかに俺の妹はやらん!」って
言い張ってたんだよ。
……あの頃は楽しかった。
俺たちの祖母の家には、すすき野原が広がっていてそこが
遊び場だった。
あの事件があって俺が涼に成り代わった日、俺はサーシャの夢を
見るようになった。
その少年は今の自分のように人間不信に陥りながら、命を繋ぎ
止めるためにサーカスで働いていた。
それは、スージーと結ばれるまで続いた。
知ってたか?
俺がどれだけお前に兄としてではなく、男として触れたかったか。
だが、どうしても、あいつの残像が頭の中にこびりついて、
俺には手に入れない遠い存在のように感じていた。
いつか、がリビングで寝てしまった時、俺は理性を抑えるのが
やっとだった。
でも、お前の寝顔を見ている度、それは鈍って気がついた時には
抱きしめていた。
体中を走り抜ける真実が俺をただの男にさせる。
今だからこうして書けることをシバ神よりもコリンズ神よりも
涼に感謝している。
俺を導いてくれたのは、結局お前の兄だとそう思っていたい。
いつかの朝に目覚めた時、俺はお前の笑顔を見るとそう思わずに
入られなかった。
愛している。
これからもずっと、だけを…。
#後書き#
きゃ〜〜〜涼さん素敵すぎです!←自画自賛?
いえ、これは自慢ではなくゲーム中の彼に対してです♪
それにそのような大それたことを小心者の柊沢は、言えません!!
言う気もありませんが、そもそも言えません!!!
えっと、私はゲーム中では二人目でクリアしました。
『Siesta〜すすき野原の夢物語〜』を語り合える方が
いらっしゃると嬉しいですね。(笑)
それでは、今宵も良い夢を…。