元気にしているか?

           俺はいつもどおり、青い空の下で部活に出ている。

           お前のことだから俺の体のことを気にしているかもしれないな。

           と過ごした最後の日。


           伝えられた言葉に俺は正直言って冷静を失っていた。

           ご両親の都合で引越しが決まったと、俺に隠していたの横顔は今にも張り裂け

           そうで、それでいて優しく真っ直ぐ前を見つめていた。

           俺は、そんなお前を見て入れなくて何度も強く抱きしめた。


           なぁ、

           俺は、お前がいなくなるだけで落ち込むような弱い人間だと思ったか?

           あの時だけは冷静に見つめられなかった瞳をのものと合わせた時、お前は崩れ

           去るように泣いたな。

           その雫の一つ一つが俺の心に染みるように、言葉を出せなかった。


           遠い国に行くことが決まったこと。

           俺は現実から逃げ出したい思いを唇に込めた。


           なぁ、


           俺は、決してお前と出会ったことに後悔を感じていない。

           むしろ、俺で良いのかさえ考えていた。

           俺はまわりの同年代の同性よりも冷静すぎる。

           だから、が俺に振り向くはずがないと思っていた。

           だが、その考えは間違っていた。

           お前の瞳は既に俺を捕らえていた。


           だから、……

           俺はお前を迎えに行く。

           実力を付けてプロになり、その暁にはを今度こそ浚っていく。

           もう、二度と失いたくないんだ。


           良いだろうか?


           ……大事な時に訊ねてはマナー違反というものだろうか?



           愛している。


           今はまだできないが、いつか必ず結婚をしよう。


 

 

 

           #後書き#

           ぐはっ!我ながら今回の初手塚レターは腰に来ました。(爆)

           今まで、「愛している」で閉めていたのに、またまた、この柊沢は、キャラの

           一人歩きを阻止できませんでした。(汗)

           遂に、プロポーズまでさせちゃいましたよ!

           あぁ、健全な中学生の少年にこんなことをやらせてしまって……後が

                     怖いです。←誰に?

           この作品は、「テニスの王子様」Music Clip ゲーム『LOVE OF PRINCE』

           の彼の歌から頂いてきちゃいましたv

           歌詞はやはり、サイドストーリーを考えたのか、少ないです。(笑)

           それでも十分酔ってしまった私は、こうして手紙を書こうと目論んでいた訳です。

           それでは、皆様からのご感想お待ち申し上げております。