ねぇ、さん。


         いつの頃だろう。

         俺があんたを女として意識し出したのは…。

  
         さんが新選組に入ってきた頃は、俺より年下なのに俺のことを

         「平助君」って呼ぶ生意気な奴としか考えてなかったのに、さ。

         『平助君が好きだよ』

         昨夜のことがまだ信じられない。

         けど、唇に指を当てるとまだ残っているんだ。

         涙の接吻。

         結局、俺があんたを泣かせちゃったね。

         誰よりも好きなさんを。

         でも、俺は伊東先生に着いていくって決めたから。

         現実的には離れ離れになるけれど、いつだって心は繋がっているし、

         また会えるから。

         だから、そんなに泣かないでよ。

         俺が初めて心の底から好きになった人なんだから、さ。

         あの時、言えなかった言葉。

         それは、叶わない俺の夢なのかもしれない。

         だけど、俺はあんたを好きになることで、それを実現したいと

         考えるようになった。

         ねぇ、さん。


         この戦いが終わったら、祝言をあげよう。

         俺たち二人きりでも良い。

         あんたの笑顔があれば、それだけで俺は幸せだから。



         ♯後書き♯

         皆様、こんにちは。

         「幕末恋華 新選組」第二段藤堂君手紙はいかがだったでしょうか?

         ようやく彼の恋愛イベントを見終わった私は、早速作業して

         みたわけです。

         感激しすぎて眠れません。←深夜にゲームをしている馬鹿(汗)

         彼のファンの方々は申し訳ありません。(土下座)

         私は当初大して彼を知りませんでした。

         私のプレイスタイルというのは、迷ったら短い章のキャラから

         クリアしていくというものなので、藤堂君もその餌食になった

         というわけです。

         それでは、皆様のご感想をお待ちしております。