ベネズエラの社会・政治上、そして、経済改革が進む中、都市農業が国中で発展する多くの急進的な革命プロジェクトのひとつとなっている。2003年3月、都市農業は政治上の公式方針となった。都市農業は、無農薬の手頃な食料を人民に提供するプロジェクトである。このプロジェクトは、コミュニティのために、コミュニティにより運営されており、その中央的な位置づけは、強力なコミュニティのエンパワーメントと集団の努力を確立することにある。
ベネズエラは歴史的に石油依存型の経済で、人口の92%が都市で暮らし、農業のGDPは5%にすぎない。そこで、都市農業が、極端な都市の貧困や輸入食品への依存と戦う多くのツールのひとつとなったのだ。
ウゴ・チャベス(Hugo Chavez)の選挙と新たな憲法が作られて以来、ベネズエラ人たちは彼らの政府に活発に参加できるだけではなく、彼ら自身のコミュニティの発展のため、政策の制度化と実現に声を投げかけている。
このプロジェクトは、ベネズエラの土地農業省からの資金と同じく、キューバ政府からの技術支援、FAOの支援により可能となっている。国連も、コロンビア、キューバ、セネガル等、他の発展途上国から専門家を派遣することで、この都市農業プロジェクトに貢献しているのだ。キューバ政府は、このプロジェクトの開発にあたり、貴重な知識を提供する45人の技術者を提供することで、その連帯と支援を確立した(FAONewsroom2004)。
ベネズエラの土地・農業省は、カラカスで4000ものマイクロ菜園と20の農業協同組合を確立することで、このプロジェクトを立ち上げた。
ベネズエラ政府は、都市農業の集合体を通じて、国の野菜の20%を供給することを望んでいる。ウゴ・チャベスは、主張する。
「化学資材はまったく使われていない。だから、これは、ベネズエラ人が食べられる最も健康な野菜なのだ」。
コミュニティ参加は主に二つの形で表される。第一は、直接的な集合的な仕事と自覚した消費者としての二つ目である。このプロジェクトの参加者は、有機的なマイクロ菜園を栽培・維持し、手に入る値段で新鮮な農産物を販売する。次に、組織化されたコミュニティをエンパワーメントすることとあわせ、自分たち自身の福祉のためにこうした集合体からの農産物を購入することの重要さを理解し、コミュニティが自覚した購入者になる。
ホセ・マキシミノ・トロ(Jose Maximino Toro)氏(64歳)は、カラカスのダウンタウンの都市農家だが、ボリヴァールIプロジェクトに活発に参加している。
彼は、日々のコミュニティへのコミットメントとして、そして都市農業の革命過程として、政治的な意識を確立することの重要さを理解している。彼は、様々な農産物を持て、木立をきれいに保てるよう朝6:30には作業を始める。私たちは、これができるだろうか?。なぜなら、生鮮農産物をもてるように、コミュニティから多くの人々が来ているからだ。こうしたプロジェクトは、ベネズエラ中で、大量な住民参加を作り出しているのだ。
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