2001年、私たちは、キューバの3グループにバンクーバーにある小さな堆肥デモンストレーション菜園を案内したことがあります。そして、彼らは全員、私たちがキューバを訪ねるよう誘ってくれました。私は、2001年のクリスマスにそれをやることに決めました。以下は、私たちが訪ねた都市農場のハイライトです。私たちのHPの他の記事でキューバの都市農業史については適切に扱われているので、ここではそれはやりません。私が告げたいのは、私たちが訪ねたどの場所も園芸についての情報を必要としていたということです。雑誌、本、小冊子と何でも。たとえ、英語でさえもです。インターネットへのアクセスがとても限られているので、通常の情報は彼らの資源にはなりません。また、それを届けるのは問題かもしれませんが、彼らはコンピュータも必要としています。そして、私たち誰もがそうであるように、彼らも、都市農業プロジェクトを進めるのに資金を必要としています。そして、キューバを旅するならば、いくつかの瓶をご持参ください。
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| 農産物は、観光地バラデロでは不十分でしたが、私たちは2、3の裏庭で見つけました |
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ハバナの農民市場
農民たちはひとたび割当て量を国に販売すれば、ここで余分な青果物を販売するかもしれません |
■アクタフの農場
ACTAF(Asociacion Cubana Technicos Agricolas Forestales)が、私たちがハバナで訪ねた最初の都市農場(organiponico)でした。私たちは、それを略して「タラの菜園」と呼ぶつもりです。タラ・マギー(Tara
McGee)さんは、カナダのビクトリアを拠点とする環境グループ、ライフサイクル(Lifecycles)で働いているのですが、彼女は、キューバでプロジェクトに取り組んでいました。カナダを訪問したキューバのグループのひとつと彼女が同伴して私たちの菜園を訪ねたときに、私たちは初めて彼女に会いました。
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| 菜園の管理者、エヒディオ・エウヘニオ・パエス・メディーナ(Egidio Eugenio Paez Medina)氏とタラ・マギー(右Tara McGee)とスプリング・ギラード(Spring Gillard) |
この農場は2年目で631ヘクタールありますが、きゅうり、レタス、ビート、ラディッシュ、ペッパー、キャベツ、たまねぎ、セルリー、そして、キャッサバ(yucca)やサトイモ(boniato)のような伝統的な糊分のある根菜作物(viandas)を植えていました。トマトには、近代的な潅漑設備があり、温室で栽培され、マンゴー、バナナ、グアヴァは農場の縁に植えられていました。
タラのプロジェクトは、ハーブと薬草菜園をデザインし、作り出すことになっていましたが、今までのところ、彼女はやっと石ころ、ガラス、その他の残骸を土地から取り除いただけでした。土が痩せていることが、ACTAFの問題でしたが、彼らは現在、適切に土を修復するのに十分な量の堆肥を作っていません。市場で販売するため、一年中30日間で輪作をしているので、緑肥も利用できません。ですが、彼らは、ミミズ堆肥の副産物を施し、コンポスト・ティ(訳者注:ミミズ堆肥を水に浸した抽出液)を実験していていました。
農場は、まだその能力を全部発揮して運営されてはいません。土地の一部はヤギや牛用の牧草地として使われていますが、それらを耕すスタッフも機械もないときは、休閑されています。現在、8人の労働者がいますが、15人を必要としています。
水質汚染やモノ不足も問題で、彼らは、既存の池を広げ、アヒルと魚を飼い、水質の鮮度を保つため、水生植物で満たす計画を持っています。
ほとんどのオルガノポニコと同じく、ACTAFも有機農業の原則を、現場の教室で菜園者たちに教えていました。そして、トレーニングや技術サポートは、農業省、園芸クラブ、そして、アントニオ・ヌネス・ヒメネス財団などの他の都市の持続グループによって提供されています。
■アラマルの都市農業
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| ミゲル・サルシネス・ロペス(Miguel Salcines Lopez)農場長と、園芸家ノーマ・ロメロ・カスティロ(Norma Romero
Castillo)、スプリング・ギラードと通訳 |
私たちは、ハバナでの最終日に「ノーマの菜園」、UBPC オルガノポニコ・ビベロ・アラマル(Vivero Alamar)を訪ねました。この菜園は5年目でとても集約的です。ノーマさんは、9人の園芸スタッフのひとりですが、それ以外のほとんどの都市農場には、一人か二人のスタッフしかいないので、その違いは明白でした。ベッドは申し分なく手入れをされており、豊かな赤土の中に探してみても、病害虫は見つからなかったのです。最近、猛烈なハリケーンに見舞われましたが、その生産は標準に回復しました。
彼らは、通りに面した直売所スタンドで毎日生産物を売っており、それは約10万人に役立っています。最大の売り物は、レタスとトマトですが、観葉植物が実際の収入源になっているように思えました。事実、この農場では、その直売所で販売する米と豆のような農産物を買い入れ、それで利益をあげることができ、この農場はとても成功していました。
私たちは、ノーマ農場が、5人から始められた協同組合であったことを知り、驚かされました。1993年、政府が国営農場の解体を始めると、規則357が導入され、こうした比較的自律的な協同組合の結成ができるようになったのです。土地はまだ政府のものですが、収穫物は所有しています。ですが、彼らは、一定の割当て量を国に販売し、農民市場の20%以下の価格で売るといった国の規則を遵守しなければなりません。
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| 生でも乾燥品でも販売できるよう選んでいます |
ノーマ農場の43人の労働者たちは、給料に加え、月あたりの農産物の価値として40ペソを受け取っていました。平均月給が約217ペソ(約10米ドル)ですから、補足の食料は喜ばれ、労働者用にヤギ、羊、鶏も飼育しています。
スパイスはオルガノポニコの外部ではほとんど得ることができません。キューバ人たちは、コショウが嫌いです。テーブルにはコショウ・シェーカーさえありません。緑の医薬品として知られる薬草はここでも栽培されています。国の保健医療システムが悩まされているので、代替医療は幅広く使われています。彼らも現場で有機園芸コースを教えており、カリキュラムに缶詰めや保存方法を組み入れたいと望んでいます。ですが、ひとつの問題があります。キューバでは保存用の瓶がとても手に入れにくいのです。
■自然と人間の財団
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| スプリング・ギラードとそのパートナーであるバリー・ルガー(中心・Barry Luger)氏。後列左から、ライフ・サイクル(Lifecycles)のジェン・プコネン(Jen
Pukonen)氏、モニカ(Monica)、私たち、カナダ人の通訳と別の従業員。 |
アントニオ・ニュネス・ヒメネス(Fundacion Antonio Nunez Jimenez de la Naturaleza y el Hombre)財団は、持続可能な環境の実践に専念しているNPOです。創設者、健筆家、科学者、探検家、そして執拗なコレクターのよく維持された美しい博物館の中にグループはあります。ここで、彼らはパーマカルチャーのコースを提供し、小冊子やニュースレターを発行、配布し、小さなデモンストレーション菜園も維持しています。コース卒業生たちは、それから、並木街や屋根、コミュニティ空間で都市菜園を始めます。
スタッフ、マリア・クルス(右Maria Caridad Cruz)さんと、ロベルト・サンチェス(左・Roberto Sanchez Medina)
氏は、まさにハバナでのここ10年間の都市農業の経済への望ましい効果を評価する本、(Agricultura Y Ciudad: Una clave
para la sustentabilidad)を発行しました。
■シード・ハウス
財団の近くには、政府が運営するシード・ハウス(Casa de Semillas) がありました。こうした「園芸店」は、ソ連圏が崩壊して以来、手に入れることが困難となった様々な種苗や生物学的病害虫防除品、有機肥料と農具を販売しています。
政府からとても簡単に種子が手に入ったので、私たちが話した農業者のだれも自身たちで種を保存していませんでした。そして、格納は熱帯の環境で問題でした。ですが、彼らは品種不足について不平不満を口にしていた。例えば、私たちは、レタスではたった一品種だけが農場で栽培されているのを目にしたのです。
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