2006年2月22日

国家政策として栽培される有機野菜と果樹

■バックグラウンド

 キューバを有名にした第一の作物はサトウキビであろう。カリブ海のそれ以外の島と同じく、キューバは18、19世紀には砂糖生産の中心地だった。サトウキビはスペイン人たちにより島中に植えられ、その生産や刈り取りは、最大100万人に及ぶアフリカ人の奴隷たちによってなされていた。1791年にハイチで起きた奴隷の反抗の後、キューバは砂糖産業に本腰を入れ、19世紀には世界最大の砂糖生産国となる。そして、その最大の市場は米国だった(Thomas, 2001)。

 1827年にハイチからフランス人たちが移民したことで、キューバには2,000以上のコーヒー・プランテーションもできたが、このコーヒー農園の生産も奴隷に頼っていた。その後20世紀前半には、タバコや柑橘類も重要になり、米国と貿易がなされた。キューバは、カリブ海最大の島である。そのため、最も近く最も大きな隣人である米国との大規模な貿易・交流が発展した。米国の大統領や力のある政治家たちは、何度もキューバを買収したり、侵入したりすることを試みたのだ。

 19世紀後半、米国は、キューバのスペインからの独立戦争を支援していた。この闘争は、1902年には成功をおさめるが、不正な米国に依存する政府がキューバではずっと続くことになる。1920年代には、多くの米国企業がキューバのビジネスや銀行に多額の投資を行い、農地の約3分の2も所有していた。失業や弾圧はおびただしく、1933年にはクーデターによって、フルヘンシオ・バチスタ(Fulgencio Batista)が権力を握る。その後の選挙によって、バチスタ政権は倒壊するが、1952年にバチスタは再びクーデターを引き起こす。暴力と鎮圧が続き、革命のための時は熟していた。1953年に始まったキューバ革命は、最終的に1959年1月に成功をおさめる(Thomas, 2001)。フィデル・カストロは権力を掌握した後、鉱山、銀行、電力会社を含む大企業を国有化するが、そのすべては米国によって所有されていたものだった。米国は間髪をおかず、キューバを経済的に孤立させるため、キューバに貿易封鎖を課すことでこれに報復する。革命家たちは思想的には既に社会主義だった。そして、ソ連に支援を求める。そのことは、結果としてラディカルな改革の実施を可能にした。だが、30年も外部に依存する体制を確立してしまった。スペイン人たちがキューバにたどり着いて以来、初めてすべての農民たちが自分たちの土地で生産の一翼を担うことにもなったのだが、ソ連からの膨大な補助金によって、換金作物が農業経済の中心に置かれるという悪い面もでてしまったのだ。

 1960年から1989年にかけての主な輸出品は、いずれも換金作物、砂糖、コーヒー、タバコと柑橘類だった。その作物は国全体で大規模農場集合体により集約耕作されていたが、これらは輸出用のものであり、1989年まで、キューバで消費される食料の55%がソ連から補助された輸入食料だったのだ。家畜飼料さえ97%は輸入され、それは、主にトウモロコシ、ダイズだった(Rosset and Benjamin 1994)。

■スペシャル・ピリオド

 ソ連からの援助によって、革命家たちのアイデアのかなりを実現させることが可能となった。とりわけ、巨大な識字力向上キャンペーン、全人民のための住宅や教育、そして、地元に根ざした医療システムを開発されるべきだとの考えが可能となった。こうしたイニシアチブからキューバの強さは発達し、農業や園芸研究に努力を注いだことで、情報や技術ネットワークが設定され、1989年のソ連崩壊で貴重となったテクニックをもたらすことになる。その後、キューバは突然支援を失い、1990年には「スペシャル・ピリオド」の始まりを目にすることになる。それは、極端なモノ不足と困難な時期であり、いまだにある程度は存在している。ほぼ一夜にして、キューバでは実際に燃料もなければ、輸入食料もなくなり、それまで輸入されていた肥料と殺虫剤の約80%も失った。しかし、他のラテンアメリカ諸国と比べ、危機に対処するにはキューバは良い位置におかれていた。非常に高度な科学や研究のインフラがあっただけでなく、1980年代前半以来、オルターナティブな農業にも対処していたからである。直ちにあらゆる知識が使われ、開発された。インフラ改革もなされ、集合的な国営農場の約40%は、現在では、農村コミュニティによって集団運営される農業協同組合へとなっている。2005年では、1100万人の国民あたりで1平方メートルのパティオ菜園が登録されており、都市農場はキューバの野菜の60%までを提供している。

■キューバのオルターナティブ・モデル

 オルターナティブ・モデル(Rosset and Benjamin 1994)として知られることは、自己持続性を目的としている。ソ連からの支援の一夜の損失によってキューバに課された目的である。このモデルは以下を最大限に使うこととした。

・土地
・人的資源
・有機肥料と輪作
・病害虫のバイオ・コントロール
・作物の多様化

 輪作は、土を蘇らせるだけではなく雑草を抑えるのにも役立つ。輪作は一般的な農法だが、キューバの有機農業では、病害虫被害を減らすため間作も用いられている。伝統的に、キャッサバ(yuca)やタロイモと一緒にトウモロコシが栽培されたり、食用バナナがキャッサバと栽培されたり、コーヒーがタロイモとあわせて栽培されたりしてきた。だが、大豆とサトウキビを間作することで、家畜飼料の不足に応じただけではなく、サトウキビの窒素肥料の必要性も減らしたのである(Rosset and Benjamin 1994)。

 だが、キューバがオルターナティブな技術で世界をリードしているのは、オルターナティブな病害虫防除の活用である。サトウキビ・シンクイムシを攻撃するヤドリバエ(Lixophaga diatraeae)といった寄生昆虫がサトウキビのすべての育苗畑に放飼するため飼育されている。こうしたやり方での害虫防除は、キューバ以外のラテンアメリカ諸国でも活用されてはいるものの広範なものではないし、キューバはバナナゾウムシを攻撃するボーヴァリア菌類(Beauvaria bassiana)等の病原体の開発でリードしている。

 アリモドキゾウムシを攻撃する捕食性アリPheidole megacephala等のアリは、アリが自然に豊富にいる森林等の保全地域で奨励されている。はちみつで餌付けをしたバナナの茎を保全地区に置き、それがアリで覆われると、サツマイモ畑にうつされるのである(Rosset and Benjamin 1994)。

 これとは、別のアリ、葉切りアリbibijagua(Atta insularis)は、果樹、とりわけ柑橘類に大きな被害を引き起こす場合は、化学農薬の使用が認められているが、いくつかの菌の開発が続けられている(Perez Alvarez 1996)。

 25科約40種の食物に、病害虫防除のポテンシャルがあるが、現在最も活用されているのは、インド大陸原産のニーム(Azedirachta indica)である。現在、キューバでは、作物の病害虫管理や家畜の寄生虫の駆虫剤として100万本のニーム木が活用され、25種以上の害虫、ダニと線虫が防除されている(Lotter2003)。

 また、窒素固定植物が地力を付けることが知られているが、中国産の窒素固定緑肥作物セスバニア(Sesbania)の抽出物には、殺虫効果があり、米の主要害虫を防除し、アレロパシーの特性を持つことから、いくつかの作物では雑草を抑制することもできる。しかし、キューバは、地力を付けるためバクテリアも導入している。アゾトバクター(Azotobacter chroococcum)等、キューバの土壌中に普通にある窒素固定細菌が作物に窒素を提供するため幅広く活用されている。一般的に熱帯では土壌にリンが乏しいが、熱帯土壌中では溶解しないリンを放出するため、キューバがバクテリアを開発していることは、それほど広くは知られていない。シュードモナス(Pseudomonas fluorescens)やバチルス(Bacillus)種等のリンを可溶化するバクテリアを活用する接種はP肥料の必要性を75%減らすことができるのである(Rosset and Benjamin 1994, Lotter 2003)。

 とりわけ、小規模な中庭菜園や都市菜園で役立つ土壌改良のひとつのやり方は、ミミズ堆肥の活用である。キューバ農業では50万トン以上のミミズ堆肥が、使われている(Lotter2003)。ミミズ堆肥には、複合的なメリットがあり、作物にとって簡単に溶け出す形でリン等の栄養物を固定し、病害虫防除を助け、作物の生育を改善する。ミミズ堆肥では通常の堆肥よりも窒素が多いことがわかっており、農業省 (MINAGRI)は、1ヘクタールのタバコで、40トンの牛糞肥料を4トンのミミズ堆肥が同収量で代替できることを示している(Rosset and Benjamin 1994)。

■都市園芸

 キューバが都市園芸を開発した主な理由は、スペシャル・ピリオドで深刻な燃料危機があり、ハバナに居住する大多数の人民や他の都市に住む住民に、その場所で食料を生産し、分配するためだった。これは、「フード・マイル」を究極的に減らす。そして、熱帯気候下ではとても簡単である。生鮮農産物が買えるというメリットとは別に、燃料や包装も節約できる。とはいえ、ハイドロポニコで栽培された野菜に分配する化学栄養物がない中、複雑な潅漑システムを通じて作物に散水するシステムを作り出し、「オルガノポニコ」という言葉を作り出したのは、キューバ人である。それは、必要な堆肥や厩肥の量を節約し、農地の土壌浸食を減らすために長くあげた床かカンテロ(cantero)で栽培するもので、都市郊外のいくつかの園芸農場では1ヘクタールかそれ以上の広さがある。住宅の近くでは、住民は生産者から直接農産物を買うことができる。カンテロのひとつは、たいがいミミズ堆肥やミミズ農法(vermiculture)用にわきにおかれる。
カンテロのラディッシュ、わけぎ、レタス。そのいくつかは間作されている

都市全域には、小さな土地やウエルトス(huertos)が多くあり、地元コミュニティやコミュニティが指名した個人によって管理されている。

 経済面やアクセスのメリットは別として、都会内で野菜や果物を育てることからは、次のような多くの副産物がある。

・有機廃棄物を堆肥にすることで、栄養分の循環する
・温室効果ガスを吸収し、空気の質を改善する
・野生生物の生息地として機能し、都市の生物多様性を高める

 現在、ハバナの食料の約90%は、ハバナやハバナ周辺で生産されているが、それ以外の都市でも状況は同様である(Rosset in Lott 2003)。シエンフエゴスでは、オルガノポニコが一人日当たり95g以上の生鮮野菜を生産している(Taboulchanas, 2001)。

■ハバナでの園芸や有機栽培の数事例

□国立植物園の果樹プロジェクト

 ハバナの国立植物園では、カルロス・バスケス(Carlos Vazquez) 技師が運営しているこのプロジェクトは、数ヘクタールの規模のもので、果樹園には110もの品種がある。

・果物保存のための27もの様々な製品、2,000リットル以上の保存食やソースや酢
・ほとんどが菜園レストランで消費されるが、60種の果物11トン
・個人、コミュニティ、学校植え付け用の50種の果樹の1,900本の苗
(Vazquez Rodriguez 2003)

日光で乾燥されるハーブ2003年12月
果樹プロジェクトのグアヴァ、マンゴー、柑橘類の苗

 果樹プロジェクトは、ハバナ気候や土壌に最も適した熱帯果樹品種を実験的に栽培している。マンゴーだけで35品種以上があり、普通の柑橘類の他、それほど目にされない金柑(kumquat)のようなものもある。チェリモア(A.cherimolia)、guanábana (A.muricta)、anón (A. squamosa) も含め、genus Annonaの一般品種が栽培されている。熱帯ラテンアメリカ原産のカスタード・アップルもある。フルーツPersimmon Diospyros kakiは豊富であり、南アジア産のスターフルーツ(Averrhoa carambola)もより小さく実を結びとても酸っぱいフルーツに伴う。A.belimbiは、スター・フルーツのインドネシア語belimbingにちなんで命名されたものだ。だが、生産的な樹木は果樹だけではない。ココナッツや多くの椰子もあり、油脂ヤシのLeycithis dubiaは、一般に栽培されているオイル椰子、Elaeis種よりも良質の油を生産するとされている。

 ハーブの中には、「ジャマイカ」という奇妙な名がつけられたものがある。このハイビスカスsabdarifaは、薬品としての特性を多く持ち、とりわけ、胃と血圧に大きく効果があることから、パティオ菜園での普及に重点がおかれている。Anis Helenium amarumは、ヒマワリと関連しているが、とても小さく、香りが強い植物で、その特性はまだ研究中である。

 植物園には、小規模な農場もあり、果物とともに栽培されている野菜のほとんどは、園内にある3つのレストランで使われている。そのひとつ、エル・バンブ(El Bambu)は、完全なベジタリアン・レストランである。エル・バンブでは、500種以上もの植物品種が使われ、その約70%は植物園で育てられている(Vazquez Galvez 2003)。しかし、果物が果樹プロジェクトの唯一の生産物ではない。どの果樹生産者も知っているように、ハチは花の受粉を確実にするのには欠かせない。植物園では、20の蜂蜜箱があり、年間に二回収穫できる。二回目は12月からはじまるが、熱帯の贅沢さである。はちみつは時々人民に販売されるが、ほとんどは従業員か地元住民にとても安く販売されている。

 大量の果物を生産することの二つ目の副産物は、熟しすぎ発酵した果物をアルコールにすることである。熟した果物をアルコールに処理し、瓶に入れ従業員に安く売る小さなワークショップがある。必要性がなければならないところでは、キューバのように消耗が全くないのだ。

□マリアナオのコミュニティ・プロジェクト(el Proyecto Comunitario, Conservacion de alimentos)
ペペ氏が、マリアナオのプロジェクト・センターで外に生える低木からビタミンCが豊富なベリーをどう集めるのかを学校の子どもたちに示している

 これはとてもダイナミックで教育的、生産的なプロジェクトであり、退職したビルダ・フィゲロア(Vilda Figueroa)とペペことホセ・ラマ(Jose Lama) 夫妻が始めたものである。ハバナの郊外のマリアナオ(Marianao)に、夫妻は、放棄されていた住宅をトレーニング・センターにしたのである。夫妻は、ジャムやチャツネ(マンゴー等の果物を種々の香料とともに煮た甘ずっぱいインドの保存食)といった保存食を作ったり、ボトルに入れることで果物を保存するワークショップにセンターを用いている。そして、人々が自分たちで野菜やハーブ(台所用と医薬品用)を栽培することを奨励するため、夫妻は、彼らの小さな中庭も使っている。車の古タイヤ、古パイプや粘土ポットを使い、巧妙な給水システムで栽培されている。家の周囲の小道に菜園を設けただけでなく、道路の向こう側の用地変の周囲にも菜園を設けた。そこで、夫妻は多くのハーブを育て、子どもたちにその育て方を教えている。また、コンポスト用に3個の大きい容器を持ち、菜園や地元の植物残渣はすべてここで再処理され、どんな肥料も外部から調達してはいない。

 何人かのボランティアと共に、夫妻は退職したロレンソ(Lorenzo)からも援助を受けている。同じく菜園家で、唯一賃金を受け取っている。夫妻は、現在次のようなプロジェクトを展開している。

・ハーブ、果物と薬用植物を栽培
・果実保存のワークショップを開催
・ハーブ・野菜プログラムで学校と協働
・種子を普及するためコミュニティに提供
・週2~3回、5分間のラジオプログラム
・毎週教育的なテレビ番組を主催
・果実保存、野菜栽培、薬用植物の栽培・活用方法の本を製作
赤いテントウムシがいる果樹「Nonni」。ビルダとペペの菜園にて

 本は少なくとも7冊あり、いくつかは英語で、アフリカ用にデザインされたものもある。キューバはアフリカには、多くの専門家、特に医学の分野の専門家を送っているのである。

 彼らの菜園でインパクトがあるひとつの小さな低木はnonni、Morinda citrifoliaである。この果物には、強い刺激臭があるが、そのジュースは、癌と関連する病気を治療する際に使われる。キューバで最も一般的に栽培され、非常に香りの高いオレガノ、アジアのオレガノColeus amboinicusを含めいくつかのハーブを含め、それは、民間療法で咳止めに使われている(Roig y Mesa 1965)。キューバではバジルは普通Ocimum sanctum Ocimumである。短期的な紫色か白の多年草で、糖尿病を治療するのに使えることが研究で確認されている(Roig y Mesa 1965)。


□小規模都市菜園

 セントロ・アバナ(Centro Habana)のセロ(Cerro)の忙しい通りのひとつで、ラクエル・カタネド(Raquel Catanedo)博士は、地元用の野菜や薬草を栽培するために、地元のコミュニティ・グループと3歳児のデイケアセンターと共に働いている。以前は荒廃していた土地は最近、フェンスで仕切られ、土を持ち込み豊かにされ、オルガノポニコが広まりつつある。カタネド博士は、ハバナ大学の栄養学の教授なのだが、食料や薬用植物の開発や加工の多くのプロジェクトにかかわっている。彼女は、「Asociación Nacional de Aficionados a la Botánica y Protección de la Naturaleza」ホアン・トマス・ロイゴ(Juan Tomás Roig)博士、あるいは、天然植物と自然保護協会の代表である。それは、キューバの野生植物や栽培された植物の用途について記載し出版をした植物学、植物採集者にちなんで命名された協会ものである(Roig y Mesa 1965)。

 カタネド博士は、近くに住んでいるが、この小さな土地の開発をコーディネーターしている。それは、援助の手は欠きはしないが、多くの機器がキューバではドルしか使えないため、しばしば資金を待たなければならない。現在、それは、たまねぎ、ホウレンソウ、マメ、ニンジンと様々なハーブを栽培している。

セントロ・アバナのCatanedo博士 2003年12月(左)と11カ月後の2004年10月(右)

 アレイダ・フェルナンデス(Aleida Fernandez)と化学者、マルレン・ハイ(Marlen Jay)とともに、カタネド博士も、セロで植物の加工処理ユニットを開発しているが、そこでは植物は乾燥され、化粧品、食料、人間と家畜用の医薬品に加工されている。

□サンティアゴ・デ・ラスベガスの郊外の菜園

 ハバナ郊外のサンティアゴ・デ・ラスベガス(Santiago de Las Vegas)区には、個人や彼らの家族用に野菜や香辛料を栽培する個人菜園がある。また、土地を使う条件のひとつは、地元コミュニティのために使うということである。地元のコミュニティ委員会により管理されたこれらの土地は、一部は多様な作物とその品種の源としての役目を果たしている。そこで、国立植物園でパートタイムをしているフリオ・マルチネス(Julio Martinez)は植物学者、メキシコ大学のモントセラト(Montserrat Gispert Cruells)教授との共同作業として、ここで作物の研究をしている。栽培されている野菜のいくつかは記録がされておらず、キューバの農村地域の家庭に代々伝わる知識から収集された各個人の知識から生じたものである。ひとつマメ品種は、小さな赤い豆を生産するが、フェンスをのぼり、少しのスペースしかとらないという利点がある。キューバで、より広く使われているハーブは、アイルランド海のヒイラギの同類であり、コリアンダーの実のような匂いと味がするので、香料として使われている。

(石油のピークオイル問題を扱うEnergyBulletinからの記事)
 Micheline Sheehy Skeffington, Organic fruit and vegetable growing as a national policy: the Cuban story, 2006.