2003年5月21日〜30日アメリカ

Cuba Sustainable Agriculture Study Tour

Washington State University

ワシントン州立大学CSANRキューバ持続可能な農業研究ツアーの背景
 過去十年以上、キューバは、環境的に、社会的に持続可能なフレームワーク内で農業生産、流通とマーケティング・システムを劇的に再構成することによって国内の食料生産を増加させている。1989年の以前は、キューバの農業は、ソ連圏への輸出用の大規模で資本集約的なモノカルチャーシステムに基づいており、肥料と殺虫剤の90パーセント以上が海外から輸入されていた。社会主義圏との貿易関係が1990年に崩壊したとき、殺虫剤と肥料は事実上消失せ、農業用への石油利用も半分だけ落ち込んだ。輸入食品も半分以上落ち込んだ。キューバでスペシャル・ピリオドと呼ばれるこの危機が、燃料、肥料、殺虫剤および先端技術の輸入に基づく生産システムから遠ざけ、有機的で、低資本、自立的な農業システムへのシフトに触媒作用を及ぼした。

 今日、キューバは、一部には、繁栄する小規模な農場セクター、広範なコミュニティと家庭菜園と直売ネットワークにより食物自給自足に近づいている。キューバの農業政策は、土壌保全、有機的な土壌投入、バイオロジカルな害虫コントロールと農村と都市人口の農業への再統合によって、エコロジカルに持続可能な生産を促進している。キューバは、有機的でバイオロジカルに集約的な農業の広範な採択を禁じた政策障壁を打ち壊し、包括的な持続可能で有機農業への転換を進めているように見える。キューバ有機農業協会(NGО)は、キューバは活動している持続可能な農業生産のオルターナティブのまさに最初の大規模なテストを提示すると主張している。CSANRがスポンサーとなったキューバ持続可能な農業研究ツアーは、何が働いており、また、何が持続可能な農業実践への大規模の転換に対する考慮で働かなかったかを観察する好機を提供した。
 17人のワシントン州立大学のメンバーとワシントンの農場経営者の代表団は、キューバへ移動し、10日間のツアーでキューバの持続可能で有機的、都市農業での革新に関して勉強し学習んだ。キューバ農業のスタディツアーは代表団がこの国際的に認識された会議に出席する機会を利用することができるように、有機農業に関する第5回会議と一致するべくスケジュールされた。3人のワシントン州立大学の代表団が会議でプレゼンテーションを行なった。

スタディツアーの目標と目的
 
エコロジーに基づき、エネルギー効率的な農業システムでの最近の革新について学ぶこと。農場、地域そして全国レベルで、従来の工業的農業モデルからバイオ的な集約生産システムへの転換の結果と範囲を評価すること。持続可能性がどのように評価され、また、成功のどの鍵の要素が他の地方や国々に適用できるかを学ぶこと。

  • 繁栄する持続可能で有機的な大規模、小規模、そして都市農業システムの原動力を直接に観察すること。食料生産、処理と販売戦略も興味があった。
  • バイオロジカルな防除有機体の農場での生産インフラを観察し、これらの設備の支援についての理解をえること。バイオ的なコントロールプログラムが、小規模、大規模でどれくらいよく成功しているか、そして他のどの変革(例えば栽培者と産業教育と協力)がこれらの成功に必要だったかを知ること。
  • キューバの農業と開発政策について、そして農業、健康、コミュニティの経済開発、環境そして教育的関心の間に創設されたリンケージの理解をえること。
  • ワシントンの農業研究と教育機関とキューバの相当物との長期的な協力関係を深める可能性を探求すること。
  • キューバでの食物生産し、分配し、消費での彼ら経験についてのキューバの農民と消費者からの直接的なヒアリングをすること。

  • キューバスタディ・ツアー・レポート
     
    このレポートは、我々のフィールドスタディ・ツアー中に、研究者、普及教育者と農民によるプレゼンテーションを通じて、そしてハバナでの有機農業会議で我々が学習したものの要約である。このレポートは、我々の代表団(ほとんどスペイン語でない)が翻訳者によって聞いたものに基づいている。さらに、農民、教育者、マネージャーと科学者を含む広く様々な個人にから我々が伝えられたことに基づいている。
     まさに世界の他の場所でのように、我々が各々に出あった様々な人々は異なる展望、知識と関心を持っていた。したがって、報告書の少数のセクションの中で示された情報が矛盾しているように見えるかもしれない。このレポートがフィールド訪問と講義の要約であると心に留めておくことは重要である。情報は翻訳者によって示され、異なるプレゼンターは異なる見解と情報を持っていた。
     このレポートの目的は、状況に関する事実の真実のセットを試み見つけることではなく、異なる展望、見解と我々が聞いた情報を示すことであった。我々は、関心ある問題についてフォローアップするためにリーダにそれを任せる。そこで、我々はこのレポートの終わりに参考文献一覧表を提供した。我々は、このレポートの中で示された情報のうちのどれにも質問する読者に、より包括的に、系統的に状況を示す他の出版物か文献に言及することを強く進める。

    2003年5月21日(水)・初日
     
    水曜の朝、我々は、ACTAF(Asociacion Cubana de Tecnicos Agricolas y Forestales)のリカルド・デルガド(Ricardo Delgado)代表の講義に参加した。講義は、スタディツアーのためにキューバの農業の概観を提供し、我々のホスト/翻訳者を紹介した。我々は、そのキューバ料理で有名な大衆レストランで昼食を食べた。午後、我々は、ハバナの農民市場を訪れ、晩にはハバナ大学の経済学者フリオ(Julio Carranza)博士による講義に参加した。

    1) リカルド・デルガドACTAF代表
     
    ACTAFは、アメリカのNPО501(c3)と類似した組織である。ACTAFは、1987年に公式に登録され、個人と組織会員の両カテゴリーがあり、地方分権化された構造で運営されており、地方支部が最も重要である。それは、18,000人のメンバーを備えた527の支部を持っている。ACTAFはトレーニングと普及プログラムを支援、組織し、セミナー、ワークショップとビデオを提供している。彼らが重点を置いている分野は1)小規模農家のトレーニング(垂直の普及)、2) 持続可能性に関連する情報の普及とトレーニング(水平の普及)、3) 地域コミュニティー開発の支援、4)上記のものをすべてを統合しネットワーク化することを含んでいる。ACTAFの目的は1)財源を得ること、2)素晴らしい調子での組織機能、3)農業セクターの要素の統合、4)農業リンクを統合、5)環境保護に寄与する政策を開発することである。

    キューバ農業の状況
     
    キューバから輸出された主要な作物は、有機と慣行の両方で次のとおりである。砂糖(それは圧迫された世界市場によって減少している)、コーヒー、カカオ、柑橘類と蜂蜜。他の輸出作物は甲殻類とタバコを含んでいる。多くの基礎的な商品が価格を低下させ、最大の障壁は、有機市場のためのマーケティングと認証コストを含んでいる。パラダイムはエコロジー的な平衡に全システムを移行させることであり、これを達成するために、彼らは地元資源に依存する低投入農業を求めて努力している。しかしながら、有機的な認証は、エコロジカルな持続可能性を意味しない。持続可能性は、栄養素の再利用と製品に関する国外への輸出戦略の発展を含むだろうし、ローカルなシステムはこれに対処しない。
     もともとはキューバは熱帯林だったが、1959年までには、キューバの土地の12%だけが森林に覆われていただけだった。1970年代に、キューバの科学者たちは、彼らの天然資源の加速された破壊について関心を持ち始めた。生きた障壁は開発された。つまり、竹が土壌保護、水を捉え浸透させ、土壌侵食を防ぐために植えられた。そして、1986年には、オルターナティブな研究プログラムが、1)オルターナティブ農業の研究、2)環境劣化を減少させる研究、3)土壌の質と肥沃度の改善、4)生産性の増加―これはスペシャル・ピリオドのスタート以前からあった、にすべての農業機関に要求することが国によってセット・アップされた。1959年の革命以前に、土地の80%は数人の所有者が所有しており、20%は借されていた。
     現在、燃料、設備スペア部品、殺虫剤、肥料の欠如と、輸送の高コストによって、大規模農場を維持できないかもしれないため、その逆が適用されている。農場は、国家セクター、非国営セクター、そして混在セクター運営として組織されている。非国家セクターは、協同組合と個別生産モードを含む。協同組合農場は、協同組合グループによって管理され、投入資材等の予算化とマーケティングの責任を負う。ますます多くの個人農場が usufruct(1)で維持されている。混合セクターは、国と海外投資家との間の合弁事業を含んでいる。多くの小規模な農民が、複合農業(polyculture)と動物牽引を含めた長期間の在来慣習を維持していた。小規模農場で大幅に食料生産を増加させるキューバの能力の多くは、この在来知識の利用に由来する。コンサルタントとして引き入れられた専門家と普及員と結び付けられ、この在来知識は非常に重要であり、我在れの代表団に講演した人々はこの事実を誇りにしていた。多くの農耕家が農業に戻り、そして農民から農民への運動(campesino a campesino)が支援した。キューバは、土地使用の効率性を高めるため都市農業モデルを開発した。成功した農業の変革のもうひとつの別の事例は、10年前にスタートした小規模な米生産システムである。今日、小規模な農民は、大規模農場よりも多くの米を生産している。
    有機的な技術
     
    キューバは有機農業とバイオテクノロジーの技術を開発し続けている。現在、キューバはいかなる遺伝子組み換えの作物も家畜を生産していない。もし、キューバに遺伝子組み換え生物があるとすれば、それらは輸入されたに違いない。フィールドで使用される製品の例はバイオ農薬 (つまりentomopathogenicな線虫)とバイオ肥料である。
     これらの製品は、ほとんど過去に合成化学薬品で扱われた場所内で使用されている。これらの土壌中では在来の微生物が非常に少ないことが気づかれ、それゆえ、加えられる微生物(つまりシュードモナス種類)を必要としている。それらは、生産され、利用可能な土壌の燐量を増加させるためにフィールドに追加される。合成化学殺虫剤がキューバで集中的に使用されてから、10年以上がたっていた。現在では、殺虫剤は害虫発生にのみ対処するために使用されている。例えば、コーヒーでは、固有の有益な人口の指摘すべき増加は、より重い化学の年月の間に一般的だった病害虫の問題の縮小にゆきついた。
    キューバの農民が直面している別の主な問題は種子の生産である。使用される種子の多くは輸入されているが、農民たちの間では種子の保存と種子交換の努力の主な傾向がある。さらに、彼らは、ローカルな品種を回復するために働いており、また病気がない実生苗の宣伝用propagationの組織培養でも働いている。これらの運動は、種子生産国立企業によって促進されている。
    食と栄養
     
    それは食べ物の品質と食の消費パターンに関する消費者教育するために挑戦している。キューバ人は「北ヨーロッパ人」の食習慣を継承しており、野菜消費を好まない。政府メディア、つまりコース、テレビ、新聞は、教育の努力を支援している。学校は、子供を教育し、様々な野菜品種を含む食事を供給する上で活発な役割を果たしている。
     さらに、女性がキューバ社会の食事で重要な役割を果たす。10年前に、全国健康システムは、病気と関連する主要なパラメーターとして食習慣を利用し、データを集め始めた。
     午前中のセッションは、El Ajibeレストランでのランチに続いた。それはハバナの高級レストランで、その鶏肉料理と典型的なキューバ料理で有名である。我々は、鶏、油で揚げた料理バナナ、米および豆を提供された。食事はすこぶる美味で、我々は、キューバで消費される米の半分は地元で生産されるものの、鶏のほとんどすべては輸入されていることを学んだ。
    1 使用権(Usufruct)は、もっぱらキューバ政府が所有する財産権が休止する公有地で違った土地(土地所有は政府のままで)に法的な権利を与えている。

    2)農民市場
     
    午後、我々は農民市場(Mercado Agropecuario)を訪れた。この市場は「Playa」市に位置し、住宅と観光設備がまさに平均水準以上の地区であり、それは、火曜日から日曜日まで開いている。

    農民市場のタイプ
    我々が訪れた市場は、「需要と供給」に基づいており、キューバの他の市場のいくつかよりも少し高めである。キューバのいくつかのタイプの農民市場がある。
    1)上限価格のある国営市場

     よりローカルに生産され、生産物が、国営農業で栽培されるため種類が乏しい。しかし、それは地元で生産され、しばしば同じ地区内でされるため、新鮮である。
    2) 個人栽培者の市場

     そこでは独立した栽培者が、彼らの国との契約を満たした後に余剰を販売する。天井価格はない。つまり、国の市場より高価である。だが、需要と供給により、そして価格がコントロールされる国の市場が共存することで価格は「調整」されている。生産ははるか遠方から来て、多くの種類があるが、生産物は、あまり新鮮ではない(熱い気候は、食物保存に苦しんでおり、輸送が非常に制限されている)。
    3) 日曜市場

     国全体からの生産物を備える
    通貨制度
     
    我々が訪れた市場での価格のサンプリングは、タマリンド5ペソ/バッグ(1/2ポンド)、ライム各1ペソ、そしてマンゴー各4ペソを含んでいた。さらに、我々は、少なくとも、少数のベンダーvendorsが二重価格表示システムを持っていることに注目した。我々にはライムは1ペソだが、キューバ人用の反対側のサインは50センターボであった。米ドル為替レートは2003年5月に1米ドル当たりキューバの26ペソだった。それが3つの異なる通貨からなるために、キューバのマネーシステムはいささか複雑となっている。
    1) キューバ・ペソ 2003年5月に1米ドルは26と見積られ、紙とコインで流通している。
    2) キューバ・ドル 米ドルと1:1と評価され、コインの形でのみ利用可能である。
    3) 米ドル     通商用に好ましい普及している。
    生産源
     
    この市場で売り出し中の野菜と果物の約75%は、有機的に栽培されていた。しかしながら、我々は、「有機的な」というタームが緩く使用され、殺虫剤なしに主に育てられる作物を参照していることをツアーの中でその後学んだ。市場は、実に様々な果物と野菜を提供していた。例えば、我々は、マンゴーのように見えるが、異なる風味、色と一貫性consistencyを持つmamayを味わった。それは赤い果肉を持っており、マンゴーよりやわらかで、強くなく、ソフトな甘い風味でおいしい。マランガ(サトイモ)も売り出し中で、その粘性がサツマイモよりも消化のよいため、若者や老人に好まれる根菜である。
    販売人
     
    市場では、農民たちは彼らの生産物を自分たちか、肉親、友達や長期的な共同者により販売する。しかしながら、あるベンダーとの長い会話は、「中間人」が農民から生産物を購入すること示唆し、彼女は中間人に売るための従業員を雇っていた。

    3) ハバナ大学経済学者Julio Carranza博士
     
    夜に、我々は、キューバの農業と食料システムと関係する経済の概観を提供したCarranza博士によるセミナーに参加し、彼は多くの示唆される追加の改革を示した。
    キューバの経済予測
     
    10年にわたりキューバでは輸入品の80%の減少があり、この期間内の4年間に、キューバのペソがUS$に対して約97%も軽視された。キューバ経済は2つの主な危機段階、ひとつは1990-1994から二つ目は1994年から現在まで通り抜けてきた。キューバの生産(総額30億ペソ価値)に比べて市場(115億ペソ)で循環するキューバのマネーが誤って調整されたため、1993年に危機は深刻化した。これは生産が減少するにもかかわらず、助成金交付を増加させた政策によるものだった。結果は、一般的な価格のインフレを備えた、政府歳入と政府支出の間の大きなギャップであった。キューバ経済は、過去には効率性が低い実行をする過剰な労働者に依存しており、ソ連が補助金によって補償を提供していた。しかし、この労働的に非能率的なシステムは、今日持続可能ではない。
     危機に寄与した他の要因は、キューバと取り引きする第三者に刑罰を課する、アメリカのヘルムズ=バートンとトリチェリ法を含んでいた。これらの政治的な制裁が、キューバの経済効率の低いレベルに寄与した。経済危機に応じて、いくつかの重要な経済改革が1993年に導入され、それは以下を含んでいた
    1) キューバ市民への米ドルを使用許可
    2) 失業を吸収する自営業の許可(自営業を許可する約120の仕事のクラスがある)
    3) 国有地での協同組合農場の開始
    4) インフレと闇市の役割を減少させるための食料配給システムの確立
    5)アルコールとたばこ税の確立
    6) いくつかの高級サービスの準備や資金調達の変革
    7) 民間企業と国際的協調のために開かれた新自由市場
    8) 権力分散
    9) 給料以外の個人所得への課税
    10) 回復戦略は全人民が経済危機の負担を共有することだった。
     経済改革は、1994年から2003年まで国内総生産の増加とGDPの30%から3%までの赤字の縮小を引き起こした。しかしながら、1989のレベルは到達しなかった。1989年の以前には、低い経済効率性と高い海外補償があり、1989年後は、経済効率性はいまだ低く、外国の補償もそうであった。
    夜間セミナーのハイライト
     
    キューバは、良い健康と教育水準を備えた高いソーシャル・キャピタルと所得配分のバランスを持っている。キューバは、ラテンアメリカ、アジアとアフリカの諸国内で最も高い教育水準を持っている。しかしながら、彼らがその失業ゼロという目的を満たす必要があってビジネスが、より多くの従業員を雇うことを要求されるため、雇用は効率的ではない。Carranza博士は、ハイテク産業に投資することで、キューバ経済が利益を得るだろうと信じている。例えば、キューバは脳膜炎ワクチンを持っているただ一つの国であり、彼らは、バイアグラのような副作用を持つコレステロールを低下させる医薬品も開発している。問題は、キューバでビジネスを行う会社に対するアメリカの制裁によって、国際的な製薬会社との出荷から生じている。

    5月22日(木) 2日目
     
    我々のグループはサイト訪問の目的で3つのサブグループに分割された。これが、各個人がサイトでより多くの時間を過ごし、より多くの観察を行ない、我々のサイトのホストとより一対一の対話を行うことを可能とした。午前中に、各グループは多くのCREE(EntomophagesとEntomopathogensの生産センター)を訪れた。CREEは彼らのローカルエリアの農場用に大量のバイオコントロール材を生産するセンターのシステムである。

    1) CREE、サトウキビ用生物防除全国センター
    このCREEは砂糖省内に位置しており、それは54のサトウキビ生物的防除センターにアウトリーチを供給している。農業省は、砂糖省のセンターと別に、さらに231のバイオコントロールセンターを持っている。センターはすべて職人レベルでバイオテクノロジーに従事している。すなわち、ほとんどのラボラトリーの労働者は、高校または短期大学の教育レベルを持っており、彼らは大部分が地元で利用可能なシンプルな設備と供給材を使用し、実地の技術を容易に使うことができ、彼らの製品は、そのエリアの農民にとって直接適用可能だった。

    バイオコントロール有機体
     
    合成殺虫剤はキューバのサトウキビ生産では禁止されており、すべての昆虫コントロールは生物的防除資材で達成されている。それらは、entomopathogenicな線虫を含めた40の異なるバイオ資材と食虫有機体(すなわちBeauvaria bassiana、Trichoderma、バチルスとクサカゲロウ(lacewing))を使用している。大きなハチミツガ(Galleria melonella)は、それらのバイオ防除種の多くを育てるための宿主として使用されている。さらに、彼らは、2.67%の窒素、2.11%のP、0.4%のK、4.08%のCa、1.89%のMg、68.5%のMOを含む Humican のようなバイオ肥料も使用している。これが大量のクサカゲロウを増殖する世界の最初の研究所であることが報道されている。増殖技術の一部は、ビンに置かれ、卵の蓄積用にクサカゲロウ(lacewing )によって使用される紙ファンに基づく。技術の残りは特許が取られている。
     コースは、クサカゲロウを育てるために技術を含むバイオコントロール有機体の様々な養殖技術を教えるため設計されている。農民たちの態度が彼らのバイオコントロールプログラムの実施のの成功への最も重要な要素であることが強調された。農民たちは、バイオコントロール有機体を適用する方法と時を教えられる。独立した農民は、このCREEにとって最も大きな顧客である。

    2) Batabanoの農業高校とCREEの接合
     キューバには約100校の職業農業高校がある。過去には、これらの学校のカリキュラムは、緑の革命農業のために組み立てられていたが、今日、それらのカリキュラムはアグロエコロジーと持続可能な農業、そして有機農業技術と実践に基づいている。農業職業高校は、農業技術者を養成し、キューバにはこうしたタイプの学校が約100がある。もし、彼や彼女が現場での実践的な適用をやりたい場合は、職業高校卒業証書で農業大学に入ることが学生にとっては可能である。もし、学生が研究者となることを希望する場合は、彼や彼女は科学プレ大学高校に通う。学校と経歴の選択肢の概観用は以下を見て欲しい。

    キューバの高校選択の概観
     
    このCREEは農業省の一部で、ハバナ州のBatabanoの職業農業高校に収容されている。他のCREEは様々な農業位置に協同組合に位置している。学校でトレーニングする技術者である学生たちには、最新の技術と研究活動を学習する機会がある。学校の学生は全員、研究所と野外活動のすべてを順繰りに行なう。このCREEと学校が協定をしていることで、学校の生産農場にバイオコントロール資材を代理人をCREEが供給し、学生は、バイオコントロール資材を生産するために労働を提供する。代わりに、学生は実地のトレーニングを受け取り、それらの卒業で直ちに就職する。

    バイオコントロール有機体生産
     
    とりわけ、このCREEは、entomopathogenicと食虫有機体の5つのラインを生産している(表1)。余分なバイオコントロール資材がハバナの農民ストアーで販売されている一方で、それらは市全体に供給するために十分な生産をしている。オルガノポニコ(2)の農民は、これらの農民ストアーで彼らのバイオコントロールを購入している。これらのバイオコントロール資材を購入する農場と栽培者のタイプは以下のものを含んでいる。UBPC、CPA(協同農場)、CSS(よりよい購入と交渉力を得るために一まとめにされた個人農場)と家庭菜園者たち。
     このCREEは比較的高い生産レベルを持っている。2002年には、それらは乾燥製品を24,000kg生産した。典型的な適用割合はおよそ1kg/haであるため、それらは、約25,000haの土地用のバイオコントロールを生産した。各バイオコントロール製品の販売価格は約7.6ペソ/kgである。製品の1ユニット当たりコストは表2に指摘したとおりだが、それらのコストに何が含まれているのかは完全に明らかではなかった。いくつかの設備と供給物は外国の機関から寄贈されており、これらのコストが計算に入れられているかどうかは不明である。例えば、我々が訪れたラボラトリーの生産設備の中で使用されるプラスチック容器は日本から寄贈されていた。

    表1. バタバノ高校に位置するCREEで生産される5つの最も一般的なバイオコントロール資材

    Beauveria bassiana sweet potato weevil, banana weevil, rice weevil 2.7 pesos/kg
    Verticillium lecanii whitefly,aphids,other homeoptera,thrips (minor) 2.6 pesos/kg
    Metarhizium anisoplia homeoptera, coleoptera,thrips palmii (since 1999*) 3.2 pesos/kg
    Trichoderma spp. tobacco, vegetable crops, garlic (pink root disease) antagonists against soil born fungal pathogens i.e. Fusarium, Pythium, Phytopthera (damping off and wilt diseases) dip seedlings in before transplant 3.1 pesos/kg
    Bacillius thurigiensis(4 strains) epidoptera larvae, leafminers, leafborer (Cuban strains 24, 26) also against nematodes (strain
    3) and mites (strain 13)
    4.1 pesos/kg

               * Application rate for all biocontrols was 1 Kg per hectare

     コメの媒体は123Fでオートクレーブの中で殺菌され、バイオコントロールを育てるための基板として使用される。バイオコントロール資材を育てる多量なパラメーターで主な制限は、オートクレーブの不足である。このCREEは、15年である4つの小さなオートクレーブしか持っていない。最終生産物はg当たり10×8〜10×10の胞子から成る。最終生産物は粒状物質で、オーブンで乾かされ、1、3、5kgのパッケージで売られる。各ロットは胞子計算、実行可能性テストと証明書を受け取る。バイオコントロールを使う準備用に、それは水で薄められ、界面活性剤が加えられる。その後、物質は、土が有機体低下を最小限にするのに湿っているときに、午後遅くに作物上へ散布される。バイオコントロール製品は典型的には乾燥して売られるが、彼らの定期的な顧客のうちの数人は5ガロンの液体を持っていく。それが乾燥作業を省くので、CREEスタッフは液体製品を好む。
     キューバが現在、大規模に適用している唯一の合成殺虫剤は、ジャガイモの植え付けと出現、そしてタバコとサトウキビである。トウモロコシは、飛ぶ害虫のモニターとして、ジャガイモ畑のまわりに寄宿作物として一般に植えられる。サツマイモは雑草と土壌侵食を防ぐために植えられる。キューバにおいて栽培される作物品種のうち、60%以上の植物種はキューバ起源か、あるいはキューバで開発されたものである。

    経済生産性
     2001年、このCREEの生産力は期待を越えた。その結果、彼らの基礎給料に加えて、労働者は、給料で比例して割られた利益分配を受け取った。このCREEは計画されたより本質的に成功しより利益をあげた。彼らが受け取った価格は174,000ペソ(計画されてのは128,000)だが、それらのコストが本質的により低かった(計画が98,000と比較し87,000ペソ)。CREEが非常にうまくやれた主な理由は以下のとおりであった
    ・高い需要で、長時間働いた
    ・それらは刺激的なシステムを持っている。例えば、利益と所得が結びつけられ、利益の20%が従業員中で分配されている。利益の残りは、農業省の親企業に行く。
    ・彼らのコスト評価は高すぎた。
    ・労働生産性(販売/従業員)が高かった。
     このCREEには、技術職業高校で勉強した8人の従業員がいる。二名はハバナの農科大学からの大学卒業生(一般農学)である。彼らの時間の約15%は教育のプログラミングで費やされ、さらに、彼らは、調和するかアレンジの土曜のビジター・プログラムに約3-5時間を費やす。さらに、彼らは、それらは、グアダルーペ島でCREEをセット・アップするためにトレーニングを提供し、彼らはベネズエラでも別のものをセット・アップしている。

    高校との関係
     
    このCREEのマネージャーによれば、彼の仕事の最も満足な部分する1つは、彼らが共同に位置する職業農業高校で彼が持っている関係である。高校生の訓練に加えて、彼らは、市内のより幼い子供(関心クラブ)のための特別のプログラムを持っている。CREEは10年間高校に共同位置しており、彼らは、学生が上手に訓練されていると信じている。卒業生は典型的には彼らの農場へ戻り、害虫管理を担当している。2000人近くの学生が過去10年にわたって卒業した。この共同位置は学校と共にユニークであり、ほとんどの他のCREEは協同組合に位置している。高校生たちは、彼らの病虫害防除コースのバイオコントロールユニット間の四グループでCREEで仕事をしている。
    高校
     
    この高校には約200名の学生がおり、教師の多くはこの学校の卒業生である。さらに、多くの卒業生が次に大学で彼らの研究を継続するす。学校は、仕事と研究用の総合プログラムを持っており、それらは統合的な州の生産計画の一部でもある。学生たちは、学校の労働農場で様々なタイプの運営を通じて順繰りに行ない、多くの学生たちは、文書と口頭のプレゼンテーションと口頭の防御からなる命題を書く。フィールドでの実習は学校プログラムの非常に重要な様相である。学校農場は、豚、羊、鶏、ウサギ、牛と牽引牛を含んでいる。学校農場には苗生産所、薬用生産所と農作物を含んでいる。研究と教育はもはや物資を受け取らないため、学校農場は地元の資材に依存しており、彼らは厩肥といった地元資源を使用するよう対処している。農場の農産物は都市へとゆき、すべての廃棄物は、それらが使用される農場にとどまる。
    この学校は、寄宿学校(月曜―土曜)で学生の約60%は農村の農家から、40%が都市出身である。彼らが卒業した後、ほとんどの農村の学生は彼らの農場にもどり、そこで農耕家として働くだろう。ほとんどの都市の学生卒業生は都市農業にいくだろう。学生構成での高校の目標の1つは、ジェンダー・パリティーを持つことである。現在、彼らは55%の男性がおり、それは彼らが好むよりも平衡を保たれていない。

    キューバでの高校選択の概観
     
    ハバナ州はこのサイト訪問で議論された特定のモデルであったが、このモデルはキューバの他の州まで及んでいる。研究のフィールドに対する考慮の選択の機会の結びつけがある。そして、結局、学生の等級は、どのタイプの高校に彼/彼女は参加するかで決定されるだろう(テーブル2)。学生は中学校レベルで特別のタイプの高校に向けられる。
    表2
    キューバでは、中学生には、選ぶ5つの高校オプションがある。そして、学生は各高校オプションによって大学に通うことができるかもしれないし、通わないかもしれない。

    高校の選択、キャリアパス
    1.科学的なプレ大学高校
     
    ほとんどの正確な高校。彼らそれらは最も準備した学生を受け入れ、学生は入学試験に合格しなければならない。典型的には、学生は彼らの専攻科目に依存して、化学、物理学、数学、スペイン語、歴史などをよくとる。ハバナにはこれらの高校のうちの2つがある。大学に進学し、科学専門過程を研究する。ほとんどの研究者や教授は、最も恐らく科学プレ大学に進学していた。
    2.市のプレ大学
     
    次に最も厳しい。ハバナにはこれらのうちの2つがある。大学に進学する。
    3.国家(農村)プレ大学
     
    これらの学校の雰囲気は、あまり激しくない。学生たちは、より大学に準備していないが、数名は大学に通うだろう。大学進学は可能である。
    4.職業/技術高校(Tecnico Medio)
     
    様々な職業学校、例えば農業のtecnico medios、電気的、機械等がある。ハバナ州にはこれらの学校のうちの6があり、さらにハバナ市には三つある。これらの学校の卒業生は、上級水準の専門家となった。これらの学校のひとつに参加した後に後に大学に入学するのは困難だが、可能ではある。
    5.職業学校
     
    このタイプの学校はアカデミックでない学生のためのものであろう。彼らは機械技師になるように訓練される。市あたりに約5-6、ハバナ市内には約30の職業校がある。卒業生は資格のある労働者(oberos qualificado)となる。例えば、灌漑用パイプを置く人々がいるが、職業/技術高校卒業生が、どこに、そしてどれだけのパイプを置くべきかを決定している。

     革命の結果として一般に教育は強調されている。我々は、いかに政府が、最新の教育を与えるために、テレビ、ビデオとコンピューターで(農村か小さなすべての学校に)強調したかを聞いた。電気がない僻地では、設備を動かすのに必要な力を提供するために、学校はソーラー・パネルを支給される。ピナル・デル・リオ州への我々のサイト訪問中に我々の数人が会った子どもたちは、4人の子供で全学生総数を構成し、それらの学校に常勤の教師を割り当てていた。我々は、1人の学生だけしかいなくてもこれが行われるだろうと他のところに聞きた。いくつかの学校での少数の学生は、一部の交通輸送(またその燃料)の不足により、また完全雇用の全国目標による。従って、より少数のより大きな学校へ統合するのではなく多くの小さな学校を持っていることはより経済的である。
     農業の教育を含む教育制度の全体にわたって、実践学習を含めて実際的な経験上に強い焦点がおかれている。例えば、我々は、彼らが農業高校に通っていなくても高校生がみな1か月農場実習を行う必要があることを知った。さらに、その知識が現在不完全でも、我々の異なるプレゼンターの数人は学生に今日の知識と技術を教える重要性に言及した。ハバナ農科大学のスピーカーのうちの一人は、科学が継続し、常に新しい知識が生成されている、と学生が理解することが重要であると言った。このエコーは、Batabano CREEのマネージャーの言葉であり、大学市民化の革命の要素とも一致している。

    3) 5月1日CREEと農場
     5月1日CREEは5月1日農場に隣接しておりキューバの労働者に敬意を表して命名された。この複合体は、Boyeros(ハバナ州の19の市のうちの1つ)の市内にあり、州にある6つのCREEの1つである。5月1日CREEは、それが野菜生産(規模で65.9 km2)用の著しい土地資源を持っている点で特徴的である。CREEのスタッフは24人(14人女性と10人の男性)で、彼らが設備運営すべてやっている。
    CREEの概観
     
    この設備は、5種のentomopathicな菌類(Bacillus thurigiensis, Beauvaria bassiana, Verticillium lechanii, Mertarhizin anisopliae, Trichoderma harzianum) と1つの食虫Crystolemusを含めて、一般に育てられる8つのバイオコントロール有機体のうちの6つを生産している。さらに、彼らは深刻な害虫発生に使用するためにタバコ副産物(planta de tabaquina)からニコチンに基づいた殺虫剤を生産している。種はすべて年間を通じて生成され、もし害虫条件が補足製品を求める場合は、増やすことができる。多くの種が特定の温度および湿度で、夏の月にはエアコンディショニングを要求するため、気候はバイオコントロール生産に対する最も大きな挑戦である。
     CREEの第一の目的は国営農場に供給することであったが、このCREEは生産を超過し、今は経済的に自立している。農民に課された価格は平均7ペソ/kg(0.35ドル)で、種に依存する利益で2-4ペソ/kgである。これは、Batabano高校CREEの価格に似ている。

    バイオコントロールの生産工程
     
    設備に入るに先立ち、ビジターは、外の塩素浴場で靴と手を影響なくすることを要求される。バイオコントロール有機体はフィールドから集められ分離される。手続きはこの設備のすべての有機体の場合で類似しているが、成長している媒体の基板は変わるかもしれない。第一段階は、産出を20-30コロニーに増加させるため、じゃがいもか小麦/イースト/蜂蜜を含んでいる試験管内での再生である。有機体は、媒体のある0.5ポンドのガラスのボトルへ転送され、最後にローカルな農業副産物である米または小麦殻のにいく。有機体は3〜4日間無菌の水と結合し、乾かし、その後、最終の品質管理分析を経験する。最終的に詰められた製品は、3か月の貯蔵寿命があり、製品ラベルは、害虫のリストと使用指示の推奨を含んでいる。ほとんどのバイオコントロール有機体は、200ポンドの水に1kg/haの割合で推奨され、成長を増強するために夜かはやい晩に提要される。TrichodermaとMetarhizinは、8と4kg/haの割合でそれぞれ使用される。適用は、土壌に接種するために植えることでなされ、その後成長時期を通じての7日間のサイクルでされる。厳しい害虫発生がある場合、バイオコントロール有機体は抑えるが害虫を根絶しないために3日ごとに適用される。

    5月1日農場
    さらに、我々はCREEと接続した5月1日農場を訪れた。我々のホストは農場マネージャー、ルーベン(Ruben)氏だった。不活発で高価な化学に基づく21年間の水耕栽培の後、5月1日はオルガノポニコに転換した。地元で入手できる土と有機物質の使用はコストを低下させ、収量が維持された。農場は82haをカバーし、昨年利益で約100万ペソを得た。利益はリンクされて、23の間で共有されているが、しかし各々の個人農場は3-5人の労働者を持っている。5月1日農場は、市と州の学校と病院に新鮮な果物と野菜を供給する契約を持っている。

    農場生産および殺虫剤適用
     5月1日農場は、レタスを主に生産し、彼らは毎週、苗を移植し、3〜4日ごとに作物を収穫していた。種子はイラクから輸入され、日陰の下で栽培され、夏の暑さに耐えるために品種が選ばれている。厩肥は地方の搾乳場からトラック輸送され、3-4か月ごとに交換される。必要であると認識された微量養素はfertigationによって供給される。バクテリアの葉斑は主な疾病問題だが、単に30%の収穫割合でさえ、農場は、その生産費の100%をカバーすることができる。バイオコントロールの適用は、レタスに週当たり1-2回なされ、15%の来襲割合( infestation rate)は害虫抑制措置のための引きがねとされている。農場で適用される殺虫剤はニコチン殺虫剤を含んでいる。有機燐化合物とカーバメート剤がドリップ潅漑システムによって間接的に適用されるので、2か月ごと、労働者はAchEレベルに関してテストされている。この市は、さらに国に支援された栄養プログラムを供給する助けのため、都市農場と搾乳場を持っている。

    4)国立熱帯農業基礎研究所
     
    国立熱帯農業基礎研究所(INIFAT)は、キューバ最古の農業研究所であり、ブラジルでセンターの後に、地域で2番めに古い。INIFATの目標は、植物を集め、新品種を開発することである。研究所は、生物多様性に帰着する種子生産の地域での自給自足を維持でき、それは、農民による種子生産の増加を促進した。INIFATは、さらに国の至る所でから菌を集めて、鉱油の中のこれらを培養物を維持、保存している。培養物は既存の条件下で25年以内まで維持できるが、よい効力のある培養物を維持するために4年ごとにsubculturedされる。

    5) Liliana Dimitrova野菜耕作研究センター
     
    センターは南部ハバナ州のQuivicanの近くに位置している。センターのミッションは、園芸作物の生産用の科学技術を開発することである。これは、野菜の品種改良、作物技術、種子生産とバイオテクノロジーを含んでいる。彼らが働く主要な野菜の作物製品は、ハイブリッド種子、トマト、ピーマンとメロンである。ハイブリッド種子は、温室栽培者や作物を保護するためにフィールド・カバーを使用する栽培者に売られる。他の栽培者は、農民店で種子を見つけることができるし、ここでほとんどの農民は投入資材を購入する。大学院課程のコースはセンターで提示され、彼らはまたBatabanoの職業高校で学生にコースを供給している。センターは国際的なコースも提供している。例えば、我々のグループがセンターを訪れた日に、スクリーンハウス生産について学んでいたグループがあった。

    野菜生産
     
    列を備えた保護生産は、過去10年以内でキューバにおいては比較的新しい。キューバにおける成功の鍵は、多くの過剰な日光と湿度を防ぐためにの日陰と換気である。抵抗性の野菜品種がほとんどの農場で使用され、ステーションはハイブリッド種子を生産している。彼らは25カ国に協力し、フランス、イタリアとスペインが彼らの主な共同者である。間作(Intercropping)はスペシャル・ピリオドの間に復活した伝統農業の実践のひとつである。農民達は、間作について非常に確信しており、彼らは、利用可能な資源を使用して、それらは作ることができる。間作は、オルガノポニコとその他の都市農業生産システムにおいて非常に重要である。また、複合農業(polyculture)の実践の回復もあった。いくつかのエリアでは多くの複合農業を見ることができる。

    有機生産への推移
     
    ビデオプレゼンテーションで、我々は、食料生産に関するキューバの第一の目標が、キューバ人たちの食料需要を満たすことであることを知った。それゆえ、有機的生産へのロー・リスクで徐々の転換は好まれている。我々は2つのアプローチを示された。
    1) 垂直の転換
     
    化学資材の入力を減らし、土壌の改善を高める有機で、最小の化学使用に結びつけること
    2) 水平の転換
     
    合成化学薬品の全くない完全に有機的な生産でに、認証可能なものとすること。転換は小規模エリアで始まり、それゆえ転換は食糧確保にはリスクはなかった。さらに、市場も市場の存在を保持するために特定のエリアの特定製品に注目するよう注意深く選択した。有機食品の需要が増大しているので、有機野菜作物の生産は農村開発の目標である。

    5月23日(金) 3日目
     午前に、我々は、州の参考オルガノポニコを訪れた。このオルガノポニコは、農家の隣で放棄されていた土地で開発されていた。昼食に、我々は平均水準以上のレストランでまさに伝統的なキューバ料理をご馳走になった。午後に、我々は市のリーダーと大学普及部を訪れた。

    1) Osvaldo Granzi Alfaro、多品目都市農家
     
    6年前、非常に悪い状態だった時に、フランキ(Franchi)氏と妻と彼らの息子たちは、近くの3200平方メートルの放棄された土地でSan Jose de las Lajasでこのエコロジカルな農場を始めた。フランキは建築職の長であったが、農業に戻りたく、彼は子供のときにそれを知っていた。この農場の基礎的な考え方は、非常に少ない外部からの投入でエコロジー的に健全なやり方で健康な食物を生産し、彼らの家族や他の人々を養うことである。彼らはゼロからスタートし、それは容易ではなく、最初の数年間は努力した。今日、フタンキ農場は、年あたり合計で約6000ペソと評価される収益をあげている。今、彼の町では半径10キロメーター以内に420人の都市農民/菜園者がいる。

    農場生産
     
    農場は、数多くの長く狭い(4〜6インチ幅)高くしたベッド、いくつかの遮光ハウス、ミミズ堆肥史瀬宇、そして一頭のヤギ(数週間後にはもう一頭)、一頭のブタ、ウサギと鶏の小さなエリアから成る。鶏は、キューバ種で、一般的な病気に強く、ワクチンを必要としない。彼は、直立した55ガロンの樽の中のコイも養殖している。毎年、彼は農場の最良の植物から種子を集め、農場で用いる多くの実生苗を生産し、さらに、それらを売ってもいる。フランキは、他の栽培者よりも時間がかからない切片からのグアバ、シナモンとアボカドを広めている。なぜならば、彼は、インドール酢酸(IAA)の根成長ホルモン製品「Ecomit」を適用しているからである。彼は、ココナッツ水、酢と砂糖でそれを作り、それが根の成長を促進する。フランキの定着技術によって彼は、伝統的な方法よりもずっと短時間でグアバを生産することができる。Franchiは、彼が広める多くの実生の苗を売り、彼は、それらが種子から始める実生苗よりももっと速く果実を生産すると強く感じている。彼は、saguのような薬草、fruta de la flechaとして地元に知られるキャッサバのタイプ、あるいは腸の疾病用のfruitの矢ような医薬の植物を育てている。
     堆肥を作るために、フランキは、近くのエコロジカルな乳牧場(輸入飼料も除草剤もない)から牛ふん肥料を購入している。彼は、農場でミミズ堆肥を作り、農場が産みだす有機廃棄物をミミズを養うため供給している。彼は、彼が中国のおならと呼ぶ液肥を生産するために、ミミズ糞を使っている。彼は、自分で作った植物の抽出物を加え、それが殺虫剤として機能している。彼は、害虫防除のため農場のまわりにニームを植えている。さらに、グアバ・プランテーションにコンパニオン・プラントとしてパセリとミントも植えている。彼は、衛生用に通路に石灰をまき散らす(我々は、その後も他の農場で同様にこれに遭遇した)。さらに、彼は、遮光ハウスを持ち、野菜と花生産のために使用し、大きなタオルでそれを掃除する。それは、非常に長い遮光布で、必要な時にハウスの外側を掃除するときに2人で使う(彼はこの手続きを発明した)。

    潅漑
     
    フランキは、彼の農場に役立ついくつかの製品を発明した。彼は、1リットルのプラスチックののボトル、あるナイロン材料(パイプ材料)、配管と他の日常品から構築した潅漑タイマーを実証した。これは動力を要せず、他のラテンアメリカの国で模写された手作り技術だった。FAOが潅漑タイマーのために特許をとり、その計画を作成し、シンプルで実践的な技術を必要とする国々にそれを配布することが彼の希望である。彼は、彼が以前より40%以下を使っていると信じている。それは、他の多くの農民より効率的である。農場は市の水の上にあり、よい水圧を持っており、また、彼は毎月約92立方メーターを使用している。もし、圧が外に出る場合、それは時々起こるが、彼は、作物を潅漑するために背負いの噴霧器を使用する。彼は、彼が水を格納でき、彼の農場にそれを適用するために重力送水システムを使用できるように、いつか自分の給水塔に入れることを計画している。

    普及とアウトリーチ
     
    フランキは、大学のアグロエコロジー・プログラムの専門知識を使用し、彼が多くを成功したため、それらを信用している。彼は、彼の町の住民にエコロジカル農業の原則をわかちあい、毎日健康によい食物を試み消費するように、メッセージを送るためにコミュニティ内の関心あるグループ/サークル、とりわけ子供のものを組織化した。彼が大学から受ける主な援助は知識である。彼は彼らのセミナーに参加し、テキスト(例えば、遮光ハウス、間作)にさらされる。農場は、裏庭生産のカテゴリーの全国参照サイト/農場(様々なタイプの企業の最良の例のために名誉)と認められた。政府は都市農業を生産や使われる技術に基づいて28のプログラムに分割している。これらのプログラムのうちの27は、フランキの農場で示されており、それは180の植物種と11の動物類を生産している。フランキは誇りを持つ熱心な農民で、財政的に自給自足である。多くの学生、科学者と農民が、トレーニングを受けるために彼の農場を定期的に訪れる。彼は、2010年までに米国の経済封鎖が撤廃され、毎日、貨物船がハバナからが有機食品を積んでアメリカに向かうことを望んだ。とりわけ、彼が広め、生産することを支援した有機的なグアバをである。彼は、自分が世界がそれ自体を汚染し続けないようにするためのある一つの砂粒をなしていると感じていた。我々が感じたこれが、彼の成功の適度の評価だった。

    2) San Jose de las Lajas市長
     
    我々は、市長と会い、大学普及講座学部に出て、地域の経済的な背景、流域問題、大学の市化と普及について学んだ。

    経済的背景
     
    サン・ホセ市は1788年に設立され、ハバナ州の東方の中心に位置している。温度は、19-290Cで湿度は80%、1537mm降雨のがある。64,000人の市民の71%は都市住民で、住民の76%が農業で働いている。キューバの全国での乳幼児死亡率の割合が1000当たり6.2人である一方で、市の死亡率は1000当たり5.5人である。現在、キューバの人口は高齢化しており、人口増加はなく、キューバの労働力の約60%は女性である。平均寿命は76年で、市内の土地の約54%は耕作されている。工業が78%に寄与している一方で、農業は経済に17%寄与している。それは国内で二番目に工業化された市である。
     我々は、スポーツ(200人の労働者)と文化(82人の労働者)を含めた、市の雇用セクターについての多くの情報を示された。市には二つの大きな家畜生産企業があり、彼らは家畜遺伝と牛生産に関係している。
    農政
     
    政府組織は、各々2.5年で選ばれる議会から成っている。議員たちは、健康、農業開発、スポーツ、文化委員を担う。議会は代表委員会を選出する。キューバで最も重要な政府プログラムは、人々、食料、健康と教育である。嚢胞性繊維症(cystic fibroses)と癌の治療を含めた無料の公衆ヘルスケアがある。無料の公衆ヘルスケア・プログラムの一部は食物と食教育である。それらが、新鮮な果物と野菜を消費するメリットに関して一般が受け入れる情報に確かに影響するため、これらの教育プログラムは重要である。政府は、さらに幼稚園とデイケアのランチ・プログラムによって野菜の蛋白質の消費を促進している。これが、家庭での野菜消費を促進し、子供の食事を全体として改善する助けとなっている。
     最近、国連のクオリティー・オブ・ライフの報告書では、キューバが、国連指標内で0.76の格付けを与えられ、ラテンアメリカ/カリブ海で第13位にランクされた。キューバの科学者たちが、ランキングに社会的な公正を含めた時、キューバは地域で第二位にランクされた。キューバ人は、国連の報告書が彼らの国に大きな迷惑をもたらすと強く思っていた。キューバを見る誰でもグアテマラやニカラグアと比較して、国の至る所で彼らがより低い暮らしの質を持っていたと言うことができる方法はなかった。

    土地保有
     
    土地利用と土地保有は市の主要課題である。1990年代初期には、政府が、農業用に土地を配付し始めた。革命に先立って、大多数の農地は非常に少数によって所有され、プランテーションスタイル農場を運営し、何千もの農夫を雇用していた。その人々は、自分の土地を使えなかったし、政府援助にもアクセスできなかった。革命に続いて、土地はすべて国によって所有され、様々な戦略によって農業をするために分配された。革命は、町に集まる暮らしを促進し、それが多くの人々が農場を去ることに帰着した。2015年までに、キューバの人口の78%が都会化されるだろうと推測されている。
     現在の農地プログラムの一部として、彼らは、2つのソフト・プログラムを含んでいるTIC(農地情報システム)を作成した。1)土地保有と2)都市農業の管理。それらは、農業生産データの入力に責任を負う職員のために設計されている。さらに、彼らは、データ・ベース管理(REDAR)での情報を共有するために農業の専門家のために設計されているコンピューター・ネットワークを持っている。

    流水域マネジメントWatershed Management
     
    生物多様性は、とりわけ森林で、キューバの優先プログラムである。スペイン人が1500年代に最初に島に入植して以来、森林の多くが失われた。森林破壊の根本的な影響は土壌損失だった。地域の主要問題は、土壌侵食、地下水汚染、森林破壊と生物多様性の損失である。産業は汚染の主要な原因である。最近、キューバは、ハバナ市の水道給水の元となる市の鍵となるエリアで自然保護プログラムを開発している。これは、戦略的エコシステム・プログラムとして知られており、流水域のような国にとって重要な資源を含んでいる。それらの目標は、2005年までに流水域のすべてで森林再生をすることである。

    3) ハバナ農科大学
     
    ハバナ農科大学(AUH)は、以前はハバナ大学の一部だったが、1979年には、農科大学が分離した。それらは、、農学、獣医学、農業工学を含む多くの専攻をもち、今は社会科学もあり、それは社会文化的な研究、心理学、コミュニケーション、農地法と体育教育を含んでいる。AUHは、さらに動物科学、動物健康、農業機械をいくつかの研究センターと、その他のいくつかの科学研究所を持っている。

    大学の市化
     AUHは、学校用の全国カリキュラムの作成の責任を負っている。一連の再編成が、1986年から1996年に生じ、大学の知識を、市の人々/従業者と結び付ける重要な結果をもたらした。これは大学の市化(Municipalization of the University)と呼ばれ、外国の寄贈者の支援による我々が訪れたような市の教育センターの建設に帰着した。これらのセンターで伝えられるプログラムは、モ地元住民が、今開発されている科学を教えられというデルの下で運営している。知識は国が持つ最重要資源であり、それらはキューバの国民的な英雄ホセ・マルティの有名な発言、「自由となるためあなた自信を教育せよ」というモットーにしたがっている。
     個人は、市の教育センターを通じて彼らの社会的義務に応えることができる。各センターはコミュニティで4つの戦略のエリアを持っている。食料の有効性、安定供給、供給アクセスそして食物利用である。食糧確保は重要で、ローカルでの持続可能な環境的な生産の開発によって達成されている。食糧確保は国家セキュリティに向けた最初のステップである。参加型の植物繁殖は食糧確保の重要な戦略である。そして、彼らは、ローカルな品種をカタログにし、それを地域の食と健康の傾向と関連づけている。センターは、さらに小規模農家農民協会とともに働く農民トレーニング・モジュールを持っている。
     大学は、市とコンサルティングかアドバイスする関係を持っており、数人の学部メンバーは市と故人定名プロジェクトを持っている。大学は教師と学生の訓練に重点を置き、これは政府と連邦プログラムでの優先事項でもある。大学教授はセンターでコミュニティにクラスと講義を提供し、、言語は農民によって理解されるものでなければならない。学部が市に意志決定のためのよい情報を提供し、市はこの科学的な知識を利用しようとしているため、市は、大学とのよい関係を育んでいる。

    教育政策
     
    政府は、1人の教師当たり最高20人の学生の教室の規模の政策を持っている。大学は、教員数を増加させる機能とプログラムの主な改革をリードした。革命以来始められた教育プログラムのいくつかは次のものを含んでいる。
    全教室でのテレビとビデオ。ソーラ・パネルが電気がない所では設置されている。
    これらの設備はコミュニティに利用可能で、それらは、講義をする教授を含む「すべてのための大学」と呼ばれるプログラムに提供している。
    ・コンピュータセンター
    ・すべての病人と子供に食料と食事を供給する農業プログラム
    ・芸術教員トレーニング
    ・年金受領者が、十分な金銭と適切な栄養を持つことを保証するプログラム
    ・大学の市化(上述)
    ・各家族は古典的なテキストを買うように激励され、それらの値段は、これを促進するために手頃になっている。

    CEDAR(普及)
     
    CEDARはハバナ農科大学の農地と農村開発に関する研究センターで、我々の普及業務とほぼ等価のものである。彼らは、既に行われたことではなく調査されている科学を教えている。上述されるものの多くはそれらの普及プログラムの一部である。大学と市との間のこの密接なコラボレーションは、ハバナ州の6つの市で存在している。

    5月24日(土) 4日目
     
    午前、我々のグループは、2つのサブグループに分割され、各々は異なるオルガノポニコを訪れた。午後には、我々は、ハバナの都市農業プログラムのディレクター、エウヘニオ・フステル氏の講義に参加した。

    1) 国営農場Expo Cuba
     
    我々が訪れたこの国営の都市野菜農場は、8年目で、7,000平方メーターの野菜生産から成っていた。農場には22人の従業員がおり、農場長はこの農場を管理するように訓練された前陸軍士官だった。労働者の多くも以前の兵士で、農場販売の多くは軍に対してであった。
     年間を通じ常時15〜17種の異なる作物が農場では育てられ、それは、レタス(黒い種子のシンプソンでイスラエルの種類)、チリニンジン、ハツカダイコン、ほうれん草、緑豆、オレガノ、セロリ、キャベツ、ミント、ニンニク、エシャロット、ミント、エンドウマメ(黒い眼状斑点のあるエンドウ)、パセリとコリアンダーを含んでいる。作物はすべて高くしたベッドで育てられている。ベッド間の路地は雑草の繁茂を防ぐためにサトウキビ処理加工した灰で舗装されている。レタスのようなより敏感な作物のうちのいくつかは日陰の下で栽培されている。

    農場収益性
     農場からの生産物の一部は、国の設定した定価で学校、病院と軍隊に売られる。そして、農場は利益をあげている。各従業員は、国によって月当たり225ペソの基礎給料の報酬をもらい、農場の利益の半分からボーナスを受け取っている。利益の残りの半分は投資に分配される。例えば、ある月は利益が16,000ペソだった。利益の半分若しくは8,000ペソが、農場を設立するための資金を支払いに一部割り付けられ、この利益の半分は国に返された。利益の残り(8,000ペソ)は労働者の間で分配されるが、全労働者が利益から等しいシェアを受け取るとは限らない。農場労働者は、彼らの500ペソの月給の100%のシェアを受け取り、管理者は彼らの月給の375ペソの70%のシェアを受け取る。そして、ガードマン/保管者は、彼らの月給340ペソの50%のシェアを受け取る。

    害虫と土壌管理
     
    絶対に必要な場合にのみ、合成化学薬品は使用され、スプレーされた作物残留物はすべて破壊される。間作(Intercropping)が害虫攻撃を防ぐために使用されている。ニームが農場のまわりで育てられ、それらの葉は病害虫をコントロールするために使う煎じ物を作るために使用される。作物は、成熟に時間に基づき、ベットで輪作される。さらに、それらは初期には遅く成熟する作物とで間植される。例えば、ハツカダイコンはピーマンと一緒に育てられるかもしれない。彼らは、毎シーズン苗床のために同じベッドを使用する。苗床は、農場で生産される堆肥を受け取る。彼らは、ニーズをすべて満たすには十分なだけの堆肥を生産していないため、彼らのニーズを増大するために厩肥/堆肥を1年に二度買っている。彼らはミネラル欠乏に関する土壌テストはしていない。もし、地力の低下で生産が落ち込みはじめれば、彼らは、影響を受けたベッドの土壌資料全体を掘り出し、交換する。

    2) オルガノポニコとVivero Alamar UBPC
     農場は東部ハバナ市の都市化したコミュニティに位置し、1997年に建築廃材の捨て場に設立された。それらは8000平方メートルで始まり、今3ヘクタールを耕作している。農場は、多くのソ連と似たアパート・ブロックによって取り囲まれている。我々は、農場管理者、Carlos Aubrigon氏と出会い、土地保有、農場収益性、農場の労働者、作物生産、土壌の質と産出について議論した。

    土地保有
     
    この農場は、国有財産の上に私的に所有されている。この土地保有配置は利用権と称され、このタイプの農場が「UBPC農場」と呼ばれる。この土地保有配置では、土地は国に属し、オーナー/オペレーターは、土地使用のために国に平方メーター当たり0.30ペソの賃貸料を払っている。オーナー/オペレーターは国の職員に意見を求めずに、自分たち自信の運営の決定を下している。

    農場収益性
     この農場が最初にスタートした時、彼らは育苗と木実生の苗生産に専念していた。今、彼らはほとんど果物および野菜を生産している。販売は、8amから5pmまで週当たり6日か7日である。さらに、彼らはスタンドを通じて観葉植物を売っており、これらが、現実に彼らの販売の大部分をなす。
     キューバの国有地で運営されるすべての農場のように、彼らはある割り当てで生産物を国の価格で国に販売しなければならない。それから、それらの残りを外部市場で売ることができる。キューバの各子供は、彼らの学校かデイケアのプログラムを通じて1日当たり野菜を300g受け取る。農場は、この国家プログラムの目的を満たすために学校に供給している。この農場はそれらの国への販売の一部として学校とデイケアセンターへ販売しており、また残りの産物を、彼らの周囲で暮らしている一般に直接売っている。
     外部市場で売られた農産物には二つのタイプの値をつけるシステムがある。第一の価格体系は国家システムで、前日の農民市場価格の20%以下に国が価格を設定する。政府はこの情報を提供している。第二は需要と供給システムで、それはハバナにある100の農場市場で使用されている。これらの価格は市場の需要と供給によって決定される最大の価格である。
     今年、農場は300万本の実生苗を生産し、うち62%が一般に売られ、残りは、農場で使用された。最初の年には農場は47,000ペソを得て、6年後の昨年には235万ペソ(88,500USドル)を得た。農場スタンドでの総売上高は1月当たりおよそ100,000ペソである。利益は彼らの給与を払うために使用され、半分が農場へ再投資させられ、他方の半分がボーナスとして労働者の間で分配されるように、残りが分割される。労働者は、国によって払われる彼らの基礎給料に加えてこのボーナスを受け取る。この農場の労働者給料は1か月当たり600から1200ペソまでの範囲でキューバの標準よりも高い。グループ・リーダーたちは、1月当たりさらに100ペソを報酬をもらっている。

    農場労働者
     
    農場には55人の労働者がおり、うち17人は女性である。キューバでは、人が働くためには17歳でなければならず、女性の定年は55歳、男性は60歳である。各人の給料の約12%は社会保障制度に行く。彼らは、一年当たり一月の有給休暇、一月の病気休暇を受け取る。女性は、病気の子供を世話するのに時間給をとることを認められ、これは自分の病気休暇に加えてある。人は45日間の休暇を蓄積することだけができ、次に、彼らは休暇を取らなければならない。

    作物生産
     
    農場労働者は、50%のミミズ堆肥、25%の米殻そして25%のサトウキビ・フィルタ・ケーキの堆肥を使用して、プラグ・トレイに移植種をまく。彼らの種子は農業省からのものである。彼らは毎年250万本のレタス苗を生産し、60%が一般に売られる。彼らは、植えるに先立ったプラグ実生の苗にトリコデルマ(Trichoderma)を適用する。そして、菌による病気を予防するために4〜5日ごとにプラグ生産の全体にわたってトリコデルマを適用している。高くしたベッドでは、湿気を保持し、かつ若く脆弱な実生苗に日よけを供給するために、彼らは、発芽中にベッドの上にヤシの葉を置いている。発芽後に、実生苗トレーは遮光ハウス(screenhouse)の中に移植される。ドイツのNGOは、wettingステーションの建設と遮光ハウスの資金として30,000ドルを提供した。多くの兆候が、援助として主としてヨーロッパの組織から用品の多くが寄贈されたことを顕著に示している。
     彼らの野菜生産のいくらかは遮光ハウスで生じている。例えば、彼らは遮光ハウス内に高品質トマトとキュウリをもち、外部の要素にさらされたものと比較してこれらの作物は非常によい状態だった。彼らの水はすべて、水中ポンプを持っている井戸から来る。彼らはその場所に風車を持っているが、それはそれらのニーズを満たすことができなかった。したがって、ポンプメカニズムが分離された。彼らは、第2を将来に導入することを望んでいる。彼らは、7〜9時に作物を収穫し、農場のスタンドに売るためにそれらを直接持っていく。冷やすことや、農場で使用される他のポスト・ハーベストの技術はなく、野菜は、それらがスタンドに着く時までに全くしぼまされたように見える。また、質はその日を通じて低下し続ける。
     彼らは、害虫問題を防ぐために抵抗性品種を使用し、問題がある場合、合成殺虫剤をスプレーする。彼らは忌避剤としてキンセンカと共にニーム製品を使用している。彼らは高くしたベッドの中でミクロ潅漑を使用している。労働者の健康と福祉は、集約的な化学生産に戻らないための彼らの主要な問題である。この農場での労働者は、かつては月に一度殺虫剤汚染に関して彼らの血液をテストしていた。彼らはそれらの血液をテストする必要があることに戻りたくもないし、スプレー・スーツを着用し、汚染問題について心配することにも戻りたくない。

    土壌の質
     
    土は1%未満の有機物しかなく、典型的なpHは5〜7である。彼らは、土壌有機物を増加させるために厩肥、堆肥とサトウキビ残留物を使用している。彼らに肥料を供給する酪農場が5km未満離れたところにある。彼らは、管理下で潅漑を行っていると感じているが、排水を改善する必要がある。我々の観察では、さらに土壌侵食コントロールを改善する必要があることも示している。前日の午後に4〜5インチの暴風雨があり、浸食がすべての畑で明らかだった。ベッドには雑草はなく、すべてが土地のようにベッド間の路地もきれいに耕されていた。一般に、多くの人目にさらされた露出した土があった。現地でのアクタフ(ACTAF)のホストとの議論で、彼らは土壌侵食と被覆不足に関する我々の配慮を認識したことを示したが、国内の主要な焦点が食物セキュリティ目的の生産上にあっることを強調した。

    アウトリーチ
     
    我々は、外国のNGO援助プロジェクトからの資金で構築されたそれらの教室/軽食堂で軽食を配られた。建物はローカルな建築資材で作られ、参加者が講義/ワークショップでビデオを見ることができるように、テレビが導入されていた。州には15のそうした教室がある。クラスは地元エリアの生産者間の交換のための場所である。教育(capacidad)は、都市農業用の28の活動のリスト上のアイテムのうちの1つである。

    3) ハバナ都市農業プログラム
     午後、我々は、ハバナ都市農業プログラムのディレクターであるエウヘニオ・フステル(Eugenio Fuster)氏の講義に参加した。シアトルの副市長は、最近ハバナを訪れ、我々が今、姉妹都市を考えている。

    キューバの持続可能農業の上昇
     
    1990年以前は、キューバの農業は緑の革命モデルに続いていた。キューバの農業生産は、合成殺虫剤に基づき、その時には一人あたりでは最も高いトラクター比率を持っていた。1990年後、キューバは、3つの主な封鎖によりスペシャル・ピリオドとして知られる非常に困難な時に入った。
    1) アメリカからの従来の封鎖
    2) USSRとの85%の貿易関係の損失
    3) 精神の封鎖(彼らの思考の変化)
     キューバで一般的に言われることは、必要性は猿をダンスをさせるということだ。理想主義以上の必要性が、キューバでは持続可能な農業の上昇を引き起こしたが、持続可能な農業は、危機から発展した最良のものひとつかもしれない。危機のそれ以外の新たな結果は以下のものを含んでいる。
    ・家族菜園、土地の分割、新たな形式の組織の設立
    ・生産の多様化
    ・小規模農業
    ・直接的な金銭的インセンティブの準備
    ・都市の環境との調和
    ・経済危機に対する抵抗
    ・生産者から買い手までの直売
    ・生産、流通の非中央化、農民への投入資材の供給、普及と技術的な援助
     都市農業の哲学は「地区のために地区による地区で」である。それらは、非中央化の根本原則にしたがっている。主要な原則は、地元市場用に地元で食料を栽培することである。学校、デイケアセンター、病院、診療所と他の公的機関への生産物の値下げ販売がある。農民たちは現在、国で最も支払われている労働者であり、農場は緑のスペースとして都市計画に入力されている。

    食料配給カード
     
    食料配給カードは、非常に低価格(1か月当たりおよそ1ドル)ですべてのキューバ人が彼らの本質的な食糧を購入することを可能にしている。各人は、例えば1月当たりじゃがいもの10kgと毎月幾らかのキロの割り当てを持っている。食料配給カードは、一か月の約20日間(一か月の約2/3)平均人を扶養するのに十分な食物を購入するために使用することができる。
     現在、キューバは、その人々の必要を満たすためには十分な食物を生産していないし、必ずしも誰でも十分な食物にアクセスできるわけではない。たとえキューバのほとんどすべての人がカードを受け取っても、他のものがあまり何も持たないのに、何人かの人々は多くの食物(例えば米ドルで支払われる外国の大使館従業員)を食べるので、それはもはや公正ではない。学生たちはみな、小学校・中学校で無料ランチとスナックを受け取る。学校のランチは、一人当たり1日当たり果物と野菜を300g含んでおり、これはFAOの推薦である。さらに、0〜13歳の各子供は、1日当たり、ミルクあるいはヨーグルトを1リットル受け取る。彼らがそれらの収入を補足するよりも低い可能性を持つので、高齢者にはさらに食料配給カードが増大された。

    食料消費
     野菜の消費の傾向が常にあり、現在、それが多くの健康問題を直すと思われているため、パセリ消費に傾向がある。健全な食物供給を保存するため飲用に適した水だけが潅漑に使用されており、水利用はそれが汚染されないことを保証するためにモニターされている。家庭での食物保存があるが、これは歴史上の伝統ではない。キューバ人は、他のどの肉以上に豚肉が好きであり、1990年代半ばの地元の食料市場の自由化に先立ち、多くの人々が、彼らが自分で食物を育てることは不法だったが、彼らの家の内でブタを育てることを考えた。今日、毎月都市で売られる30,000羽のひよこがおり、これは「人民蛋白質運動」として知られているものの一部である。さらに都市範囲の農業で働く牛の240のチームがある現在ある。

    資源へのアクセス
     
    資源へのアクセスは成功を改良する鍵である。フステル氏は、数年前のノースカロライナへの訪問に基づく、農業店(CTA)を作ることを支援した。これらの店は、コミュニティ・メンバーに専門家とのコンサルテーションと、供給物へのアクセスを提供している。専門家は、栽培者に情報を供給するため農業店に在中している。彼らが農場間を移動できるように、普及員には自転車が供給されている。獣医は、畜産問題と質問に支援するため、いま町に位置している。

    暮らしの質
     
    貿易制裁/封鎖は、ハバナとそれ以外のキューバのインフラを腐食させている。キューバ政府の職員は、彼らの人民の福祉のことを非常に配慮しており動機づけられている。大多数の人々のためのキューバの暮らしの質は、開発途上世界の至る所でのほとんどの人々の暮らしの質よりもはるかによい。キューバはその人々のために、その第一の資本投資をなしている。

    5月25日(日) 5日目
     
    我々のグループは3つのサブグループに分割され、各々は、一日中異なる農場を訪れた。

    1) Ramon Gordo CCS農場(ピナル・デル・リオ)
     この農場は標高155メートルに位置し、エコロジカル農場手法への転換下にある4ヘクタールを含め、27ヘクタールを所有している。土壌保全がこの転換用の主要な推進力だった。これは、夫、妻、3人の子供、1人の既婚の娘と義理の息子の家族農場である。
    学校教育への農場
     
    その地域で働く普及員、フアン・アロンソ・フェルナンデス(Juan Alonzo Fernandez)は、農場が地元の学校と持っていると密接な関係について我々に話し伝えた。地元の学校は農業を採用しており、子供たちは農場で彼らの金曜の午後を過ごす。学生は、彼らが親に教えられることを農場で学習する。彼らが私たちと共有した感情は「地球は私たちの運命の母親であり、それゆえ、私たちが永遠に彼女を世話しなければならない」ということだった。子供たちとの議論は、農場での生産実践のことを彼らがとてもよく知っていたことを示した。さらに、この訪問の間、示したのは、州の土壌管理者と同様に、地方の学校教師だった。

    土壌の質
     
    Juna(スピーカー)は長年研究に関係しており、土壌侵食と土壌劣化のコントロールに焦点をおいている。約3年前、彼らの土壌浸食コントロールの理論を有効にするため、農場の適所で一連の実験をやりはじめた。彼らは、堆積物のトラップとして役立つ主に岩と植生から構成される小さくローテクのダムを利用して、ガリの浸食のコントロールに成功した。
     農場での、そして、そのエリアの至る所での土壌は米国土分類学中で適当なアルティゾル・クラスである。典型的な土壌の特性は、黄色粘土に富んだargillicな基盤が基礎となり、20cmの作土(Ap)を持つだろう。自然の高い粘土含有量に加えて、このゾーンも農業的に引き起こされた圧縮によって影響されている。これの基礎となるのはケイ質な片岩(変成岩)で、ここの土壌の主要な母材料であろう。ケイ質片岩は、農場での土の高い酸性度(pH 3.5)を説明するだろう。石灰岩のエリアは4.5〜5.5内のより高いpHを持っていた。石灰石は地平の基礎となり、土表面の約3フィート未満であるように思える。表層土壌の陽イオン交換キャパシティーは約10 cmol/kgで、それは非常に低く、この土壌の在来の栄養保有能力が低いことを示している。農場の土壌は0.8%の有機物を持っており、それは非常に低いが、熱帯土壌においては珍しくない。農場は、かつてはその貧弱な土壌のゆえにその作物の全国平均より20%以下の収量を得ていた。今、その収量は全国平均より40%も大きい。例えば、国(あるいは地域)の平均の豆収量はヘクタール当たり、1〜1.4トンだが、農場の生産はこれ以上である。農場は化学肥料を使用しておらず、農場で生産された堆肥やその他の有機物を使用っている。
     牛が畑を耕すために使用されている。土地へのインパクトを減少させるために、農民は、馬によって耕すことを好むだろう。その場所の土は険しく傾斜しており、ほとんどの畑は、等高線に沿ってキング・グラス、ギニア・グラスそしてベチベルソウの植生障壁を設けている。キューバの農業の多くの様相のように、これらの作物はすべて多用途を持っている。草は家畜飼料を提供するために刈られ、一方、それらの根、それらが最近切断された場合さえ、安定した土壌侵食抑制手段を維持する。

    輪作
     
    彼らの仕事の前にはて、農場は3つの主な作物があった。サツマイモ、キャッサバと豆である。今、農場は、トウモロコシ、ソルガム、ごま、ピーナッツ、タロイモ、ヤムイモ、オクラ、カボチャ、ハトマメ、エンドウマメ、ハッショウマメ、トマトと被覆作物を含む25の作物を栽培している。被覆作物は、しばしば複合的に役立つ。例えば、ソルガムの第1の標題は、農場の家畜に飼料を供給するためにしばしば切断されることで、最も良い植物から種子が収穫されるだろう。切断された植物は、植物バイオマスを最大限にするために、土へそれらをすき込むに先立って、背後で成長することを許される。農場は、年当たり3回の作付け季節を持っており、それらは5年の輪作サイクルを持つ。それは15の作物輪作サイクル(3サイクル年X5年)である。作物の成育はその季節、雨期と乾期に依存する(図1)。

    図1。ピナル・デル・リオ州でのラモン・ゴルド農場、典型的な降雨パターンと作付け季節
    農場での典型的な輪作スキームは次のとおりであろう。
    1. トウモロコシあるいは豆/トウモロコシ間作
    2. 緑肥(例えば、ハッショウマメ、ベルベット豆、ソルガム、エンドウマメとして知られるmacuna)
    3. サツマイモ(よい土のカバー・土を保護し、雑草を抑制するのに望ましい)
    4. 緑肥。豆/トウモロコシ、再び間作

    農場エネルギー
     農場は、農家住宅用の電力を生産するために政府から太陽電池板を受け取り、さらに、彼らは燃費のいい薪ストーブも受け取った。彼らがランプ用により少ない灯油を、料理用にはるかに少ない薪を燃やすため、これらの革新は両方ともよりエコロジカルである。昔よりも農場生活がより魅力的でより容易となるため、それが農場でとどまるように人々を激励するように、国と州政府はこの技術を支援している。
    農場生産
     
    農場の家族は、農場でのトマト、マンゴー、グアバ、チリ、ダイダイ、レモンとワインを保存する。彼らの年間のグアバ生産は1本の木当たり約100ポンドである。彼らは、さらに、高価値のリキュール(guavajita de Pinar)を作るために使用される果物guavajitaの生産も開始している。彼らは、農業省から果樹の実生苗を受け取った。これらの実生の苗は組織培養によって広められ、これがこの作物の生産のための重要なブレーク・スルーだった。
     現在、農場は、病院、山岳大学に食物を供給しており、それはそのエリアで売っている。農場はANAP(小農協会)を通じて農民対農民の交流プログラム用のコアになるであろう。農場はCCS(信用協同組合)のメンバーで、グループに25人のメンバーがいる。そして、近隣の谷には27人のメンバーの別のグループがある。数回、農民は、彼らの増加した食の多様性と減少した化学薬剤の使用による彼らの「より健康で」「より持続可能な」ライフスタイルに言及した。
    我々は、この農場で数時間を過ごし、そこで小集団で歩き回ることによって様々な人々から様々なものを学習することができた。これは、学校の子どもたちによって私たちに提示された詩の挨拶、農民と彼の家族のもてなしで、とりわけ暖かい訪問だった。そして、そのサイトと人々内にスチュワードシップをみたことは我々の喜びだった。

    2) オルガノポニコUBPC La Conchita (ラ・コンチタ)
     
    このUBPCは、スペシャル・ピリオドの初め1990年に始められ、周辺エリアの人々に直ちに食料を供給するために作成された。このUBPCはMovimento de Mircro ブリガーダにより運営され、2.6ヘクタールに120の高いベッドがあり、13人の労働者/家族を持っている。国により支払われる彼らの基礎給料に加えて、利益のうち50%が労働者に行き、50%は農場への再投資のために保管されている。彼らは14〜16種類の様々な野菜、自分たち自信の天然肥料と有機堆肥を生産し、授粉のために蜂を使用している。農場のスタンドは、毎日7amから6pmまで開いており、適切な定価で手頃で栄養になる食物を提供している。彼らは、国の設定した値段ででデイケアセンターに割当分の食料を供給している。

    3) オルガンポニコ・ラ・マリポサ(La Mariposa・蝶)
     
    この農場の場所は以前には汚染された土地であったが、それが都市への入り口のひとつに位置するため、政府は、切り花のローカル需要を満たすことに加えて、美化プロジェクトとしてそれを使用している。農場は、葬式、結婚式とフェスティバルの場合用に主に使用されるように見える5〜6の花の品種を育てている。彼らの花には多くの需要があり、彼らはこの要求を満たすことができない。ラ・マリポサが、花を生産し始める前には、都市で売り出されなかったものは全くなかった。彼らは生産でごく少量の化学殺虫剤を使用している。農場は、家族に自給を供給し、地元の学校への食料、生鮮食料を提供し、コミュニティ用の観葉植物とランと同様に、コミュニティのための農業教育の場所となっている。

    4) La Orquideaコミュニティー・プロジェクト
     
    La Orquideaは、ピナル・デル・リオ数キロ郊外の小さなコミュニティーである。2002年秋に2つのハリケーンが多くのコミュニティー住宅を破壊し、そのエリアの多くの樹木を倒木させた後、このコミュニティー・プロジェクトが始められた。ハリケーン後の回復プロセスの一部として、国は彼らがコミュニティーと彼ら自身で食料を生産し、供給できるように、家族に追加の土地を提供した。ラウルはこのサイトの農民であり、彼は土地のために国に貸料も税も支払っていない。その代わりに、農場は国の設定した価格で地元の学校に生鮮生産物を供給し、コミュニティーに超過な産物を販売している。ラウルは農場に常勤しており、彼の妻は地元の学校での教師である。 農場に我々が到着したとき、地元の学校の教師と管理者、そして全国議会の地方代表を含め、我々は数多くのコミュニティー・リーダーたちから挨拶を受けた。ラウルはサイトの活動について説明した。プロジェクトの中央部は、彼らがコミュニティ・メンバーに売る多くのランとシダを育てる温室である。彼らは、豆、ほうれん草、トウモロコシとメロンの混作、薬用植物といくつかの果樹の小さな土地を持っている。彼らは魚養殖用の小さな池を作る途中にある。彼らは、一頭の豚、ウサギと鶏を含めた少数の動物も持っている。さらにまた彼らはヨーロッパ以前に遭遇したアボリジナルな暮らしと解放前の奴隷生活のモデル(4分の1暮らしのサイズ)を含む、地元の学校の子どもたちのための、少数のものも開発している。農場は、1エーカー未満とまことに小さいが、コミュニティの非常に重要で躍動する部分である。

    5月26日(月)  6日目

    1) ラス・テラサス・コミュニティーとユネスコ生物圏リザーブ
     
    ラス・テラサスは1971年に始められた計画されたコミュニティーで、1995年には世界生物圏リザーブに指定された。それは、ピナル・デル・リオ市の北東であるピナル・デル・リオ州のGuanojuanito山地のシエラ・デル・ロサリオ(Sierra del Rosario)に位置する。ラス・テラサス町は250家族で940人の居住者がいる。
    再植林
     
    歴史上、そのエリアには非常に貧しい農場があり、土壌侵食による深刻な (ほぼ全体に近い)森林破壊を経験していた。このエリアは、年間に約2000mmの降雨があり、それが森林破壊されたエリアの土壌侵食に寄与した。スペイン人が1498年にキューバにたどり着く以前には、キューバは90〜92%が樹木に覆われていた。1500〜1900まで、島のあらゆる場所のエリアが牧草地とサトウキビプランテーション用に切り払われた。1804年にハイチでの革命に続き、ハイチのコーヒー生産者を移住させたことが、新たなコーヒー・プランテーションを設立するためにさらに樹木を取り除いた。1900年代の初期・中期に、農民は、炭用に残りの木の多くを伐採し、どんな残った価値のある木も取り払われた。これが革命に先立つ状況だった。
     革命後に、1968年には、政府は、1500キロのテラスと600万本の植樹の導入を含めて、ラス・テラサスの森林再生をイニシアチブを確立し実施した。今日、州の約42%は森林に覆われている。1985年には、エリアはユネスコの世界生物圏リザーブと宣言され、それはキューバで最初の生物圏リザーブとなった。国は今約160のリザーブを持っており、6が生物圏リザーブであり、うち2つはピナル・デル・リオ州にある。
     ユーカリのようなある脂肪を育てる樹木が、エリアに導入されたが、それらは、土地固有の野生生物には特段のメリットを持っていない。ラス・テラサスは四カ所の「コア・エリア」を持ち、各々は、「緩衝地帯」そして次に、ほとんどの人間活動が生じる「推移ゾーン」によって取り囲まれている。再植林プロジェクトは、位置へ分離された位置に住んでいた農民を連れて来て、学校、デイケアセンター、コミュニティ・ホール、食料雑貨店、中央広場、医療クリニックなどを含むコミュニティを構築することに成功した。

    エコ・ツーリズム
     
    プロジェクトは今、リザーブ内の鍵となる活動であるエコ・ツーリズムで有名な場所となっている。地元のエコ・ツーリズム産業のいくつかは、芸術家のギャラリー、村で栽培され加工されたコーヒー豆を使用するコーヒー・ショップを含んでいる。村中の歩行では、我々は多くの鳥歌を聞き、チークとマホガニーのような価値のある木をいくつか目にした。エコ・ツーリズムはコミュニティーへ金銭をもたらし、以前には再植林プロジェクトに関与していた人々に仕事を提供している。
     ラス・テラサスの多くの住民はまだ再植林で働いているが、ほとんどが、このエコ・ツーリズムサイトのための「定期的な」仕事とサービス業をしている。エリアは今、バード・ウォッチング(キューバの国鳥Troganを含め)で有名である。それらは6600種をもち、その51%は固有である。ランの300以上の種があり、そのほとんどが非常に小さく、いくらかはほとんど微視的である。在来の哺乳動物の約75%はコウモリである。さらに8種の木ネズミと778の魚種(淡水と海水)がいる。島は、世界の最小の鳥、サボテンとコオモリ(butterfly bat)を含む、世界の種の最も小さなバージョンのうちのいくつかを持っている。