キューバでは賃金とは何だろうか。生活の経費とはなんだろうか。これは、私たちを攻撃するために、私たちの敵によってしばしば使われるトピックだ。彼らは、その賃金が10ドルと20ドルの間にあると考えずに繰り返し、キューバで暮らす多くの友人やキューバ人でさえも混乱させている。もちろん、トピックは非常に複雑で、私は、人がそれに関して話せるすべてを語ろうとは努力しない。私は、あなたが、私がここで説明することについて分析し、かつ展望を得て、あなたがまだ持つ疑問を表に出すことで、対話を確立して欲しいのだ。
基礎的な考察
まず最初に、私はいくつかの経済概念を確立したい。どの人、家族、そして国でさえ、財政状況を分析できるには、私たちはその所有する資本の額面価格そのものでなく、むしろその資本の購買力を考慮に入れなければならない。この概念を人に適用すれば、それは、重要なことはその人の資本(賃金)の額面価格ではなく、むしろ、この資本が持つ購買力であることを意味する。この例は、以下で見ることができる。ニューヨーク若しくは日本の東京(世界で最も値段の高い都市の二つ)で暮らす人が、月給1500ドルを受け取れば、彼は暮らしていけない。だが、もし、彼がラパス、ボリビアやポルト・プリンス、ハイチで暮らした場合、彼は十二分の状況を持つだろう。それは、1500ドルがニューヨーク若しくは東京の購買力よりも、ラパスやポルトープリンスでは大きいという言うことだ。
これらの労働者の賃金は何を買うためのものだろうか
私が見たい二番目の質問は次のとおりだ。私たちが比較している国々での人々の賃金に最も影響を与える出費は何だろうか。1.住宅―それは、ほとんどの場合、賃金の半分を占める。2.食料、3.教育、4.公衆衛生、5.サービス―交通、電話、電気、水、ガス、葬式費用など、6.社会活動―レクリエーション、文化、スポーツなど、7.税。
もし、私たちが、これらの概念に同意すれば、次にキューバのペソ、すなわち、すべてのキューバ人たちの賃金の購買力を分析することができる。キューバ人たちにとって主要な必需品が、我々が以前に設定したのと同じ必需品であると考えよう。次に、キューバ人やキューバの家族がそれらの各々に何を費やすか分析してみよう。
これらの子どもたちを教育するのにいくらかかるだろうか
それぞれの概念の分析を始める前に、私は、第三世界、そして第一世界(工業諸国)の他の諸国とも非常に異なるキューバに存在する状況について説明したい。キューバでは、家族は、労働可能年齢の人々がみなたいがいは働き、年金受領者はみな年金を受け取っている。この理由のために、各世帯には、いくつか収入がある。私の家では、例えば、七人、私、私の妻、私の娘と義理の息子(29歳と30歳)、彼らの二人の子ども(4歳と1カ月)、そして私の息子(27歳)、が暮らしているが、それゆえ私たちのうちの五人は労働可能年齢であって、働いており、世帯は五人分の収入を受け取っている。
パンと同様にバラのためにも金銭がいるのだろうか
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