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キューバの農業改革



2008年8月22日

 キューバは、より多くの土地とともに融資で個人的な農業者に設備や他の資源を提供し始めた。ラウル・カストロ国家評議会議長が国の手綱を緩めることで農業を改革しようとしているからだ。

 農業者への土地貸し出しを認可する政令の数日後、彼らは会議によばれ、その土地を一番有効活用するには、どのような機械や他の投入資材を必要とするのか、尋ねられている。

 ある民間協同組合の会計係は、今週にキューバ中央部での会議に出席した後、「私たちが必要とするものをすぐに要請するよう告げられました。ベネズエラ、イラン他の国が資源をカバーするクレジットを提供するからというのです」と電話取材で述べた。

 イランは、最近、キューバへの企業間信用を2億から5億ユーロまで増額させることに同意し、ベネズエラは既に何十もの製造や農業計画に融資している。

 全国小規模農民協会が開催したキューバ中央部における会議で、何百人もの農業者は、その要求を差し控えないよう告げられた

 「私たちは必要とするものなら何でも求められます。機械、スペア、潅漑システム、風車、土地をきれいにするキット、何もかもです」協力組合の会員は言う。

 農業部門の意志決定は最近、地方分権化され、過剰な国営企業は合併した。農産物の70~80%を購入しているのは国だが、その支払い価格を倍増、または3倍増にさえしている。残りの20~30%の生産物は自由市場で販売される。キューバの25万人の家族農業者と1,000ある民間の協同組合は、25%の土地で国営農場と同じ量を生産している。

「私たちは新しい農業者に告げた。国営農場と民間部門もまた資源を得るが、民間部門も等しく扱われ、資源は融資で与えられると」と、協力組合の会員は語る。

国家安全保障

 ラウル・カストロは、準熱帯の土地でありながら主食の大半を輸入しており、急騰する物価を考えれば、食料生産が国家安全保障の問題だと宣言する。キューバ当局は、2007年には輸入食料に14億7000万ドルを支払ったが、今年は10億ドルまで高まると予想する。

先週に政府は農業者と農業協同組合のために、さらに働ける広い土地を提供した。

「その動きは、政治的にも経済的にも重要に思える」と国際的な農業と砂糖のアナリストG.B.ハジルバーグ氏は言う。

「小規模な自営農家に未利用の国有地を賃貸借する契約は、政府がキューバの食料問題を解決する際に、民間部門の重要な役割を認め、ずっと優越させてきた大規模な集産主義な農業を廃棄したことを示唆します」と彼は言う。

だが、国が席巻するキューバ農業を長年批判してきた氏は、競争や市場が本当に発展するかどうかは時を経なければわからないと警告する。

「市場のシグナルに導かれて、どれほど生産者たちが官僚制度やトップダウンプランから離れて自由になれるのかはまだわからない」と彼は言う。



 Marc Frank, Cuba promises farmers equipment to back reform, Reuters, Aug 22, 2008.