2004年7月16日 本文へジャンプ




低いエイズ感染率

キューバは、世界でも最も感染率が低い

 キューバ政府は、エイズへのカリブ海地域の戦いの一部として、全カリブ海地域で医師と看護婦の訓練を申し出た。キューバは、市場価格以下でエイズ治療薬を隣人に供給もすると言う。この提案はハバナで開催されたカリブ海地域の会合、カリコムで代表たちから熱烈に受け入れられた。

 カリブ海地域よりもHIVの感染率が高いのは、サハラ以南のアフリカだけである。だが、キューバはこの病気から逃れられている。キューバの感染率は世界でも最も低い。その理由は、以下の組み合わせによる。

廉価なエイズ治療薬

 ひとつは、HIVが80年代の半ばに初めて発見されたとき、議論しつつもエイズのキャリアを検疫したことだ。また、共産党が率いるキューバには、優れた公共医療システムがあり、主には旅をせず、薬物注射をする国民がいないこともある。

 現在、キューバはエイズ予防と治療で専門家を隣人たちに提供している。キューバは、国内の病院で学ぶため、カリブ海地域から年間に50人の医師に奨学金を提供すると主張する。さらに、キューバは、隣接する島にトレーニング・センターを建設し、国内で生産されたエイズ治療薬をどの他社よりも廉価で販売すると提案している。

 バルバドスのビリー・ミラー外相は、提案は壮観であると述べる。彼女はエイズがカリブ海地域の人々の生存と経済を脅かしており、それが、キューバの提案を隣人が拒否できないものであると警告した。


 Stephen Gibbs, Cuba to help Caribbean fight Aids, 16 July, 2004.