| 私は以前群馬の放送会社( FM TARO )の「エンジョイ ゴルフ」という番組にレギュラー出演をしておりました。 専門家の立場で出演したものです。 放送内容はマナー、ルール、クラブなど様々な分野に及んでおり、一般のゴルファにとっておさらいの意味もかねて読んでいただければ色々参考になる点が多いと思っています。 ここでは放送された内容の骨子について順次紹介していきたいと思います。 |
| ■ 食事、午後のプレーについて |
| ○ 9ホールが終わり、楽しい食事の時間です。 1、食事後のスタートコースとスタート時間も確認しておきましょう。 2、食堂内でもさりげなく全体に気を配り、椅子に座るときは人の前まで足を投げ出したり、横向きに座ったり、通路を 塞いだりするようなことは謹んでください。背筋を真直ぐにして腰かけるととても上品で綺麗ですね。 3、話し声は自分達のテーブル内で聞こえる程度の声で大いに会話を楽しんでください。 4、足が疲れた時など、靴紐を解く人もいますが、目立たない程度にしましょう。 自分は普通だと思っても、他の人には「失礼な!」と思うこともありますから、 常に周囲への気配りを忘れないよ うにすることが大切です。 ○楽しい食事が終わったら、時間に遅れないように、所定のホールに向かいます。 1、午前中のラウンドをおさらいしながら、午後のラウンドを楽しみましょう。 2、一日のゴルフが終わったら、「お疲れ様」、「有難うございました」等挨拶を交わします。 3、キャディさんにも、ねぎらいの言葉を忘れないようにしましょう。 4、クラブ確認や衣服や靴の汚れ等を落としたら、ハウスに戻って入浴や着替えを済ませます。 5、支度を整えたら、清算をして帰ります。忘れ物の無いように気をつけてください。 今日のプレーは楽しかったでしょうか? 同行した方々も、楽しかった、また行きたいと思ってくれるような一日にできたで しょうか。 多少スコアが悪くても、 その点が満足できれば、とても良いプレーができたということです。 |
| ■ ラウンドプレーについて ハーフの9ホールを2時間以内でとよく言われますが、プレーの時間を短縮す るために以下の点について注意 しましょう。 1、アドレス前に次のショットの距離と方向を考え、使用クラブを決めておきます。 2、エイミングからショットまでの一連の動作(ルーティーンと言う)を20秒以内にするよう、普段から心がけて練習し ておきましょう。 3、自分の打順を常に頭に入れておき、前の人が打ち終えたら、安全を確かめ、すぐに打てるように心の準備をし ておきましょう。 4、ボールを打ち終えたら、ボールから目を離さないようにし、どこに落ちて、どうバウンドしたか、そしてどこに止ま ったかを見届け、止まった位置に目印を探します。 5、移動するときは安全を確かめながら、他のプレーヤーの邪魔をしないように、早足で目的地に向かいます。緩 やかな下り坂の場合、早足でリズミカルにとんとんと降りたほうが疲労も少なく、時間の短縮にもなります。 6、ショートホールでは全員オンしたら、ボールをマークして後続組に打たせましょう。 7、グリーン上でも、ピンから遠い方が先に打ちます。 8、グリーン上では自分が何番目に打つのかを考え、順番がきたらすぐ打てるように、ラインも前の人のパットを参 考にしたりして、自分のラインも決めておきます。 キャディさんにボールを拭いてもらうのも、ピンから遠い人を 優先しましょう。 9、グリーン上でのその他の注意事項 ●スパイクを引きずったり、捻ったりしないようにしましょう。 ●喜んで跳び上がったり、ふざけて寝転んだりというような行為は慎みましょう。 ●全員パットが終わったら、速やかにグリーンを出ましょう。グリーン上でスコアの記入はしないこと。 ●スピンボール跡(ボールの落下による凹み)等も直しましょう。 ●グリーン上ではパットラインは傾斜とか、芝目により変化します。打ち出す方向の前後には立たないようにしま しょう。 ●セルフプレーの場合それなりにプレーヤーにも負担がかかります。パット終了後のピン立ては最初にパットが終 わった人がやると良いでしょう。 以上のようなことを皆で心がけ、4人一組が協力しあって、早すぎず、遅すぎず、コミュニケーションを大切に、楽し いゴルフをしましょう。 |
| ■ いよいよスタートです。 前の組のプレーヤーが2打目を打ち終え、安全な場所に出たら、いよいよスタートです。 1、ティアップして、ショットしようとしている時、他のプレーヤーは以下の点の注意が必要です。 ●待機する場所はショットするプレーヤーの視界に入らず、ボールの見やすい場所、広いティグランドの場合は、 プレーヤーから見て右前方の位置が良いでしょう。打つ方向の真後ろには立たないように、またプレーヤーより は前には出ないようにしましょう。 ティグランドが狭い場合はティグランドから出て待機します。 ●声をたてないように、また動き回らないようにしましょう。 2、ナイスショットの時は「ナイスショット!」の一声も良いでしょう。また、声をかけられたら「有難うございます。」で答え ましょう。 3、大きく曲がって隣のホールに打ち込んでしまった場合、大きな声で「フォア」と危険を知らせます。隣のホールに入る 時は「すみません。失礼しました。」の挨拶を忘れず、相手の了承を得てからショットすること。 ボール探しは全員で、ボール探しの時間は5分以内とし、後続組がいる場合はパスさせましょう。 4、バンカーに入ってしまった場合 バンカーに入る時はボールの打つ方向の反対側の低い方から、打ち終わったら丁寧にならします。 5、OBを出した場合 一打+一打罰(1ペナルティ)で元の場所から打ち直しができます。 OBを出すとクラブを叩きつけたり、キャディさんにあたったり、人の所為にしたりする人がいますが、よく考えてみま しょう。ペナルティを払わなくてもよいから、ボールの落ちた場所から打ってみれば判ります。一日かかっても脱出 できないかも知れません。それをたった一打罰で許してくれるのです。ゴルフのルールは救済のためにもあるもの なのです。他のプレーヤーが不愉快になるような言動は慎みましょう。 |
| ■ スタート前の準備について (2005年7月21日) 今回はおさらいの意味でスタート前の準備について振り返ってみましょう。 1、服装(ウェアリング)について 服装はコースによって気をつけなければなりません。 メンバーコースにはブレザー、ネクタイ等の制約のあるコー スもあります。 例えば伝統的なコースで一人だけカジュアルな服装だったり、スィング毎にお臍が出てしまうよう な服装では周りの方も気になってしまいます。 一緒にまわる人が不快にならないような、他のプレーヤーが落ち 着いてプレーに専念できるような服装に心がけましょう。 いわゆる伝統的なゴルフウェアが一番無難と思います。 2、持ち物の確認 ●クラブ、シューズ等は前日に確認しておきましょう。 ●クラブは14本以内に収まっていますか? ●シューズは紐が切れたりしていませんか? ●帽子は? ●雨の日は靴下、タオル等もキャディバッグにいれておくとよいですよ。 ●キャディバッグにネームプレートを付けましょう。 ●ボールに印を付けるのもいいですね。 3、コースに着いてから ●もしネームプレートが付いていないときは、コースに用意してありますからそれに名前を入れてください。 ●フロントにてサインし、受付を済ませます。 この時紹介者を必要とするコースもあります。 ●コンペの時はコンペ受付もしましょう。 ●ハウス内では帽子を取り、駆け足、大声等は慎み、マナーに気をつけましょう。 ●ロッカールームで支度を整えたら、時間までコーヒーでも飲んでリラックスしてください。 ●練習グリーンでは、先に練習している人の邪魔をしたり、割り込んだり、構えている人の前を横切ったりしないよ うに気をつけましょう。 |
| ■ ゴルフはマナーとルールのスポーツです。その2 (2005年5月5日) 前回も少し触れましたがゴルフにおいてとても重要なマナー、ルールの捉え方を少し掘り下げて考えてみましょう。 皆さんがゴルフをする時、エチケット、ルールに関して人それぞれの考え方があると思います。 ●エチケット、ルールがあることを知らずにプレイしている方 ●あることは知っているが、守ろうとは思わない方 ●人が見ている手前、守っておこうという方 ●ゴルフを愛するが故にエチケット、ルールを守りルール違反も見逃さない方 など様々な方がおります。 エチケットやルールを大切にしたプレイをしましょう、と言うと反発する人もいます。 「そんな難しいことを言ったらゴル フなんかやる人がいなくなりますよ」「楽しければ良いじゃないですか」そんな声も聞かれます。 例えばあなたが友人と100人のコンペに出場したとします。ゴルフのスコアは自己申告制ですが、友人は自分のルー ル違反に気づかないのか、違反の申告をしませんでした。 さて、あなたはどうしますか? 友人のルール違反を指摘しますか? 「そんなことをしたら友人は気を悪くするから、見なかったことにしよう」と思ってその場をつくろってしまったとすれ ば、 あなた方二人はは、他の参加者98人を騙したことになるのです。 ゴルフの世界ではこのようなことは許されません。従ってあなたと友人は、合意の上の反則で、競技失格となります。 あなたはルール違反を指摘する勇気がありますか? また、ルール違反を指摘された友人だったらどうでしょう。 「指摘してくれて有難う」といえますか? これも勇気でありゴルファとしての大切なマナーですね。 ゴルフ場でトラブルをおこす人の中には「せっかくお金を払っていることだし、少しくらいのわがままは許されるべき だ。」と考えている人もいますが、それは間違いです。 昔に比べるとゴルフも身近なスポーツになりました。それは 「ルールやマナーを気にせずに気楽に楽しめるようになったから」でなく、「皆がルールやマナーを尊重することによ って、沢山の人が同じように楽しむことができるから」でなくてはなりません。 まとめとして ゴルフのエチケット、ルールの根底にあるものは「ゴルフ倫理」であると思います。ストロークの自己申告制という特 殊性から考えても、全て自己の責任においてプレイするのがゴルフです。 法と倫理の違いは、法が「してはいけない 」と定めているのに対して、倫理は「こうすべきだ」と啓発しているということではないでしょうか。 是非誠意と良心をも って競技に、プライベートのプレイに、ゴルフを楽しんでいただきたいと思います。 |
| ■ ゴルフはマナーとルールのスポーツです。その1 (2005年5月1日) ゴルフは紳士のスポーツとよく言われます。かっては用品も高く、ゴルフをやる人は経済的にも恵まれた限られた 人に、いわゆるジェントルマンであり、それなりのエチケットマナーを身につけていました。1950年代に入りボール、 その他が価格も安くなり、ゴルフが大衆化されました。その結果マナーの悪い人が増え、対策に頭を痛めた協会では ルールブックの冒頭に「マナー」を掲載し、「マナー重視」が強調されねようになりました。 マナー、ルールが守れない人はゴルフをする資格がないと言ったら言い過ぎでしょうか。 ゴルフのスコアは自己申告です。従ってルール違反も自ら申告するものであり、、他のプレーヤーから指摘された時 は「ご指摘有難うございます。お陰で失格にならずにすみます。」くらいのことを言える人になりたいですね。 相手を尊重し、相手の立場を考え、自己の最善を尽くし、神話的人間関係が形成できるなら、ゴルフは楽しいものに なるでしょう。 |
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