最初に型紙がないと、作れるはずもありません。てな訳で、上下の型を作ります。ちなみに右に載せているものは、後から適当に作ったものですので、そのまま使っても出来ませんので悪しからず。

ヴ「ちゃんとしたもの載せなさいよ」

・・・申し訳ありません。普段は紙に鉛筆書きでやっていて、それをスキャンすればよかったのかも知れませんが、スキャナーの調子が悪くて・・・（言い訳）

ヴ「・・・（無視）矢印は何なの？」

伸び縮みの向きです、繊維の方向でしょうか。伸び縮みの向きを間違えると、後でエライ事になります。自由にポージングがとれなかったり、下手すると・・・

てなわけで、生地の伸び縮みの向きには注意しましょう！

　型紙通りに切り出して、中表に縫い合わせて完成です。

ヴ「・・・オイ」

ハイ、なんでしょうか？

ヴ「端折り過ぎじゃないの？　まさか途中の過程の写真を・・・」

（無視して）ズボンとジャケットを別々に作り、最後につなぎ合わせます。収縮の方向を考えて作ってありますので、タイトな仕上がりになっても、関節の曲げ延ばしも楽に出来ます。

ヴ「途中の写真・・・」

　いくら出来たと言っても、着せてみない事には始りません。んで、どうですか着てみて・・・

ヴ「ズボンの裾が短い！袖も一寸短い！！ダメ、リテイク！！！！」

ジャキジャキジャキ・・・（服がヴィーナシザ−スで切り刻まれる音）

・・・てなわけで、人形から駄目出しされてしまいましたわ、トホホ・・・

ヴ「上下のつなぎ合わせのところにベルトをつけろ！ズボンの裾はブーツカットだ！太もものところにも何か飾りをつけろ！あと・・・」

・・・次回作に御期待下さい・・・

ヴ「・・・鎖だ、鎖をつけろ！肩口も何か寂しい、何とかしろ！背中にシザ−スが出る穴開けろ・・・（まだ注文が続く・・・）

　着せた状態で、色々と動かしてみました。膝の屈伸、腰のヒネリを加えたポーズをとらせてみました。可動範囲を若干狭めますが、許容範囲内かと思います（自分で言ってどうする）。 右下の様に、立て膝の状態もオッケーです。ただし体育座りは出来ませんでした・・・

この欄の下の写真は、後ろの部分のアップです。ちょっとボケてしまっていますが・・・皆さんが穿かれているジーンズの様に、きちんと分割しています。

オマケでこんなものまで作ってみました。姐さん、胸元寒そうでしたので・・・

ヴ「だからって、写真に撮るのかい？」

ヒ、ヒエ〜ッ！！