徒然絵巻

2004年05月10日

古川 探索 1
INHARDY氏とふたりで、坂本ダムに流れ込む古川の探索に行く。

下見メインのため、自宅を正午前に出発し、現地到着は15時頃だった。
坂本ダムまで下がり、下流から上流まで渓相をみることにした。

坂本ダムの近くに“天鱒社(あめますしゃ)”というアマゴとマスに感謝し魚を慰霊する目的で建立された古い神社があった。
← 天鱒社 と
  書かれている。

食べるため殺すが
命は粗末にしない。

山の恵みに感謝し
山の幸をいただく

日本ならではの思想を感じる。
村民のため蛋白源となった魚の慰霊を目的としためずらしい神社

この河川は、川を横切る形で、県境が走り、下流側が奈良県 上流側が三重県となる。
奈良県側は 上北山村漁協の漁業権が設定されているが、三重県側は 漁業権が設定されておらず、鑑札がなくても、アマゴをつることができる。
下流奈良県側は上北山漁協の遊漁承認証が必要 県境を越え 三重県側は、漁業権設定なし

彼は源流点まで駆け足で上るというものの、
私は膝が気になるので 八幡トンネル横の車止めゲートの前で、帰りを待つことにした。

INHARDY氏は、車止めから40分あるいて女王の滝の上にはいった。 

県境近くにある美しい滝 八幡トンネル出口 国道横にもかかわず、綺麗な水
ほとんど車が通らない

彼の帰りを待ちながら、川をながめるとアマゴがはねていた。暇つぶしのつもりでテンカラ竿を伸ばした。

捨て針を打ち本命針をながした。すぐにかかった。(左下写真)

昨夜、INHARDY氏が我が家に泊まられた際、テンカラの沈めつりについて、質問をうけ、毛ばりの巻き方も紹介させていただいた。

INHARDY氏は、テンカラ初体験にもかかわらず、わずか1時間の間に、思いのほか釣果があがり、テンカラの沈め釣りの効果に驚いていた。(右下写真)

古川本流のアマゴ  古川女王の滝上流のアマゴ ※手前の一匹は本流
古川は女王の滝を境に、上流と下流でアマゴの特徴が異なる。
下流の古川本流では、腹部小黒斑紋があるが、女王の滝から上流では腹部小黒斑紋がない。


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