徒然絵巻

2004年09月18日

大杉谷源流遡行 2泊3日予定 第1日目  (9/18嘉茂助谷遡行 )
社長と三日間の予定で大杉谷源流部に行った。

≪ 第1日目 9/18嘉茂助谷遡行 ≫

8月以降 週末の雨にたたられ、じばらく源流へ行くことができず、下界で悶々とした日々を過ごしていた。

無常にも空虚な時が流れ、禁漁まで残すところわずかとなった。

10月1日アマゴ漁禁漁日が目前にせまっており、仕事のスケジュールを調整したものの、源流遡行のために残された機会は、3回だけとなった。

 第1回 9月18日〜9月20日(3連休)
 第2回 9月23日〜9月26日(4連休)
 第3回 9月30日       (日帰り) 

空を見上げ、残された期間に天候が崩れないことを祈るだけである。

気象予報では、9月18日〜9月20日の3連休も微妙な天気であるが、禁漁までに残された時間がない。
多少の雨の場合は、源流遡行を決行することにした。

今回の目的は、トリカブトの花の撮影・嘉茂助谷在来アマゴの撮影・不動谷の探索(下見)である。

松阪を正午過ぎに出発し、嘉茂助谷に16時前に到着した。

あいにく、小雨が降っていた。

嘉茂助谷には何回かはいったものの、アマゴの写真を撮り忘れていたため、1時間ほど竿を振ることにした。


嘉茂助谷在来型   ・・・  楕円形のパーマークが側線上に規則正しく並ぶ。    
                 


嘉茂助谷在来型   ・・・  朱点 目じり と ほっぺに 朱点



嘉茂助谷在来型   ・・・  楕円形のパーマークが側線上に規則正しく並ぶ。 

嘉茂助谷では、アマゴの活性が非常に高く、競って鉤をくわえるようであった。

ただし、表層では食わず、底ちかくを流す必要があった。

活かし魚篭の中もにぎやかになり、日が暮れる前に、当初の目的である嘉茂助谷在来型アマゴの撮影を行うことにした。

「社長 食べるんやったら、さばいたるぞ!! どないすんねん?」

「そんなに たくさんは いらないですよ! 」

「よっしゃ わかった !!」 郡上タモの中で、ひしめきあうアマゴをぜんぶ捨てた。

「 ? 」   きょとんとする社長


たくさんは いらないとは、全部いらないという意味ではなく、少しだけいるという意味だったらしい・・

ほんの少しでいいから アマゴの刺身で、今晩一杯やりたかったらしい・・・ 



嘉茂助谷在来型の特徴は、エラブタにカロチノイド色素がわずかにのこり、目じりとほっぺに小さな朱点があった。



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