高井戸の家   住宅(改装)に戻る

2019年 6月完成
甲州街道から200mくらい入った所にある昔ながらの住宅街、昭和時代に建てられた木造二階建ての改装です。
以前は施主のご両親夫婦が一階に住み、施主家族は二階に住んでいたのですがご両親が亡くなられた後、
一階に生活の場を移動することになり相談を受けました。
奥様は大きいパッチワーク作品を作られる方で、その作品を飾れる場所を作ってほしいという要望があり
画家の山下清や草間彌生の作品を飾れる場所も作ってほしいという具体的な要望や
庭が眺められる大きな窓もほしいという要望もありました。
リビングの目の前には赤松や小さな植木などがある和風の庭があります。
以前の家の風景を残しながら明るく風通しのいい空間に仕上がりました。
改装当時、改装にあまり関心のなかったご主人が仕上がりを気に入ってくださったことが何よりも嬉しいです。

2019年 東京都 杉並区 

 
日の当たる明るいリビング、正面階段下に山下清の絵を飾り、通称『山下ボックス』から二階へ上がります

 
階段は軽く圧迫感のない感じで光と風を通します


リビングからキッチンを見た所、左奥にパッチワーク作品 キッチンはイエロー系で


奥の壁面パッチワークを赤系にするとこんな感じ季節で作品を入れ替えられるようにオリジナルタピストリーバーも作成しました


キッチンからリビング越しに 庭が眺められます


キッチン奥にも作品を飾れる場所を作りました収納はコンパクトに


以前は押入れだったろころをキッチンカウンターにしました通称『キッチンボックス』


カウンターもコンパクトでシンプルにあえてカウンター下を大きく開けることで自由に使えるようにしました


リビングと和室の間仕切アクセントで一枚だけ金色の襖に張り替えました


リビングから廊下と和室をみる


以前は物入れだったところに草間彌生の作品を飾った通称『草間ボックス』

 
廊下は一部天井を抜いて明るく風が通るように


玄関から左がリビング


玄関からリビングへ続くドアを閉めるドアは以前の家のまま使用


昭和時代に建てられた木造二階建ての外観