週末の土曜日、嫁と娘が用事で留守にするので、私と息子が留守番をすることになった。
留守番で、家で釣りビジョン見て過ごすくらいなら、釣りに行った方がましだと思い、息子を
連れて出かけることにした。
この時期、子供を退屈させずに、安全に出来る釣りといったら・・・と色々考えた。
で、考えついたのが、手漕ぎボートを借りてのメバル釣りであった。
作戦としては、朝マズメにボートを借りて、まず、ポイントの磯際までの移動時、ルアーによるトローリングで
ヒラメを狙い、ポイントに着いてからは、少しエギングでミズイカ(アオリ)をやって、その後、
フロートリグやアイスジグで磯際のメバルを攻める。
これで思うような釣果が得られなかった場合は、少し移動し、深場をメバルサビキで攻める。
念のため、アジ用サビキも用意しておき、アジが釣れるようならこちらを狙う。
更に、沖でシーバスのナブラが出るようならば、キャスティングでシンキングペンシルをキャストし、
これを攻める・・・。
これらを想定すると、大型の魚がヒットした時の対応も考慮し、60cmタモまで用意した。(爆)
息子用も必要なので、実にロッド、リールは5タックルにタモである。これに、道具を入れたバッカンと
クーラーである。手漕ぎボートにこんなに積むのかい・・と思いながら(爆)
心配した風の影響も無く、よさそうな朝マズメであった。ところが、時期的なものか、ボート小屋の
小父さんが出ていない。そこで電話してみたところ、奥さんが出てきてボートを出してくれた。
沢山の荷物と息子を乗せて、いざ出発!!まずは、トローリングの準備をしていしると、風が突然
吹き始めた。(汗)
それでも、ポイントまでボートを漕いでいくと、更に風は強まり、波まで出始めた・・・。途中、風で押し戻され
、前へ進まないは、波で濡れるは・・・で、大変だったのだがヒラメのアタリも無く、次なるメバル仕掛けを
作っていると、風と波でボートが流され、もう少しで瀬に衝突するところであった。結局、息子に
アイスジグを1投させただけで退散することにした。(涙)
更に、帰りは波が高くなっており、ボートを揚げるにも誰もいない為、一人でスロープの半分まで揚げたが、
既に、ボートのトモには打ち寄せる波で水が大量に入り込んでおり、ボート自体も危ない状態で、急いで
ボート屋の小父さんを呼んできて事なきを得た。(大汗)
という訳で、早々に陸に上がった我々は、仕方なく、近場で子供と陸ッパリでやれる風裏ポイントを探して回ったのだが、道は狭く、よさそうな
ポイントは駐車場が無いは、人は多いはで、うろうろとポイント探しをやるも、魚の気配すら無い・・・。
普通、岸壁から下を見ると、ネンブツダイくらいは居るものだが、まったく気配が無い・・・。
息子も退屈しているので、弁当でも食ったが、その後、どうするのか、また悩まなければならなかった。
悩みながら車で移動していると、潮がよく通ったポイントを発見。ここなら釣れるのでは、と思い、
エギング、シーバスをやってみるも反応無し。アイスジグなら何とかなるかも、と思ったものの、これも反応無し。
既に10時を回っている。もう帰ろうかと思ったが、息子が、まだ帰らないと言うので、他のポイントを
探すことにした。
そういえば、前日、近場のポイントばかり釣行している会社の先輩に「近場のポイントをあちこち探して
ストレス溜めるより、更に1時間走って釣りした方が、同じ時間過ごすことを考えると、釣果も気分もいい。」
とため口をたたいていたことを思い出した。
そして、私の言葉通り、更に1時間走って釣りすることにした(爆)
といっても、普段、私が釣りするエリアではなく、ポイントの状態がよく分からない・・・。
そこで、堤防を見て回るも、墨跡を見ると、どうもコウイカのようだ。
今回、持参したエギは、最近、私が作ったミズイカ用のエギだけであったが、コウイカ狙いで
底付近を探っていたところ、1投目からヒット!!
しかし、上がってきたのはタコであった(笑)
それにしても、このエギ、水に濡れるといい色合いである。タコ好みのような気もするが・・(笑)
続いて狙いのコウイカもヒットしたが後が続かず・・。アイスジグをしていた息子は何もヒットしなかったようで、
「場所を移動しよう」と言いうので、再度、移動することにした。
夕方には帰ると言って出てきたし、雨もポツポツ降ってきたので、次がラストポイントである。
息子が、まだ何も釣っていないので、何とか釣らせたいところであるが、イカ釣りはしたくないというので、アイスジグを
させているが、メバルはいないのか反応が無い。
私はというと、ここもコウイカの墨跡があったのでエギングをやってみるものの反応無し・・・。
そうこうしていると、堤防の先端付近で釣っていたアングラーが帰ってきた。なにやら獲物を持っているので、
「ここで釣れるのはミズイカですか?コウイカですか?」と尋ねたところ、「カサゴです。」と言って数匹の
ガラカブ(カサゴ)を見せてくれた。
それでは、ということで、息子にガラカブ用ワームをセットしてやり、釣り方をレクチャーしてやったところ、即ヒット!!
息子は、初めて釣ったガラカブに大喜び!!その後も連発でヒット。
私がいうのも何だが、小1にしては筋がいい。スローなリフト&フォールでアタリを待つ感覚をつかんだようだ。
来期からは本格的にエギングにも挑戦させようかな・・(笑)
結構居るようなので、私もガラカブにチェンジ。
ポンポンと面白いように釣れ出したが、なんと、ここで雨が本降りになってきたため、車へ逃げ込んだ。
しかし、息子はとても満足した様子で「もう帰ってもいいよ。」と言うので、これで納竿とし、帰宅した。
ほんの30分程度の短時間であったが、ガラカブは息子が4匹釣った。バラシもあったが、アタリも多かったので楽しかったようだ。
やはり、1時間走って正解だった。あのまま、近場のポイントをうろうろしていたのでは、
こんな満足そうな息子の笑顔は見れなかったであろう。
やはり、私の格言は正しい。(笑)