長島ヤズ&天草アオリ
(2004.12.1〜12.2)

 11/3〜4にかけて良型ミズイカ(アオリイカ)がよく釣れた御所浦にある尾池氏のマル秘ポイントへ、今回、尾池氏と二人で釣行することにした。 日増しに大きくなるこの時期、更にサイズアップした大物を期待していた。また、最近、尾池氏の本業であるジギングでは、長島 海域でヤズ(ブリの子)の大群が押し寄せ、連日、爆釣しているとのことで、欲張りな我々は、こちらも狙ってみることにした。 ちなみに、このヤズ、虫も入っておらず、脂がのってとても美味いという。  まずはヤズ釣りからであるが、いきなり尾池氏がポンポンポンと5本ゲット!!
 私もと、気合を入れてシャクるが、どうしたことか、私にはアタリすら無い・・

 「お前、何しよっとや、早よう、釣らんか!」と尾池氏からバカにされたが「ハンディはこれくらいにして、ちょっと本気を出そうかな〜っ」 と切り返す。が、その後も、たまにアタリがあるもののフッキングせず、1本も釣れない状態が続く・・・

 同じジグを使っているにも関わらず、尾池氏には面白いように釣れるのだが、私には1本も釣れない。遂に尾池氏が11本釣ったところで、未だ 0の私に「お前、こがん(こんなに)、下手だったとや!」「もう、二度と連れて来ん!」「ためにならんけん、試験釣行には連れて行かん!」 と、次々に非難の声が飛んできた・・・(涙)
 それにしても、これだけ差が出るとは正直ビックリした。原因はシャクリ方にあることは分かってる。共にベイトタックルであり、 リールも同じジガー2000Pであるが、ロッドについては、私がジグシャフト686で若干、長く、張りがあるのに対し、尾池氏の マスターマリンスペシャル(リップル社製)は短くティップが入るため、シャクリのスピード、シャクリ幅、アクションの メリハリ等、明らかにジグの動きが違っている。
 私はこのタックルで、近海では何度も竿頭を取ってきたのだが、考えてみると、その殆どがネリゴ(カンパチの子)で、 確かにヤズで竿頭を取った記憶が無い。尾池氏もネリゴを釣る時は、私とまったく同じタックルを使用したりしている。
 そうか、分かったゾ!!それなら、とスピニングタックルに交換することにした。私のシャクリでは、スピニングの方が 尾池氏が言うヤズのシャクリ方を実践し易いのだ。
 すると、どうしたことか1投目からヒット!!

 その後は、私も連続ヒットで、尾池氏と同様、ポンポンポンと釣れまくった。
 ほんとシャクリ方ひとつで天国と地獄だな、こりゃ。そういえば、尾池氏の常連さんにヤズ、ブリはいつも竿頭なのに、 1本もネリゴやカンパチが釣れたことが無い人がいる。(周りは釣れている時でも。)これも、ジグのアクションの違いに よるものだと思われる。
 それでもって、連続ヒット中の私に対し、尾池氏は「お前、何時まで釣るとや。イケスば見てみろ!満杯で酸欠起こして 死によるぞ!もう、よかろかたい。」と、大漁なので切り上げようと言う。私は、「20本釣ったら止めるけん、もうちょっと。」 と言って続けると、釣り過ぎで止めようと言っている尾池氏も竿を入れている。「尾池さんこそ、十分釣ったでしょう。止めて 待っとかんですか。」と言うと、「お前だけ釣らせる訳にはいかん。万が一、お前に大物が掛かったら困る。」と言って、 結局、私が20本釣るまで、尾池氏も釣り続けた。(爆)

 そして、約束通り、私が20本釣ったところで止めると、イケスは超満杯。(もうひとつ空けていない他のイケスもあるが)取り出して数えると51本も入っていた(爆) ということは、私が20本、尾池氏が31本釣ったことになる。
 でも、最初に11本の差があったことを考えると、私がスピニングに変えてからは共に20本ずつ釣ったことに なり、一応、名誉挽回といったところか。

 ちなみに、釣れた魚を船に揚げた時、船に血が付いたら、きちんと洗い流しましょう。時間が経つと血が乾いて 取れなくなる。最近、マナーの悪いアングラーが増えているらしい。  当然、私も金払って乗っているが、血が付いたら洗い流している。写真のように、釣りながらでも洗えるのだ。
 話を釣行記に戻すことにしよう。ヤズを大量に釣った我々は、次のターゲットであるミズイカ釣りをするため、 御所浦の港へ船をつけることにした。
 やはりミズイカは成長しており、ひと回り大きくなっていた。400〜500gを数匹ゲットした後、私に800gがきた。 

 ところが、食事を済ませた我々は、連日の寝不足で睡魔に襲われ、11時には船で寝ることにした。
 そして、翌朝4時起きで朝マズメに期待した我々だったが、風が強く釣り辛い。この風を避けるように、 100m程離れたところで釣っていた私に尾池氏から電話があり「タモで捕ってくれ〜。」とヘルプの声、慌てて 駆け寄ると、でかいミズイカを掛けた尾池氏が待っていた。
 タモで掬って揚げると、う〜んデカイ!

 計量すると1.5kgの良型。おそらくこの時期の最大クラス。

 その後も風は強く、潮も速くなり、本命ポイントでは釣りにならず、他のポイントで400〜600gを追加し 朝食をとった。そして食後に、何気なく船からキャストしたところ、1発でヒット!!
 なかなかの手ごたえで揚がってきたのは850gの良型。

 結局、私はキロオーバーをキャッチできなかったが、400〜850gを10ハイ釣って一応満足できた。
 尾池氏も1.5kgの大物をゲットして恵比寿顔であった。

 それにしても、今回はヤズにしてもミズイカにしてもよく釣れた。たまには、こんな釣行もなくちゃネ!!
 それからヤズは、脂がのって美味かったっス!!
 
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