宇治群島ジギング
(2005.5.4〜5)

 今年のGWの目玉でもある宇治群島ジギングツアー(5/4〜5/5一泊)に参加した。 船は60fと大きくなった マスターマリン で、今回は私が所属するRED EYEのメンバ4名を含む計7名の乗り合いであった。
 夜の12時に三角港を出港。まずは、前田会長らと寝酒を飲んでキャビンで横になった。
 夜が明け、目が覚めると、丁度、宇治群島のポイントに着いており、早速、釣り開始。
 しかし、朝マズメの好機に幾つかのポイントを叩くも不発。若潮のためか、潮の動きが悪い。 悪い予感の的中率は群を抜く私の第六感・・すでにビンビンきていた・・・(爆)
 かなり経って、同クラブ上野氏にようやくファーストヒット!しかし、揚がってきたのはヤガラであった。 これが居るところには大抵カンパチも居るのだが、潮の動きが悪いと、こればかりヒットするケースが 多々ある。
 しばらくして、また上野氏にヒット!

 しかし、これも本命の青物では無く、ハタ(ホウキハタ)であった。
「その魚、毒があるから、私が処分してあげましょう。」と言ったところ、一瞬、動揺したようにも 見えたが、絞めて自分のクーラーへ入れられた。(くそ〜っ、残念(爆))
 実は今回、私の自宅に親戚のおばさんが遊びに来ており、私のおみやげを期待して待っているため、 どうしてもお土産を持って帰らなければならないというプレッシャーが重く圧し掛かっていたのである。 何故かこのようなときには不思議と釣れないものである。
 それからしばらく経って、鳥山を発見し急いで向かったところ、水面に黒々と小魚の群れが集まっており、 下から大型魚が時折、背ビレを出して襲いかかっている光景に出くわした。
 キャスティングタックルを持参した者が我先にとキャスト体制に入るが、何か様子が変・・・。背ビレの形が・・・ そう、鮫の群れが鰯を追い詰めて捕食していたのである。

 私は、この際、鮫でも釣ってみるかとキャストを開始したが、ふと横を見ると、Y氏は網で鰯をすくっているではないか!! 時折、一斉に鮫が水面に顔を出すため、ひとつ間違えて鮫の顔が網に入ったらそのまま鮫の群れの中に落ちるおそれもあり、 危険な行為と思えたが・・・。実際、何度も鮫が網に当たっていた。

 船の影を気にせず水面に顔を出す鮫も凄いが、鮫が一斉 に顔を出す中、鰯獲りに夢中になっているY氏にも凄いものを感じた。哀れなのは鰯である。 常に敵の目を気にしながら生きていく宿命のようだ。(私も昼は会社の上司、帰れば嫁の目が・・(爆))

 そして、私のファーストフィッシュ!?がこれ・・。やっぱりネ。(涙)
 今日は駄目かな、と皆のシャクリがだらけだしたころ、ミヨシ左舷のY氏とミヨシ右舷のK氏にポンポンと6kgオーバーの ブリがヒット&キャッチ!!一斉にアングラーの活性が上がってシャクリに気合が入ったところ、珍念にもヒット!!

 シャクリにメリハリが入ったのが原因か、たまたまなのか、魚はネリゴ(カンパチの子)だった。
 すると、船の前方でブリのナブラが発生!!そしてミヨシ左舷のY氏がブリをヒット&キャッチ!!
 ここで、ミヨシ中央が空いているとのことだったので、トモにいた私は、すかさずミヨシへ移動!(笑)
 そして1投目いきなりヒット!!ウッシャ〜!!しかし、揚がってきたのはヤガラであった(涙)。  落胆して振り返ると、船後方から物凄い数のブリのナブラが船めがけてやって来た。しまったと思った次の瞬間、 私が今までいた席から同クラブ前田会長がキャスト。

そして何と一発でブリヒット!!アチャ〜ッと思った私であったが、 前方から別の群れがこちらへ向かってきたためジグをキャストし、少し沈めてシャクリ上げてくるも、かすりもせず・・・(涙)。  その直後、私のすぐ後ろ(右舷ミヨシ)のK氏にまたヒット!!
 どうなっているんだい、こりゃ〜。俺のジグを避けて通ってるとしかいいようがない・・・。間違い無く、俺のジグは ブリの目に入ったハズ・・・(涙)。ブリには、よっぽど俺のジグがマズそうに見えるのだろう・・ウォ〜〜(号泣)

 そして、あてつけのスナップ写真。カメラマンは辛い・・(涙)
 今回の私は、トが足りないトカラブリをゲット〜っ!!なんてね。(寒い・・)

 でも、宴会は楽しかったナ〜。季候も良いし、活魚のさしみ(ネリゴ)も美味かったし、美味しいお酒でした。
 翌日は、天気が急変し時化出したため、早朝少し叩いて納竿とした。
 今回は潮が動かず、他の船も苦戦していたようだが、そんな中、それなりの釣果が出て船長もホッとしていた様子。  ちなみに、このところ絶好調(舌好調?)の前田会長、今回は1匹ながら7.2kgで大物賞。(ジグは30gでフックはシーバス でも伸びる4番のトリプルフック1個であった。)
 しかし、あのナブラを見て、本当に活性が低かったと言えるのだろうか・・と、独り悩み、トンネルの出口が見えない私であった。
 
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