甑ジギング(2002.1.12)
 また、新しい年がやってきた。昨年は、ヒラスズキや緑川のマルスズキはさっぱりだったので、 今年は、多少、頑張ろうと思う。また、ジギングは、近海の回数を多少減らして、ちょっと遠征してみたい とも考えている。狙いは、カンパチ、ブリ、イソンボの自己記録更新だ!。もともと、大した魚は釣ってないので、 記録更新は楽勝だと思う。問題は、遠征する費用と嫁の承諾である。これは、記録魚を釣るより困難なことである。

 肝心の初釣りであるが、今年は手堅くジギングから始めることにした。年末からの時化で、殆ど沖に 出れない日が続いていたため、事前の情報は皆無であったが、潮もいいし、久しぶりの凪で、楽観ムード が漂っていた。私は、朝日に手をあわせ、初釣りの大漁を祈願したのであった。

 今回は、我がRED EYEのメンバー5名とメンバーの知人3名の計8名で、川内の遊漁船「海友丸」 をチャーターした。今回の幹事は度重なるボウズ修行で、もはや高僧となった古賀君。 近年、彼の子守役として世話をしてきた私にも、その影響が少なからず出ているようだ。今年はひとり立ち してもらい、私も普通のアングラーに戻りたいと切望している。話は戻って、朝マズメの好機に魚探に 反応はあるものの、船中ハガツオ1匹だけという不調な滑り出しとなった。これも和尚の影響か?  その後、誰にもヒットすら無く、2時間近くたってやっと入江君にヒット!!でも青物ではなさそうな 引きで、根魚かなと思っているとヒラメであった。型は小さいが、貴重な1匹である。

 しかし、この風貌、とてもルアーアングラーには見えない...?!。今回も、耳あて、顎ヒモ付きの変わった帽子を かぶり、おしりには磯用の尻あてまでしていた。また、船に乗る前までは、この寒い中、素足に雪駄履き であった。文化の違いには、ただ唖然とさせられる。  その後、ポイントを移動し、やっと私にもヒット。しかし、引き味も無いイトヒキアジであった。

 でも、この魚、煮付けにすると絶品で、晩の焼酎の肴になったことは言うまでもない。
 それから数時間後、八谷氏にもアタリがあり、上がってきたのはハタ(イヤゴハタ)であった。 しかし、今日は青物の気配はまったく無い....。

 それからしばらくして、入江君の知人で今回が初ジギングの堀氏にヒット!今度こそネリゴ(カンパチの子)かな?と思っていると、 でかいガラカブ(カサゴ)であった。入江君は、しきりに「この魚、毒がありますから、持って帰らない方がいいですよ!。」 と言っていた。それにしても、いつも思うのだが、初ジギングの方は、必ずと言っていいほどいい魚を釣る。 今回のような日だと、特に羨ましい...。

 船頭も粘ってくれたが、結局、今回の釣果は船中8名で、ハガツオ1、イトヒキアジ2、ヒラメ1、ハタ1、ガラカブ1、ホウライヒメジ1 という、超ウルトラ貧果であった。良かったのは天気だけ。古賀和尚におかれましては、またボウズで、正月早々、修行されているようだった。

今年こそは.....。

 
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