秋の月夜の週末・・・とくれば、以前は迷わずシーバスだったが、最近ではミズイカ(アオリイカ)
の方がランクは上である。
週末は、何処でイカを釣ろうか、と考えていた矢先、会社の先輩でミズイカ釣りの超名人でもある
陣内氏からお誘いがあった。当然、二つ返事で今回の釣行が決定した。
この陣内氏、知る人ぞ知るミズイカ釣りの名人で、毎週末、牛深沖で一泊しミズイカ釣りをされており、しかも、そんな
生活を20年以上も続けておられる大ベテランである。しかも、ミズイカ釣りについて研究され、リュック
針という画期的な専用仕掛けを開発し特許まで取得された凄い方なのである。
(詳細はこちら)
昔から、一度ジョイントさせてもらい、名人の技を見て勉強させてもらいたいと思っていたが、突然、その時
がやってきた。
当日は、台風20号の影響で北東風が強く、予報では2.5mの波と出ていたが、午前中はなんとかなりそうとのことで、
夜のミズイカの餌である小アジ釣りもそこそこに沖にジギングに出かけた。
実は、陣内氏、最近、ジギングに興味を持ち、タックルも一式購入されたところで、私からジギングのやり方を
マスターする目的もあったようだ。
そして、ポイントまで、あと少しというところでバショウカジキの群れに遭遇!!何匹もジャンプしている
場面に出くわした。船は丁度そこを通過するため、準備していたジギングタックルをそのまま流し、トローリング
しながら通過することにした。
すると、先ほど群れがいたあたりでガツガツとアタリがあり、水面が割れ、水しぶきが上がった。ヒットだ〜っ!!
マジかよ〜っと内心ビックリしながら、思いっきりフッキングしてファイトに入る。
しばらくしてドラグが鳴り、リールが反転しだしたが、思ったほどのパワーは無く、頭がこっちを向いた隙に出来るだけ
リールを巻いて距離を詰める。船縁まで寄せて、どうやって取り込むか陣内氏と話していたところ、魚が見えて、
覗き込むと、魚はバショウカジキでは無く、カマスサワラであった・・・。(ガクッ)
推定8〜9kgといったところか。
クーラーに入らないので、頭を落として入れることにした。
気を取り直して、もう一回流してみようか、ということになり、今度は今来たコースを反対に流すと、またヒット!!
今度は、冷静に魚を見極め、初めからカマスサワラと確認しファイト!
先程のよりひと回り小さいサイズだが、こちらも、まあまあサイズのカマスサワラ。
ここで、トローリングを続けるかジギングに行くか迷ったが、風が強くなってきたため、先にジギングに行くことにした。
ところが、ポイントに着いてみると、かなり時化出しており、帰りの行程を考え、1投もせずに引き返すことにした。
すると、また、バショウカジキの群れに遭遇したため、今度は二人でジグを流すことに・・・。
しばらくして陣内氏にヒットしたが惜しくもブレイク・・。ジグがロングタイプだったので、私もキラージグを
セットし流したところ、ついにヒット!!!今度は本命でヘッドシェイクしている。慌ててフッキングを3回入れたが、
掛かりが浅かったのか、硬い口に刺さらずフックアウト・・・。このバラシで魚が沈んでしまい、しばらく探した
ものの見つけることができずに、この釣りを諦め、近場の風裏のポイントで上物釣りとミズイカ釣りをすることにした。
アンカーを打ち、まずは、浮流しで上物を狙うと、足の裏サイズの尾長グロ、地グロ(メジナ)が次々ヒット!
私としては、最近やらない釣りなので新鮮であった。そうこうしていると陣内氏、キロオーバーの地グロやマダイを
釣り揚げる。流石である。
そして、いよいよ待ちに待ったミズイカ釣りである。名人芸が見られる!!餌の小アジにリュック針をセットし
流す。するといきなり陣内氏の浮が沈み、糸ふけを取って大きくアワセを入れるとガッチリ掛かっている。
スゲ〜!!フッキング率ほぼ10割という噂の兵器「リュック針」、恐るべし・・。
ナイスサイズのミズイカだ。この時期のここのアベレージだそうで、陸ッパリとはスケールが違う。
陣内氏、その後も500g〜キロオーバーをビシバシ釣っていく・・・。
私も教わりながら4、5杯釣ったところで、
タチウオが邪魔に入り、餌の小アジが消耗してきたため、私はエギングにチェンジ。するとエギングでも
良型を連発!!
ところが、この日は台風の影響で、かなり風が強くなり、ついに釣りは断念。島影に入り寝ることした。
それでも、良型のミズイカを二人で20杯以上釣り、私としては大満足の釣行であった。
このサイズの連発はたまりませんゾヨ!!こうしている間にも、イカ釣りに行きたくて
仕方が無い病が発病している私である(爆)やっぱ、イカ釣りは最高だね〜!!