ジギング船
マスターマリンの船長をしている尾池氏と天草某所へ食料調達釣行を実施した。
今年は潮(旧暦)が遅く、全体的に海のサイクルが遅れている。地元のエギングマンも話していたが、
これが原因でアオリの成長も遅れており、例年ならこの時期、数は落ちて型が800〜500gアベに
なるところが、いまだ100〜300gのハナイカサイズの数釣りをしているという。
今回の目的は食料調達である。釣れりゃあ何だって持ち帰るつもりでいたが、
100〜300gのハナイカではプライドが許さず地元のアングラーの目も気になりリリースしていた。
が、10杯程度リリースしたところで、「もったいなか。ミズイカ(アオリ)はこの位のサイズが
柔くて一番美味かっバイ。」と忠告された。確かに、このサイズはイカ飯にも丁度よいサイズ。
よ〜し、俺もキープしよう。
それから、バシバシ釣ってはキープ。連続ヒットで地元のアングラーらが「エギを見せてくれ」
とか「そのシャクリ方は難しくて俺たちゃしきらん。」とか色々と興味の眼差しで注目され、
私も自慢げに講釈をたれながらいい気になって釣りまくった。
尾池氏は対岸の堤防でイカには
目もくれずアジ釣りに没頭している。イカはすでに前回までの釣行で自宅の冷凍庫に
山程入っているそうで、アジを前回100匹程持ち帰ったそうだが、三枚におろし、
梅肉をすりつけ大葉をつけて巻いて爪楊枝で刺してフライにすると超美味いそうで、
(子供用にはとろけるチーズを巻くそうだ)今回はクーラー2つも用意する準備のよさ(笑)。
共に10時近くまで黙々と釣って、やっと晩飯。その後、良型のアジが釣れるという別の
堤防へ移動して、今度は2人でアジ釣り開始。確かにここのアジは型が良く20cm超がアベレージ。
ただしポツポツとしか釣れず効率は悪い。朝の4時近くまで粘ったところで、先行客いわく
「夕方は食いがたったので朝マズメも良いだろう。」とのことだったが、私が我慢できずに、
再度、最初のポイントへ移動し、2人共、朝マズメのイカ狙いに切り替えた。朝マズメは型が
狙えるだろうとの読みであったが、その読み通り500gオーバーサイズが連発でヒット!!
しかし、めずらしく良型3杯もバラシてしまった。ドラグをかなり強く締めていたのが原因したものと思われる。
雑誌で読んだが、ある有名人が「ドラグはきつく絞めるべし。」と書いていたし、会社の先輩、
陣内名人もきつく絞めており「身切れ無し」と言っていたので、私も締めていたが、ヒット後、
かなり巻いたところで外れる・・・。抱きが悪かったのかもしれないが、800〜500gという中型サイズ
のアオリには、少しドラグを効かせた方が身切れ防止に良いのではないかと考えを改めさせられた。
我々が、型狙い(と言っても500gUPだが)をしていたところ、
目の前で1.5〜2kgサイズのヤズ(ブリの子)のナブラが沸いた。それがあたり一面に広がって物凄
い状態になった。
慌ててエギをミノー(x80)ヘ付け替えキャスト。当然、即ヒット!!尾池氏もヒット!!
ただしどうやって取り込めばよいのか・・・?堤防を移動し回り込んで内側の階段で取り込むしかない。
我々はファイトしながら少しずつ移動にかかった。シーバスタックルなら制御が簡単だがエギングタックルで無理はできない。ドラグを鳴らしてよく走るのは面白いのだが・・・。そうしているうち、私がロープに巻かれてブレイク。その後、油断した尾池氏も同様にブレイク。早く切れていた私はラインを組み直す時間があったため、再度キャストすると、また一発でヒット!!次は慎重に移動し、無事キャッチ!!
これを最後にナブラは消えてしまった。
ナブラを追いかけ、堤防の端から端まで全力疾走した我々は一睡もしていないこともあり
超気分が悪い状態に・・・(笑)。
結局、これを最後に納竿とした。
私の釣果:ヤズ1、アジ19、ガラカブ1、コウイカ6(尾池氏から4杯貰)、
ミズイカ38(MAX700g、写真の他10杯程度リリース)
本日の料理であるが、尾池氏から教わった梅肉と大葉包み&チーズ包みは、
言われたとおり、超バリウマで、あっという間に皿に盛ったのが無くなってしまった。
これも尾池氏からの受け売りだが、残った骨はから揚げにして骨煎餅にすると子供もよく食べる。
ちなみに釣ったイカはそのまま小分けにして密閉式のビニール袋に入れ冷凍した。こうしておくと、
いつでも食べたい時に取り出して使うことができる。当然、刺身も美味い。テレビで紹介していたが、
イカは生より一旦冷凍後の解凍したものが、繊維が壊れて旨みが出て美味しいそうだ。我が家は
比較的大型の冷凍冷蔵庫を昨年買ったのだが、2つある冷凍庫のうち1つはイカで一杯になってしまった。
(笑)私も次回からイカよりアジにウェイトを置いた釣行にしよう・・・(笑)