最近、私がハマッている釣りの一つにマダイのテンヤ釣りがある。前にも紹介したが、鉛の真下に段違いの針を着け、
生きエビを餌に使う釣りであるが、一言でいえば、流行の鯛ラバに生きエビを着けたような仕掛けである。現に、最近では
鯛ラバに生きエビを着けて釣る人がかなりいる。ちなみに、こんなタックルである。
これをスパンカー立てた船から垂らし、着低後、ゆっくりシャクってアタリを待つのである。これが、なかなか楽しい・・・(笑)
で、今回は、天草市牛深町で鯛釣り大会が開催されたため、私も会社の仲間と参加した。ルールは、
1隻4人に船頭を入れた5人が1チームとなり、大物賞(マダイのみ)と総重量賞(魚種問わず)を競うもので、
勝負は船頭の力量でかなり左右される内容となっていた。
今回は32隻で争うことになったが、運よく我々の船は深海町で1、2を争うという名人船頭が当たった。
我々のテンションもかなり上がったのは言うまでもない・・・(笑) ※この時点で、運を全て使い果たしてしまった、
というオチもあるが・・・(爆)
開会式の後、期待に胸膨らませ出港!!そしてポイントに到着するなり右舷で釣っていたFishermanさんに大物がヒット!!
大きく竿が曲がった。
今回、Fishermanさんの仕掛けは、先に紹介したテンヤ仕掛けではなく、関東風のテンヤ釣り仕掛けで、
天秤錘の下に2ヒロ程ハリスを取り、豆テンヤにエビを着けるといったものだった。餌の真上に大きな
鉛が無いので違和感無く食いつくメリットはあるが、起伏が激しい地形では、根掛かりが多発するという
デメリットを抱えた仕掛けである。
で、慎重に魚を浮かせて獲り込みに入ったところ、なんと水面でバラシ・・・。慌てて船頭がタモを海面に
突っ込むも魚はタモに触れただけで沈んでいってしまった・・・。
左舷にいた私は魚を見てなかったが、船頭らの話では確実に2KgUPの良型だったらしい・・。
逃げた魚は大きい・・・特に大会ではショックも大きい・・・。
その後、連発でFishermanさん2匹ゲットするも500g止まり・・・。そして、その後は誰にもアタリ
すらなく沈黙が続いた・・・・。
ここで、船頭は我々の仕掛けに文句をつけ、船頭が作った手釣りの胴つき仕掛けを使えば沢山釣れている
はずなのに・・とぼやく。しかし、この時点では船頭もボウズだった・・・(爆)
この日は大会だったため、開会式後の午前7時開始の正午までという、いささか短時間の釣り時間が設定
されており、昼前になった我々に焦りの色が濃くなったころ、船頭がマダイは諦めたのか、ガラカブ(カサゴ)や
アコウ(キジハタ)が釣れるポイントへ移動した。
このポイントで我々は、外道をポツポツと釣り、とりあえず退屈しない程度にアタリを感じ取りながら
過ごすことになった。たまにマダイの手の平大〜500g程度のものがヒットした。
私も何とかボウズだけは逃れることができた。(汗)
結局、船中マダイ10枚程度にガラカブ等をボチボチ釣って納竿となった。
上げ潮が好調の深海沖において、この日は下げ潮の時間帯となり、皆大苦戦した模様で、
他の船の大半は船中マダイ1〜2枚程度で、コロダイ等、外道で重量を稼いでいた船が目立った。
大会後、帰りに貧果だった我々に、船頭が事前に釣った鯛を数枚分けてくれ、何とかお土産は確保出来た。
また、船頭も言っていたが、この深海沖のマダイ釣りは例年9月がピークだそうで、今年も9月は
連日、船中70〜100枚のマダイが揚がっていたそうだ。来年は9月に行こうっと。