天草アオリ
(2008.3.20)

 そろそろ春のアオリイカシーズンである。今週は月夜の上、20日(木)が祝日、金曜を挟んで土日と 飛び石連休となる。個人的には金曜の夜から土曜の午前中まで釣りたいところであるが、 残念ながら今週末は土日共に嫁にスケジュールを押さえられており、出れるのは20日のみ、しかも、 仕事の都合で夜釣りは不可となり、20日のデイゲームのみとなった。
 一応、前夜に天気予報は確認したつもりであったが、北東⇒東の風で波高3⇒2.5mと記憶していた。
 それなら、天草下島の西海岸は風裏となり、多少、巻き込む風があっても大丈夫だろう・・・と 軽く考えていた。
 ところが、午前3時起きで天草へ向かった私であったが、道中、あちこちで風にハンドルを取られる等、 予想以上の強風である。一号橋や高規格道路の陸橋では減速しなければ危ない状態であった。
 幾ら風裏で釣りをするとはいえ、この強風では巻き込む風で釣りにならないのは判った。
 しかし、既に出発しており、仮に、ここで引き返したとしても、嫁から釣行1回分のカウントを されるのは目に見えている・・・。悩んでも仕方無い。"賽は投げられた"行くしか無い・・・。
 過去の経験上、この風向きの強風時は、牛深の各ポイントはほぼ全滅である。そこで、羊角湾から入り、 西海岸をランガンするつもりで移動した。
 まずは羊角湾であるが、周囲を山に囲まれているので比較的風に強いポイントなのだが、回った風が かなり強い。時折、突風が来て磯から落ちそうになる・・・。厳しい・・・。
 横風にラインが取られて、なかなかエギの動きが感じ取れない・・。それでも、底付近を適当に探っていると 何やら乗った。
  
 やっと掛かったと喜んだも束の間、揚がってきたのはイイダコであった(涙)。しかし、この外道の 煮付けは好物で酒の肴になるのでWelcome!である。
 次こそは本命を・・・と続けていると、風が弱まった隙にはっきりとアタリがあり乗った〜!
  
 今度は本命と喜んだが・・・300gのチビイカであった。
 一応、本命なので、気合が入ったが、この後、風も強くなり移動。実は、この時点では西海岸は凪と予想 していた。今日の本命ポイントは西海岸と踏んでいた私であったが、移動してみてビックリ。
 北寄りの強風で横風がきつくサラシとうねりが出ている・・・。改めて携帯電話で天気予報を確認したところ、 北⇒北東の風で、3mの波と言っている・・・。昨夜の予報は、私の勘違いであったか・・・。
 この状態では釣りは不可。ヒラスズキでも諦める強風である。車中で弁当食って帰ることにした。
 それでも諦めが悪い私は、帰りに風裏の天草上島の南側道路を通り、ガラカブ(カサゴ)でも釣って帰ろうかと、 数箇所チェックしてみたものの、ここも突風で釣りにならず、更に突風で堤防から落ちそうになる始末・・・。
 これで、完全に望みを断ち切られた感があり、納竿とした。(涙)
 ちなみに、今回、走行距離300km弱、ガソリン代4,000円也。ガソリン代の高騰で馬鹿にならない出費である。
 せこい話しだが、2回程の釣行費用で船に乗れる。無闇な釣行は避けるべきだとつくづく感じた釣行であった。

 
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