天草ヒラメ・マゴチ
(2008.4.29)

 春の桜鯛を今年こそはやってみたいと思っていた。例年、この時期、天草の湯島沖で乗っ込みの大型真鯛が 狙え、4〜5kgクラスがよく釣れ、またに8〜10kgクラスの大型も揚がっている。 これをライトタックルのテンヤ仕掛けで狙いたいと考えていたのだ。
 会社の先輩S氏とスケジュールを合わせ、予約を入れたのがこの日であったが、船長によると、今の 真鯛は、速い上げ潮時のみしか釣れないらしく、潮が小さいこの日は望みが薄いとのことで、ヒラメ・マゴチ 狙いで出船するとのことであった。
 GW中で新たな予約など無理なため、我々もヒラメ・マゴチ狙いで釣行してみることにした。
 仕掛けは船で用意するとのことでリールと竿だけ持参したが、仕掛けは捨て錘30号の上25cm(6号フロロ) の所に親子サルカンを付け、そこから矢引き(約80cm)で6号フロロハリスに針 (伊勢尼10号、孫針トリプルフック10番)をセットし、リーダーを2ヒロ6号フロロハリスと いうものであった。餌は生きた10cm程のイワシであった。
 基本的に、アジの泳がせ釣りをライトにしたようなもので、一般的な泳がせ仕掛けであった。
 まずは、朝一ポイントに到着すると、晴天ベタ凪である。気になるのは潮だけ。この日は、タイドグラフを見ても 午前中の潮は殆ど動かないのだ。
 まずは、開始早々、私の竿に何かヒットした。
  
 揚がってきたのは、ガラカブ(カサゴ)であった。とりあえずパチリ!船のホームページの釣果報告を見ても、 このガラカブがベースに釣れて、ヒラメ、マゴチはポツポツ揚がっている程度であった。要するに、 場合によっては、このガラカブのみしか釣れない事も想定しての撮影である。(笑)
  
 その後、隣で釣っていたS氏もガラカブGET!とりあえず、二人とも何か釣れてホッとしたところ、後ろで 釣っていた船長に大型の魚がヒットした。揚がってきたのは2.5kgクラスの良型ヒラメであった。
 当然、船中乗り合い客7名、活気付いた。すると、直後に私の竿にガツンと強く何かが当った。乗らなかったので、 そのまま様子をみていたところ、直ぐにまたガツンとアタリがあり、今度は竿を絞り込んだ。
 今度の魚は先ほどのガラカブよりよく竿が曲がる。どうやら本命のヒラメのようだ。(笑)
  
 揚がってきたのは、やはり本命で、45cm、880gのヒラメであった。このクラスがアベレージサイズのようで、 たまに先ほど船長が釣った2.5kgクラスも釣れるそうだ。
 いきなりノルマ達成!!実をいうと、ヒラメはあまり期待してなかったのでラッキーであった。
 この後、しばらくて船長が33cmのヒラメをゲットしたものの、後が続かず朝マズメは終わった。
 この日は9時前が干潮で、動かない潮が更に動かなくなってしまい、本来なら砂地のマゴチが多く釣れる ポイントも攻めるそうだが、前日も潮が動かずアタリが無かったことから、瀬際周りのポイントで粘ることに したとのことで、釣れてくるのはガラカブばかり・・・。
 砂地ポイントへ移動して何も釣れないよりはマシであるため、ここは、ガラカブ釣りに徹っすることにする。
 少し棚を上げてヒラメを狙うと、極端にガラカブのアタリが少なくなるため、私は、棚を下げてガラカブ狙い にチェンジ。朝、一匹釣っているため余裕である。(笑)
 結局、昼まで瀬周り中心のポイントを叩いたが、この後はヒラメ、マゴチはヒットせず、皆、 ガラカブをひとしきり釣ったところで納竿となった。
  
 で、これが本日の私の釣果。ガラカブのサイズは20cm強がアベレージで良型であった。
 ちなみに、ヒラメは刺身で食べたが、柚子胡椒入りのポン酢にレモン汁を少し垂らしたつゆにつけて 食べたら美味だった。
  
 今回は、潮が動かず厳しい釣りであったが、辛うじてヒラメが釣れてラッキーであった。
 本当は桜鯛を釣りたかったのだが、船長によると、今度の大潮回りまでとのことで、今年は無理かな・・・。

 
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