今年の解禁日は日曜日となったため、何処のポイントも大勢の工作員(アングラー)が押し寄せることは覚悟していた。
今年も昨年同様、J氏と二人での釣行。
また、ポイントの混雑、場荒れを予想し、多くのポイントを叩くより、
狙ったポイントを確実に押さえて手堅い釣りをした方がよいだろうとのことで、昨年、爆釣したポイントに絞って暗いうちから
入渓することとした。
まだ辺りは暗いのに、あちこちでライトが光っている。かなりの数の工作員達が、所狭しと入渓している様子。
下見をしていなかった我々は、ルートを間違えつつも、何とか目的のポイントを押さえることが出来た。
ところが、後から後から我々のポイントを狙って工作員達が押し寄せて来る。
流石に二人も居るため、諦めて他のポイントへ移動しているものの油断は出来ない。
まだ、暗いのであるが、J氏はすかさず餌釣りを始めている・・・。私も始めることにしたが、まずは
ルアーから、と思っていたのでミノーをキャストする。
暗闇にミノーをキャストする等、まるでシーバス釣行でもしているかのようだ。(笑)
私が数投した時、餌釣りをしていたJ氏に早速ヒット!!
釣れた魚を観察すると、ヒレは少し回復しており、固体は昨年のより一回り小さい。
どうやら、この魚、今年、放流されたものでは無く、昨年の秋に放流された魚のようである。
その後も、J氏が連発してヒットするも、全て同様の魚である。
どうも、今年は、このポイントへの成魚放流はされなかったようである。となると、昨年のような爆釣は期待出来ないのでは、
と不安がよぎる。と同時に、昨年もこのパターンでJ氏に差をつけられたため、少々焦りながらも、今度はスプーンに替え
キャスト開始する。
すると数投目のフォール中にバイトがあったものの乗らず、その後、数回のバイト後、反応が無くなった。
その間、J氏は、バラシも含め数匹キャッチしている・・・。
もう我慢できん。私もルアーを止め、早々に餌釣りを始めることにした・・(爆)
すると、昨年のようにはいかず、かなり苦戦して一匹目をキャッチ!!
私のも昨年のより一回り小さいサイズでヒレは少し回復している固体。魚も少し野生化してスレているのか、単に
数が少ないのか、そのどちらもなのか・・・。何れにしても昨年より食いが渋く、お互いポツポツと数を増やして
いった。
そんな中、J氏が釣った魚の口からカワムツが出てきてビックリ。
その後、私が釣った魚も同様に口からカワムツが出てきた。
やはり、ここの魚は昨年の秋に放流され、既に野生化が始まっているようだ。
辺りは明るくなり、釣れる間隔もかなりあいてきたが、相変わらず工作員達が次々と上がって来る。
殆どの工作員は、しばらく我々の釣りを眺めた後、諦めて移動して行くが、狭いポイントなのに割り込んで竿を出して
いく工作員もおり、とても釣り辛い・・・。
立ちこみを止めると工作員にポイントを取られそうなので、交代で常に立ちこみ釣りをしたが、かなり冷えて辛い・・・。
暇つぶしにルアーもキャストするが、餌釣りで苦戦しているのに釣れる筈も無く、昼近くになり、このポイントを捨て、
一旦、車まで戻って食事を取ることにした。
食事の間、かなりの数の工作員達が車で移動していた。また、我々の入っていたポイントへも続々と入渓していた。
数人と話しをしたが、これより上流、下流とも、かなりの人が入っており、また、釣れて無いとのことで、この後、何処へ
行くか迷ったが、J氏の希望で下流域を駄目元で攻めることにした。
すると200m程上ったところで、私にヒット!!
サイズはこの日最大の25cm。ヒレの状態から今年放流された魚のようである。
すぐ上流で、もう一匹同サイズがヒットしたが惜しくもバラシ。(涙)
どうやら、このポイントは昨年に続き今年の放流ポイントのようであるが、朝から数十人に攻められた後なのか、
その後はサッパリで、魚影すら見ることは無かった・・・。代わりに十人以上の工作員には出くわしたが・・(爆)
で、このポイントも見切り、隣町の支流へ最後の望みを託し移動したが、ここぞ、というポイントでJ氏がスピナーで
ヒットさせた1匹のみで、夕方になったところで納竿とした。
結局、この日は、J氏が10匹で私が7匹。昨年に比べれば、かなりの貧果であるが、比較的近場のポイントで、
しかも日曜日という内容からするとマシな方かもしれない・・・。(写真は、四人家族の我が家へ一人二匹という
ことでJ氏が1匹くれたので8匹になっている)
この日釣れたの魚アベレージは18cmと小型だったため、魚は全てカラ揚げにした。
頭から食べれてカルシウム満点。子供達にも人気であった。
次は、今月末か来月頭に放流量が多い河川へルアーオンリーで行ってみたい・・・。
が、その頃はイカ釣りも忙しいので、どうなっているやら・・(笑)