天草ヒラスズキ
(2009.3.14)

 本来、会社の仲間と遊漁船からのメバル釣りを予定していたのだが、北西風が強く、一般の天気予報では、 天草地方の波は4m⇒2.5m。ただし、simanoのホームページの予報を見たところ、細かく時間を区切ってあり、 いかにも説得力のありそうな情報であったため、これを信じてしまったことから今回の悲劇が始まった・・・。
 まず、島原地方を確認したところ、ベタ凪である。これは雲仙の風裏になることからベタ凪と判断した。
 確かに、過去にも北西風3mではあったが、島原まで船で渡れば、比較的波は穏やかで釣りが出来たこともあった。
 そこで、今回も天草大矢野から島原まで渡りきれば何とかなるに違い無いと思っていた。
 更に、牛深地方では2.5m前後の波で終日推移していたため、これならヒラスズキも釣れるではないか、と自然の成り行きで 考えてしまった。
 そこで、私は、ルアーもやるJ氏を誘い、午前中は島原沖でメバルを釣って、昼過ぎの船あがり後、天草西海岸まで走り、 干潮まわりにヒラスズキ釣りをして、夜は河口のシーバス、ヒラスズキを狙って11時頃には自宅に帰り着き、家庭も円満に 治める・・・というベストな釣行計画を立てていた。(爆)
 ところが、早朝5時、船長から電話が入り、やはり波が高いので中止にする旨の連絡が入った。
 仕方がないので、メバルのみ諦め、午前10時に自宅を出た私は、J氏を拾い天草西海岸へ向った・・・。
 予定通り、14時前後からポイントに入った我々を待っていたのは大時化の海であった。(涙)
 ある程度、想定の範囲ではあったが、波がポイントの海底まで洗う状態で、魚の着き場が無い状態である。
 ”しまった、明日の朝だった・・”simanoの予報を信じた私が馬鹿だった。(涙)
 しばらく暇つぶしにやってみたが、釣れそうにないため早めに撤収し、風裏の地磯でワームでのカサゴ狙いで夕方までの 暇つぶしをやることにした。
  
 ところが、超簡単なカサゴ釣りなのに、突風が吹き、うまく底の状態がつかめず根掛かり連発・・・。
  
 私はジグヘッド2ケース分ロストする等、過去に例を見ない程の根掛かりで、たったの3匹と信じられない酷い釣果であった。
 その後、食事を済ませた我々は、雨で濁った河口のシーバス狙いに向ったのだが、これまた風が強すぎてラインが風にとられ うまくリトリーブできず大苦戦・・・。もう止めようとした時、一度、私のルアーに出たのだが、惜しくもフッキングせず、 その後、他の河口へ移動したものの、これまた不発。個人的に苦手な上げ潮でもあったため、気乗りせず撤収。
 ここで、帰ろうかとも思ったが、あまりにも貧果なため、帰り道、メバルタックルでクロムツかヒラセイゴでもやって 帰ろうか、ということになり、二人共、帰りが遅くなる旨、嫁さんへメールを打った。
 そして、共に返信があり、我が家は”OK”と返事があったものの、J氏の嫁さんからは、”自分を見失わないように・・”と 書いてあった。
 これって、まるで私が悪の道に引きずり込んでいるかのように受け取れるのだが・・・・(爆)
 ま、何はともあれ、寄り道して帰ることにした我々は、J氏の希望でヒラセイゴ釣りをすることにした。
  
 ヒラスズキと違い、確実に釣れるヒラセイゴ。メバルロッドを使い、メバル、ヤマメ用のミノー等でやると、そこそこ楽しい。
 ただし、引きは大したことは無く、エラ洗い等、ただ水面で暴れるだけ。同じ大きさならヒラセイゴよりメバルの方が引きは強い。
  
 バラシが多い魚なので、キャッチまでいくのは少ないが、私が10キャッチ。I氏はロッドが固めだったせいか5キャッチ。
 しばらく釣ると魚はスレたが、退屈しない程度にヒットは続く・・・が、ここでJ氏が「帰りましょう」と撤収を促した。
 魚が釣れてるうちに撤収するのは私の主義では無いが、仕方が無いので、ここで納竿とした。
 自宅に帰り着いたのは翌15日の2時であった。
 風も治まってきたことから、本来なら、この時間から河口で下げ潮のシーバスを狙い、朝マズメの干潮前後に磯のヒラスズキ を狙うのがベストの釣行といえたであろう・・・。
 今回は、気象予想を一日読み違えてしまったのが敗因であった・・。

 
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