七里ヶ曽根ヒラマサ・ブリ
(2009.4.17)

 近年、九州北部において、マグロ、ヒラマサのキャスティングによるトップウォーターゲームがブームとなっているが、 個人的には、確実に釣れればジギングでもキャスティングでもどちらでもよいと思っている。
 キャスティングをする場合は、少人数になるため割高となり、メンバー中、ボウズの人も 出てくるためリスクは大きい。
 ただし、マグロや大型のヒラマサを狙うのであれば、キャスティングに分があるようで、視覚で楽しむゲーム性も高い。
 ハイリスク、ハイリターンなキャスティングを選ぶか、比較的"あぶれ"が少ないジギングを選ぶか となると、個人的には、大型は釣れなくても確実性が高いジギングの方を選択したいところである。
 今回は、同じ会社の釣り仲間で福岡勤務のFishermanさんが幹事で、なかなか予約を取る事さえ難しいこの時期 に、私も混ぜてもらうことにした。
 今回の仕立ては、キャスティングメインということで船は6名制限。我々の仲間内は4名で、内訳は熊本から私と Canal君、久留米からFishermanさんと、もうすぐFishermanさんの義理の息子になるY君。
 釣り場は壱岐沖にある七里ヶ曽根で、港から2時間強で到着。
 まずはキャスティングということだが、この日は波が高くナブラも見つけにくい。また、 船が揺れてキャスティングも厳しい状態であった。
 それでも鳥を頼りに、あっちへ走ったり、こっちへ走ったりと忙しい・・・。
  
 午前中、かなり長い間キャスティングに費やしたのだが、時折、マグロがベイトを追って水面から出るのが見えるものの、 誰にもヒットすら無く、やはりハイリスクな釣りだな〜と痛感しながら、キャストを繰り返していた。
 昼前になり、船長がキャスティングに見切りをつけ、ジギングに切り替えた。
 個人的には、やっとジギングが出来るため嬉しかったが・・(笑)
 で、ジギングを開始したところ、早速、Canal君にファーストヒット!ところが、釣れたのはネリゴ(カンパチの子)で あった。
 ここの水深は90m近く。七里はスパンカーが禁止なので、"どてら流し"となるのだが、風と潮流で流されるため、 すぐにラインが斜めになり、かなり釣り辛い。
 皆、200g前後のジグを使用していたが、底が取り辛いので、私は250gに変えたところ、即ヒット!!
  
 上がってきたのは3kgのヤズ(ブリの子)であったが、とりあえず1本釣れてホッとした。
 この後、ポツポツと船中アタリが出始めてヒラマサも釣れ出した。
  
 ここで私にもヒラマサが来たのだが、3.2kgのヒラゴサイズ。(涙)
 この後、良い反応があり、船長が「底から水面までビッシリ反応が出てます!これは食う反応ですよ〜♪。ハイ、ヒット〜。 またヒット〜!」とアナウンスがあり、船中、次々にロッドが絞られていく・・・
 と、ナントここで私の携帯電話が鳴った。相手は会社のお客さんからである・・・。仕方無く電話に出る事に・・・(オーマイゴッド!)
 右舷で皆がファイトしている最中、私だけ左舷に行き、電話である・・・。しかも長い・・・(号泣)
 遅れをとった私も、やっとジギング再開。頑張るぞー!と気合が入るも、また、電話が鳴った・・・。
 また、会社のお客さん・・・(涙)
 今度は手短に済ませ、ここで携帯の電源を切った。(爆)
 その間、8〜5キロクラスのヒラマサやブリが何本も上がっていた様子だが、私も気持ちをリセットし、再開・・・。
 ここで、Y君にも待望のヒット!!何度かヒットしていたものの、アワセが弱く全てバラしていたため、今度は 周りからもアドバイスが飛び何とかゲット!!
  
 初めての青物だそうで、釣った本人はもとより、連れて来たFishermanさんの方が「よくやった!よくやった!」と嬉しそう。
 私もヒットするのだが、3〜4kgのヤズばかり・・・。
 そうこうしているとCanal君もヒラスゲット!!
  
 7Kgの良型に本人も納得の様子。
 その後、潮止まりとなり、反応は凄いのだが口を使わず、2時間程さっぱり釣れなくなってしまった・・・。
 ここで、船長が見切りを付け、ヤズのポイントへ移動することになった。ヤズといっても5〜6kg主体で、時には 10kgクラスやヒラマサもヒットするのだと言う・・・。
 そして、ポイント到着とともとに船中、全員同時ヒット!!久しぶりに見た、この光景!
 取り込みが大変なので時間を稼ぐ意味でゆっくり上げる。
 魚のサイズは皆5kgクラスと型が揃っている。私が釣り上げたのも5kgのヤズであった。
 長い間流しているのだが、ずっと反応が出ているようで、常に誰かがヒットしている状態である。
 写真撮る余裕も無く、私もジグを落とすと、またヒット!!
 同時にヒットしたY君の魚はよく引いていると思っていたら・・・
  
 8kgクラスのヒラマサであった。初青物をさっき釣ったばかりなのに大したものである。
 結局、Y君は良型のヒラマサ、ブリを7本ゲット!!大満足の釣果となった。
  
 病み上がりの体で、電動ジギングをしていたFishermanさんも、このポイントに来て2本の5kgクラスの ヤズをゲット!!
 私も同サイズを連続2本釣って満足。ジグを落とせばヒットするのは間違いない状態であるが、 このサイズをこれ以上釣っても仕方が無いと思い納竿とした。
 皆、納竿しようとしていたが、欲深いCanal君はジグを落としていたが・・・(爆)ちなみに、釣れたのは 3kgクラスのヒラゴであった。
 凄い反応で、まだまだ釣れるのだが、皆満足していたのと帰りの時間を考慮し、船長がストップフィッシング を告げ全員納竿とした。
 帰りは時化もあり2時間半近くかかって帰港した。船内ではペットボトルの水も飲めない程の揺れで、 流石の私も少し気分が悪くなった。
  
 これが本日の全員の釣果。客は6名だったが、1名は船酔いのため殆ど釣りをされてなかったので、 実質的には我々4名を含めた5名に、時折、船長やポーターが釣っていた程度。
 船全体では、ヒラマサ8.5kgを頭に13本(1本はクーラーの中) ブリ(ヤズ)8.4kgを頭に25本、カンパチ(ネリゴ)1本で計39本だった。
 午前中のキャスティングの時間もジギングをやっていたら、どんな状態になっていたのだろうか・・(爆)
  
 ちなみに、これが私とCanal君の釣果。Canal君8本に私が7本の計15本。  (私の内訳は3〜5kgヤズ6本、3.2kgヒラゴ1本)
 大型クーラーに入りきれず、予備のクーラーまで使用して何とか収まった(汗)
 たまには、こんな大漁があっても良いものだ。

 
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