近年、夏になるとジギングロッドにカニの疑似餌を使ったマダコ釣りに多く出かけているが、目的は、釣り味
より食味のためというのが本音であり、夏場の美味しいマダコを沢山冷凍庫にキープできれば、それで良いので
あるが、岸壁からの釣りだとなかなか大釣りは出来きず、精々４〜５杯程度の釣果であった。
頻繁に釣りに出かけられる環境ならともかく、月に二日程度の釣行しかできない最近の私にはストレスが溜まる
のも当然で、それならばと、効率良く釣らせてくれる遊漁船に乗ることにした。
１回の釣行で冷凍庫を満杯にしてしまえば良いのであるが、船の前々日の釣果情報では、客二人と船頭の計三名
の釣果は１００杯以上というから期待が持てる。船頭が釣った分は客が全て貰えるため、この場合、一人５０杯
以上のお土産ということになる（爆）。
で、今回は久しぶりに潜り屋君を誘って船頭と三人の釣行となった。
ところが、こっちの都合通りに事が進まないのがいつものパターンで、船頭によると、前日、いつも爆釣していた
ポイントで釣っていたところ、地元の漁師とトラブルになったため、今日は、他のポイントを探りながら釣って
いくので、釣果は保証できないという・・・。やっばり、俺はこんな運命なのか・・・。
ちなみに、仕掛けはこれ。
手製のタコテンヤにコノシロの切り身を針金で巻き付け、更にタコの足を三本ほど付けてある。特徴的なのが
針が異常に小さいのである。大きめのエギの半傘カンナといったところで、これも手製で３本の針が付いていた。
また、我々がジギングロッドで釣ろうとしたところ、「竿では釣れん！！」と言って手釣りを勧めるので、
とりあえず、言われるままに手釣りで行うことにした。
船頭は、朝マズメからポンポンと良型を連発で釣っていくのだが、我々にはサッパリ釣れない・・・。
そんな中、もともとタコ釣りだけは得意の潜り屋君が、少しコツをつかんだのか、ポツポツと釣れ始めた。
出足が遅れた私であったが、私のテンヤをよく見ると、針が全て折れていた・・・釣れる筈ね〜よな（爆）。
やっと私に釣れた時は、船頭は既に１０杯以上、潜り屋君も３杯釣っていた。
ただ、一箇所でいつまでもは釣れないため、数箇所、移動したものの、なかなか良いポイントが見つからず、
時折、船頭が釣るくらいで時間が過ぎていった・・・。
ここで、手釣りではどうもしっくりこない私は、いつものジギングタックルに持参したカニの疑似餌をセット
し、いつもの釣り方に戻したところ、いきなり大型がヒット！！
ところが、水面でバラしてしまって船頭に「タモを使いなさい！！」と叱られてしまった。
そういえば、テンヤの針が小さいこともあるだろうが、船頭は一杯一杯、丁寧にタモを使って取り込んでいた。
それからは、あまりパッとしたポイントは無いものの、皆、ポツポツと釣っていき、１１時にストップフィッシング、
納竿となった。
ちょっと早い気もしたが、出港が５時だったので６時間に設定してあるのだろう。
この時期は暑いので、これくらいで丁度いいのかもしれない。
ちなみに、これが今回の全員の釣果である。
バラシも多く、結局、私が４杯、潜り屋君が６杯と、共に貧果であったが、船頭は流石である。
これを潜り屋君と均等に山分けでお土産にしたのだが、私が持ち帰った分が１２杯あったので、
合計で２４杯だったことなにり、これでいくと船頭は１４杯釣ったことになる。
連日の釣れっぷりからすると、かなり寂しい釣果のようでもあるが、これでも十分なお土産が確保できたので、
個人的には満足であった。
これが私が持ち帰った分で、１．８ｋｇを頭に８００ｇ〜キロクラスが揃っていた。
１番大きいのをゆでダコにして、１番小さいのをタコ飯に使った。あと、嫁の実家と近所に１杯ずつおすそ分け
して残りは全て冷凍庫に保存した。
