先日、色々な経路を経て我が家に届いた魚の化石。ブラジル産のヴィンクティファーと言う種類で、約1億1000万年前
の中世代 白亜紀前期のブラジル アラリペ台地のサンタナ層から出土したものだとか・・・。まさに恐竜の時代である。
恐竜好きの息子が貰ったものだが、息子の部屋には丁度いい置き場が無かったため、現在、私の釣部屋の
リール棚に置かれている・・・。
この魚を見ていると、有明海特産のヒラという魚を連想してしまうのは私だけであろうか・・・。
と考えていたところ、丁度、会社の先輩から、自宅のすぐ近くの海でヒラが釣れており、この時期、頻繁に
通っては、連日、その日家族で食べる分の4〜5匹だけ釣って帰るそうで、味は小骨は多いが刺身で美味しく、
アラは吸い物にすると絶品でセイゴの吸い物に比べ10倍は美味い。とのこと。
そこで、たまたま免許更新のため会社を休んでいた私は、息子を連れて夕方から1時間の予定で出かけて
みることにした。
あいにく、この日は風が強く釣り辛い状態であったが、地元の小父さん達も次々と集結し始め、暗くなると
同時にポンポンと上がりだした。
まず、息子にヒットしたのはヒラでは無くセイゴであった。
その後、直ぐに私に本命のヒラがヒットしたが、40cm弱のサイズ。この時期のアベレージのようで、
皆、このサイズからたまに50cmクラスを釣り上げていた。
地元の小父さん達によると、いつもは10匹位は直ぐに釣れるそうであるが、何故かこの日は渋い様子・・・。
あまりアタリも無いまま1時間程釣って我が家は3匹で納竿とした。
で、早速、刺身にしてみた。
小骨が多い魚なので、骨の向きとは逆になるように包丁を入れ、できるだけ小骨を細かく切るようにしたが、
ガツガツとした骨の食感で私はNO!
コノシロは好きなのだが、これは駄目。それでも、嫁は美味いと言って食っていた・・・。
この刺身が美味いという人はかなり少数派と思う・・・。
ところが、このヒラのアラで吸い物にしたところ、これは絶品!!マジに美味い!!
息子も3杯もお代わりしていた。
また釣りに行こう!という気はしないが、引きは強いので釣り自体は楽しいのではないか。
ちなみに、良く見るとヒラと化石は似ていない。自分の中のイメージだけだった模様・・。
また、化石を鑑定してもらった御所浦白亜紀資料館の学芸員の方から教えてもらったところ、
実際は、この化石の魚には角のような尖った口ばしがあるそうだ・・・。