甑アオリ&シーバス
(2009.10.31〜11.1)
今秋のアオリは各地不調のようで、良型の数釣りが楽しめた等の話は耳に届かない・・・。
今週は、火曜日が祝日で月曜日に休みを取れば、土曜からの4連休である。
しかも、秋の月夜の大潮ともなれば、イカ釣りファンなら見過ごす訳にはいかない・・・。
当然、これまでの不調でストレスが溜まったイカ釣りファン達が各地の有望ポイントに集結し、 何処のポイントも満員状態になるであろう・・・。と考えた私は、この際、人の少ない離島へ遠征し、 良型アオリをクーラー満タン釣って帰ろう!!と今回の遠征を計画したのだった。
メンバーは私と会社の先輩S氏に鹿児島在住のジャークマンさんの3名。
私とS氏は月曜日に休みを取り二泊三日の万全体制、ジャークマンさんは土日のみの一泊二日の予定で、行きの フェリーで合流することとした。
まずは、行きのフェリー待合所にて記念撮影。いつも、この時点までは、期待に胸脹らませハイテンション なのであるが・・・。
ちなみに二人共、ゴロゴロにクーラーやバッカン等を積み込んでいるが、フェリーのタラップや乗船後は2Fまでは 階段なのである。何を勘違いしたのか、全て持ち上げて移動しなければならず超大変であった。
S氏は乗船中のタラップの上で荷崩れを起こし、後ろに並んでいる乗船客を足止めさせていた・・(爆)
(次回から船での遠征は、荷物は最小限にまとめ、全て身につけられるようにしよう。)
ということで、昼過ぎに甑に着いた我々は、一旦、荷物を民宿に預け、車でGO!!
まずは有名なこの港から・・。いきなり500〜600g位のアオリが3杯程エギを追いかけてきたが、 直ぐにスレたのか、その後は反応無し・・。
まあ、昼間の最干である。アオリが居ることが分かれば夕方以降に期待が持てる。
そこで、他のポイントも見て回ることにした。今日までは風は大して吹かないであろうと予想していたが、 やはり離島、結構、風は強い。
そこで、比較的風裏になるであろうポイントを中心に移動することにした。
ここも春は大型が揚がる有名ポイントであるが、足元に5cm位の新子のアオリは沢山いるが・・。 果たして、まともなサイズは居るのだろうか・・・。墨跡も極めて少ないし・・。半信半疑で、 我々はエギをキャストするが反応が無い・・・。
しばらく粘ったものの、あまりに反応が無いため、ジャークマンさんはタイラバで根魚狙いにチェンジ。
すると、直ぐにオオモンハタをゲット!!
そこで私もワームで応戦すると、直ぐにヒット!!
天草でカサゴ釣りをすると、たまに釣れるオオモンハタであるが、甑ではカサゴは少なく、 代わりにこのオオモンハタがメインに釣れるのである。
煮付けにすると最高に美味い魚なので、しばらくお土産釣りをする事にしたが、ポンポンと 簡単に釣れる。
そろそろ夕マズメに突入するため、早くイカポイントを見つけなければ・・・。
魚は時間があれば何時でも釣れるので、まずは、イカを釣ろう!!ってことになり、 私も5匹釣ったところで止めて、場所移動することにした。
ところが、その後、風は更に強くなり、風裏のポイントを探してキャストするも反応無し・・・。
ここでS氏が本命のアオリを釣り上げたが300g程度の小型。
私はワームで根魚、ジグで青物も狙ってみるが不発。(ちなにみワームはフックが折れていたのを気づかず続けていた(爆))
かなり粘って、ここまでリリースサイズ2杯釣っていたジャークマンさんが良型をゲット!!
この一発で気合が入ったのは当然であるが、その後は反応無し・・・。
そこで、また移動。
夕マズメに突入してベストタイムなのだがイカが居ない・・・。
完全に日が暮れたのだが、雲が出てきて月が出ない・・・。月が出なければ、この日程を選んだ 意味が無いのだが・・・。
風裏にプラスして今度は外灯ポイントを探さねばならなくなった・・・(涙)
民宿の食事があるため、そろそろ民宿へ戻らなければならないのだが、最後に、もう一箇所覗いて みたところ、風の影響も比較的少なく実績ポイントが空いていたので、ちょっとだけやってみることにした。
これが正解で、しばらくして私にドスンと良いのが乗った!!
揚がってきたのはキロサイズの良型で、抜き揚げた。このサイズくらいまでは抜き揚げられる。 (このサイズでは、まだまだタモは使わんゾ(笑))
その直後、シャクリが本気モードになったジャークマンさんもヒット!!
更に私が300gを追加したところで、食事のため、一旦、民宿へGO!
風も無く満潮の潮も動き出し、月まで出てきたため、かなり未練が残ったが・・・。
それでも、腹も減ったし、一杯やりたい気持ちもあり、宴会へ突入?!・・。
あまり酒を飲まないS氏は、我慢して犠牲になり運転手となり、お茶で乾杯。
私とジャークマンさんはジャークマンさんが持参したビールと焼酎をグビグビ・・・
ここで、民宿の小母さんが「今年は異常で、イカが全く釣れん。温暖化なのか、海流の影響か・・・。」とか。
また、今年は、甑で8〜10月までの3ヶ月間、イカ釣り大会が開かれており、今日がその最終日とかで、 息子さんが集計をされていたが、3杯の合計重量で競うのだが、トップが3kg弱という厳しい内容であった。
地元のアングラー中心でやってこの結果とは驚かされる。
雑誌等の一部メディアにおいて、大げさに甑を取り上げ、甑はイカの宝庫だ!的にPRするものだから、さぞかし 釣れるところだと錯覚されがちだが、離島というだけで海域としては九州本島とさして変わらず、九州本島でも 春はデカイカが沢山釣れているし、秋には数釣りが出来る。単に離島ゆえアングラーが少ないので釣り易いというのが、昔から何度も甑 でイカ釣りをしてきた私の感想である。
それを証明しているのが、最近の状況ではないかと思う。今年は、九州何処も不調と聞くし・・・。
焼酎を1本飲み干したところで、再び、イカ釣りへGO!!
一箇所目は、墨跡も多く、かなり期待したが不発・・・。
次は、月も出てきたので、最初の有名ポイントへGO!!
ここで、私の記憶は無くなっているのだが・・・、後で聞いた話しによると、 このポイントで早々に500gサイズを釣った私は、歌を歌って、最後は堤防で 寝ていたそうである・・・(汗)
他の二人は不発だった模様・・たぶん・・。
翌朝、朝マズメ前に起きて、昨夜、私がキロクラスを釣ったポイントに陣取り、三人でキャストを 繰り返すも不発・・・。
隣で釣っていた地元のアングラーらしき人に700gサイズが1杯きたのみであった。
風は更に強くなっており、かなりポイントが限られる。
その後、結構走って、今回、初めての堤防へ行くも、風の影響もあり、ここも不発。
小型ジグでメッキでも・・と思ってキャストしたところ一発で食ってきたのはコイツであった。
イカが釣れないなら、魚釣りでも・・と思ったが、ここで大粒の雨が降り出し、車へ退散。
ここで作戦会議・・・。
結局、雨風は更に激しくなる天気予報もあり、我々三人共に朝9時のフェリーで帰ることにした。
二泊三日で釣り三昧と決め込んで来た私とS氏は、かなりのショックであった。
天気には敵わない・・・。それと今年の甑のイカの少なさは酷い・・・。
串木野に着いた我々は、鹿児島の指宿か長島あたりの風裏を探してイカ釣りして帰る案も検討したが、 何処も雨風が強すぎて釣りにならないのでは・・という結論に達し、結局、ジャークマンさんと別れて、我々二人は 熊本を目指すことにした・・・。
ところが、車中、あまりの貧果にストレスが溜まった我々は、ちょっと寄り道して帰ることにした。(爆)
丁度、雨も上がったことだし、風はあっても河川の釣りなら土手等で風を遮るので風の影響も少なく釣り が出来る。
そこで、ちょっとシーバスでもやって帰ることにした。エギングタックルもあるし、たまたまタックルボックス にはミノーも少し入っているし・・・。
すると、いきなり私にヒット!!
久々のシーバスの引きである。躊躇したが、甑で使わなかったタモをここで使用。(爆)
ほんと久しぶりのシーバスである。
最近は、わざわざコイツを釣りに行こうとは思わなかったが、考えてみれば、今がベストシーズンである。 まっ昼間でも釣れる訳である。
リリース後、キャストコースを変えると、またヒット!!
今度のはちょっと引きが違う。ファイト中よく見るとバスであった。
小型ながら体高があり見事なプロポーションのバスである。
日頃からバス釣りをあまりしない私には、バスの方が新鮮である。
この後は、ポイントが荒れたのかヒットも無く、二人共諦め納竿とした。
結局、一泊二日の釣行となり、悪天候と異常なまでのイカの少なさに苦戦しながら、 あれやこれやとやった結果、私的には辛いながらもアオリはキロ級が釣れ、 ハタ釣りもちょっとだけ楽しめたし、民宿の宴会(S氏には申し訳ないが)も楽しかったし、 帰りにシーバス、バスのオマケも付いたので、一泊にしては、なんとか合格点だったかな・・・。
しかし、アオリはリベンジである。来年になるかもしれないが・・・(爆)
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