最近は、天草でも船外機付きのレンタルボートの貸し出しをしてくれるところが出てきた。
マイボートを購入する手もあるが、維持のための手間や費用を考えるとなかなか踏み込めない領域である。
ゴムボートも一時は真剣に考えたが、これも維持するための手間等えてパスしていた。
今回は、会社の釣り仲間4名で松島にある船外機付きの貸しボートでキス釣りをすることになった。
幹事は免許を持っているN氏で、昨年からよく利用しているとのことで、今年は二回目だとか。
今回は天気が気になる予報で、昼から北風が吹き出し、天草地方は1.5mの波とのこと。
朝は西の風で殆ど波も無くポイントへ到着。
前回ほどでは無いというものの、船中ポツポツと釣れ始めた。
ところが、早々に風が北へ変わり、途端に波が立ち始めた・・・。
とりあえず近場の漁港内へ逃げ込んでみたものの、干潮のため水深が2m程に浅くなっており、これでは
暇つぶしの釣りも出来ないことから、一旦、大きく移動し、風裏のポイントまで行くことにしたのだが、
途中、波立つところがあり、バケツをひっくり返したような波を何度も頭から浴び、撥水加工地のウェアを
着ていたものの、パンツまでグッショリ濡れる始末。(涙)
それでも時間をかけて何とか風裏ポイントへ辿り着いた我々は、ここでポツポツとキスを釣りながら
弁当食ったりして時化が治まるのを待っていた。
そして、波が収まったところで再び、朝のポイントまで移動し、釣り再開!!
すると、皆、ポンポンと釣れるようになり、数を稼いでいった。
J氏はここでいい引きがあり、大型のグチが掛かったのでは、と話していると、揚がってきたのは
エイの仲間のサカタザメであった。この海域に潜るとよく見られる魚である。
その後、海はベタ凪となり陽も出て、潮止まりの時間まで結構釣れ続けた。さっきまでの時化が嘘のようで、
「これぞ、本当のキス釣りだよね!」と皆言っていた。
今回の幹事で操船手のN氏。一人だけスピニングタックルを使い、慣れた手つきで順調に数を上げていた。
何故か私だけ数が上がらず、おかしいな・・と思ったが、面倒なのでそのまま釣っていたのだが、あまりにも私だけ釣れないので、
仕掛けをチェックしてみたところ、二本針の上のハリスが絡んだままになっていた。これじゃあ釣果は上がらないでしょう・・。
仕掛けを変えたところ、私も釣れるようになったが時既に遅し・・。潮止まり前になり全体的にあまり釣れなくなり、流れも止まって
しまった。
ここで、潮止まりの時間帯を利用してガラカブ(カサゴ)釣りをすることになり、昨年の6月に爆釣したあの小島周りを攻めるも
J氏と私が1尾ずつヒットしたのみ・・。居ない。
おそらく、昨年の我々の釣行以降、抜かれていているに違いない。想像はつくが・・・。
そして、これで納竿とN氏が告げたため、慌てて、後ひと流しだけしてくれ、とお願いして最後にキス釣りをし、
数尾追加して納竿とした。
で、これが私の釣果。本命22尾。サイズは22〜18cmでアベ20cm前後。(外道は他のメンバから貰ったもの。)
釣果だけでいうと、手こぎボートでの釣果と変わらないか少ない位だが、時化で避難したり釣れない仕掛けで釣っていたりと
ロスが多かったのが原因で、まともに釣りをしていたらそこそこ釣れていたかもしれない。
今回は釣った人で40尾弱であった。
そして、これが第二の楽しみ(第一かもしれない(笑))。キスのてんぷらに中骨の骨せんべいとカサゴで出汁をとった味噌汁。
キスは身に軽く塩コショウを降ってから半日冷蔵庫で寝かせてから揚げた。
骨せんべいはネットで調べてやった。手順は、軽く塩を降り、低温で6分揚げた後、高温でカラッと揚げる、としてあったが、
その通りにやったところ、丁度いい揚げ具合になった。ちょっと塩が多かった為、塩辛くなったのが残念であった。
ちなみに、以前もHPに掲載したが、シロキスよりトラギスの方が美味い。皆、リリースしようとしたところを貰ってきたのだが、
食卓で家族で食べ比べたが、家族皆、トラギスの方が美味いのにビックリしていた。見かけじゃないんだよね、これが・・。