天草西海岸&本渡シーバス
(2002.5.16-17)
 15日の夜から所用で実家へ帰ることになり、もちろんロッドも忍ばせた。原因は、 大江の漁師「かついち君」からのメールで「いいサラシができており、ラストチャンスかも。」 とくれば、行くしかないでしょう、ってことで、無い時間を作り、朝だけ出動することにした。
 かついち君に電話で確認した時は、「明日の朝までは、何とか持つでしょう。」と言っていたサラシであるが、 凪に向かう方向なので、暗いうちからポイントへ入ることにした。ところが、地磯ヘ行く道を、電池が残り少ないキャップ ライトを頼りに歩いて行くと、突然、野犬が私に吠えかかってきた。一匹ではない!ライトを照らすと、 反射した目玉が沢山ある...。単純に計算しても4匹以上。まだ他にも木の陰に居るかもしれない。 言葉で言うのは簡単だが、この状況、はっきり言ってジュラシックパークや、ちょっとしたオカルト映画よりビビった。 心臓が飛び出るとは、まさにこのことだ(・・;)
 野犬は、ウ〜、ウ〜、言いながら、こっちをにらんでいる。ここで退散したら追いかけて来ると思った私は、 開き直って、石を掴み吠えかえした(爆)。そして、吠えながら石を5、6個野犬に投げつけ、 更に大きな声で吠えた。そして今度は、魚絞め用のナイフを取り出し、右手に握り締め進むことにした。 途中、何度も、左右、後ろを確認しながら進み、なんとか地磯ヘたどりついた。
 それにしても、我ながらヒラスズキに対する欲の深さにはおどろかされる(笑)。

 地磯に着くと、潮が小さいため、干潮なのに潮位が高い。サラシもあまり出ていない。沖には良いサラシが出て いるのだが...。あ〜、船が欲しい..。ここで私は、真剣に”泳ごう”と思ったのだが、色々考えて止めることにした。
 そうこうしているうちに夜が明けてきた。サラシを見ると、底が見え隠れしている。こんなサラシじゃ駄目だ。ベイトも 居ない。その時、丁度、かついち君から電話があり、愚痴を言って帰ることにした。でも諦めが悪い私は、この後も 二箇所他のポイントに入ったが、ここでとんでもない事が起きた。磯で滑って肘をつき、その拍子に首をひねってしまった。 肘の打撲と、ムチ打ちのダブルパンチのおみやげをいただいた。もちろん、釣りの方は..坊主..。
 夕方、かついち君から携帯にメールが入り、仕事を終えた後、3Kg位が船から釣れたよ、とのことで、 ベイトも沢山いたとか...。(-_-;)..
 ストレスが溜まった私は、翌朝3時から、本渡のポイントに入ることにした。...ん、このパターン、天草二郎氏と同じ では..。この際、何でもいいんです(爆)。
 今回は、セイゴ用のライトタックルと本気マルタックルの2本持参した。 (天草二郎氏のHP見て学習した。(*^o^*))
 ところが、今日の水面はシーンとしている。とりあえずライトタックル でセイゴでもと思ってキャストしているとヒット!セイゴかな、と思って寄せると良型のメバルであった。


 しばらくライトタックルで遊んでいると、沖でシーバスらしきライズ音が聞こえた。すかさず、本気マルタックル にチェ−ンジ。ルアーは、最近マルを一番釣っているコモモのピンクヘッド。数投目に待望のヒット!!

 結構いい引き をしている。80cmあるのかなーなんて思いながら寄せると、以外と小さかった。計測すると62cm。でも、やっと、 昨日からのストレスが吹っ切れた感じがした。これで安心して熊本へ帰れるー。
 さて、今回、何が目的で帰省したのであろうか...。 

 
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