かなり久しぶりの釣行となった。
実は、3月のメバル釣行以来、牛深沖一泊釣行や壱岐沖ヒラマサ釣行を計画していたのだが、
悪天候で中止。
また、有明海の桜鯛狙いで予約入れようとするも満席で不可。
それに、釣りとはまったく関係無い話であるが、高校時代、陸上をやっていた私は、今年の後輩選手の大活躍に
競技場へ足を運ぶ週末も多くなり、スケジュール的に釣りに行けない他の事情もあった。
ところで、今回は、春の乗っ込みマダイの中でもアベレージが大きく、インチク、タイラバ専門のツアーを企画している
鹿児島県錦江湾の遊漁船波達に乗り合いで参加することにした。
メンバーは、会社の釣り仲間のJ氏、N氏と私の3名。他に常連2名の乗り合いであった。
J氏と私はタイラバの経験はあるもののインチクは初めてで、N氏はどちらも初めてという素人集団であった。
個人的に、インチク自体をよく知らなかったため、波達のHP等を見て、同船で最も実績がある”いんちく5”と専用
ケースまで通販で購入!!(爆)
釣り方については、出港前に船長からレクチャーを受けて、いざ出発!!
海はベタ凪で、大物が釣れるかもしれない期待もあり気持ちは高ぶるものの、前日からの黄砂の影響で周りの景色が
まったく見えない状態で、オマケに小雨交じりの天候・・。
とりあえず、ポイントに到着し、皆、インチクをセットして釣り始めたところ、一緒に竿を入れていた船長が、「丁度、満潮の
潮止まり前後となっているため、潮が動き出すまではインチクよりタイラバが良いだろう。型は小さいが、タイラバならポツポツ
釣れると思うよ。」とアドバイス。
早速、私もタイラバに変えて釣り始めると、直ぐに何かがヒットしたものの引かない・・・。
巻き上げてみると、なんとアジであった。(笑)
直後に、船長もアジをゲット。タイラバでアジが釣れたのは偶然かと思ったが、意外とそうでもなさそうである。
船長によると、インチク、タイラバの上にサビキをセットしているとアジも両方狙えるとのこと。いやはや欲張りな
釣り方である。(笑)
その後、私にゴツゴツとマダイらしきアタリがあったものの、ヒットまで至らず悔しがっていたところ、
船長から「今のはアタリが出た後、アワセを入れようとロッドを若干下げたため、魚が放してしまったよ。」とアドバイス。
私的には動かしたつもりは無いのだが、無意識にそのような動きをしていたようだ・・。
結構、繊細な釣り方のようで、リトリーブ中の穂先の動きやリールを回転させる時にリズムをとらない等々・・
結構、集中していないと不意なアタリにアワセを入れる恐れもあり、意外と神経を使う釣りのようだ。
そして、次のアタリで乗せたのだが、サイズ的には小型で700gであった。
しばらくして、またアタリがあり、これも上手く乗ったのだが、サイズは一回り大きくなって900g。
このあたりから潮が動き出し、インチクで釣っていた船長が2kgクラスを2匹ゲット!!
船中もポツポツと釣れ出したのだが、しばらくして沈黙・・。
ここで、船長がポイントを移動し、数投目・・。
私のインチクにゴツゴツと強いアタリがあり、グーッとロッドが入った!!
渾身の力をこめてアワセを入れると、乗った〜!!
魚はかなりの大物で、ドラグを頻繁に出して、なかなか上がって来ない・・。
その時、隣で釣っていたJ氏にも連鎖食いでヒット!!
J氏の魚も良型のようだが、それなりに上がっている。船長は、私の魚が大きいのが分かっているようで、
隣のJ氏のラインと交差しないか心配している・・。J氏のラインは切れても私の魚は獲りたい・・と言っていた。(爆)
で、先にJ氏の魚が浮いてきた。ラッキー。これで一安心である。
1.6kgの良型である。なんと、このサイズで、ここのアベレージ以下だそうだが、天草では良型である。
その後もファイトを続ける私であったが、巻いては出し、巻いては出し・・が続く。いい加減、観念しても
よさそうであるが、あまりにもリールを巻けずにドラグが出るので、ドラグが緩かったのかな、と思い、
船長に「ドラグを絞めた方が良いか?」と尋ねると、「ロッドの曲がりからドラグは丁度良い。もうしばらく粘ると
浮いてくるはず・・」との返事で、言われる通り粘ることにしたが、これが正解で、この後、結構、粘って
ファイトしていたところ、魚の動きが止まり浮き出した。
そして、浮いた魚を見てビックリ!!
なんと、84cm、6.8kgの大鯛であった!!当然、自己(事故)記録である(爆)
オデコが突き出て黒ずんだオスの乗っ込み鯛である。
それにしてもデカイ鯛である。有明海に散々通ってコツコツと自己記録を積み上げて、やっと3.1kgまで
もってきていたのに、いきなり6.8kgである。
嬉しいのだけど、この記録を更新するとなると、また、こちらまで来ないと達成出来そうも無い・・(笑)
既に、達成感に満たされた私は、この後、気合が入らず、実際のところどうでも良い的な感覚で釣りを続けていた。
ただ、この日は船的には、結構、苦戦のようで、あまり数が出ないまま後半戦に突入した。
アタリが少ない状態だったので、弱気になりタイラバにチェンジしている人が多い中、電動でインチクを
ひたすらリトリーブしていたN氏にも待望のヒット!!
これも2kg弱サイズの良型であった。
この後、ラストポイントでJ氏と他の客に2kg弱サイズがヒットし帰航となった。
これが、この日5人+船長の釣果。6.8kgが目立っているが、他も良型である。
くどいようだが、帰ってから長さを測っているところ。
個人的にめったに釣れないサイズなのでお許しあれ。