九州山脈ヤマメ
(2002.6.19)
 近所に住む釣友、川浪氏が最近ヤマメに凝っており、私も誘われ、久しぶりのヤマメ釣行となった。 場所は九州山脈の奥深く、これでもか、これでもかと山奥へ。それから、これでもか、これでもかと 険しい沢を下る。枯葉が堆積してできた土は湿気を多く含み崩れやすく、一歩間違うと谷底へ転落である。 ヤマメ釣りでは当たり前とはいうものの、続けていくうちに、いつかは命を落とすなー、 等と考えていると、やっと谷底へたどりついた。

 下りてみると、この景色である。ビューティフル!こんな美しいところがあったのかと息をのむ。 と同時に釣り人の性でムラムラと釣り意欲が湧いてくる。いつの間にか、さっきまでの辛さを忘れて いる。

 一昨日の雨の影響で水量も増し、簡単にヒットしてくる。管理釣り場より楽勝か..。

 ご存知のとおり、この釣りは最初の一投目が勝負で、これでヒットを逃すとまず釣れない。せいぜい3投くらいで 勝負はきまる。釣れなければ、また川を上り次のポイントへ移動する。なので正確なキャストが大事になってくる。 非常にヒラスズキ釣りと似ている。違うとすれば、風が無いことと、上から覆いかぶさる木の枝がある ことか。

 ヤマメとくれば、ハイ!お決まりのトラウトポーズ!でも、ちょっと魚が小さかったですねー。


 最近、凝ってるだけあって、川浪氏もいつになく魚を釣っている...。好きこそものの上手なれ ..、おっと、失礼。

 朝6時過ぎに沢へ入り、午後2時半まで川を上り続けた。途中、何度も怖い崖を登り、 足はパンパンになりながらも登り続けた。上流に上るにつれて水量は少なくなり岩は大きくなる。 ヤマメも放流ものから原種へと変わる。はっきり言って釣りと登山のフィフティー・フィフティー のスポーツである。釣果の方は、23〜20cm弱のキープサイズを一人二桁はゲット。

 サイズ的には、期待した30cmクラスが釣れなかったので残念だったが、小さいのもいれると 結構釣れたので楽しめた。終わった時は、もういい、と思ったものだが、時間とともに、また行きたく なるのはなぜだろう...。

 
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