天草沖イカ&アラ
(2014.8.29〜30)

 昨年に続き、今年も夏の夜のアカイカ(ケンサキイカ)釣りと朝マズメの泳がせ釣りがセットになったツアーに出かけた。
 船は昨年同様、天草二江の竜宝丸。
 例年、大型のアラ(クエ)が上がっている船であるが、毎回、何本も上がるものでは無く、運が良ければ当たる程度のもので、 メインは夜のイカ釣りとなる。
 今年も会社の同僚CANAL君と二人で乗船した。
  
 夕方5時半に出港してアジ曽根付近まで移動し、パラシュートアンカー付けて一晩中流しっぱなしでイカを狙うのだが、 水深80m超の海底から100号鉛の上に5〜6本のエダスにおっぱいスッテをセットし、電動リールでゆっくり巻き上げてくるのが 一般的なスタイル。
 昨年はこの釣り方で結構釣れたのだが、船中、殆ど釣れない状態が続く・・・。
 そんな中、CANAL君が一人でポンポンと良型のイカを上げていた・・・。
 仕掛けは昨年同様、一番下のスッテを餌撒きスッテにしているのだが、このスッテばかりに掛かってくるのだという・・。
 私も同じスッテを使っているのだが、一向に釣れない時間帯が続き、CANAL君が15杯以上釣りあげた時点で私はまだ2杯しか釣って いなかった・・・(涙)
  
 既に2時間程経過しており、このままではどうにもならんと判断した私は、準備してきたイカメタルタックルにチェンジし、 12号のメタルスッテにエダス×1におっぱいスッテをセットした仕掛けを投入。
 深く沈めると周りの釣り人とお祭りするので、最初は30m付近から探りを入れることにした。
 ロッドは、買ったばかりのMajor Craft KG ONE(KGE-B702NS。これにリールはカウンター付きの紅牙ICS。
 ロッドは軽くて感度が良く、曲がり具合も丁度良く、流石、専用ロッドのことはある。
 これで、シャクリの後、ロッド止めたり、ゆっくりフォールさせたりすると、普通のエギング同様、急にスッテが止まりもラインが ふけるアタリが出る。
 このあたりは正にエギングである。
  
 このメタルスッテに換えた途端、入れ食いモードに突入した。
 周りを見ると、依然、先程同様、殆ど釣れていない・・・。
 周りの羨ましがる視線を感じながら、ひとり黙々と釣れ続く・・・(笑)
  
 ポイントがアジ曽根付近まで来ているので、時折、メーターオーバーのシイラの群れや、ハンマーヘッドまで寄ってきた。
 この日に限らず、今年は、キロオーバーのカナトフグが多く、仕掛けを切られたり、掛かったイカがポロポロにされる他、頻繁にスッテにも ヒットするため、皆、苦戦を強いられることなる・・・。
 私も、この夜15匹以上のカナトフグを釣り上げたが、持って帰る気にならず、全てリリースした。
 ただ、キロオーバーのカナトフグは結構引くので、メタルタックルにヒットすると面白く、ダブルで掛かると大変である。(笑)
  
 メタルスッテだと、周りと絡む可能性があるため、この日はMAX60mラインまでしか沈めず、殆ど30〜40mラインを攻めて いたため、全体的に数は出たものの中、小型が多かった。(この日は大型は比較的深場に集中していた様子だった)
 このため、朝マズメの泳がせ釣りに使う餌用の調達には困らなかった。(昨年は型が良く、餌用サイズがなかなか釣れずに困った。)
 最中、食事の時は、従来の電動仕掛けに5連式スッテで釣っていたが、たまにヒットしても撒き上げ中にバラシが多かったため、 手持ちでやったところ、バラシが激減した。
 また、電動仕掛けであっても手持ちにするとアタリが良く分かり、この時合アワセを入れる方が乗りが良かった。 (船長もアワセは大事と言っていた。)  朝の4近くになり、イカ釣りは終了となり、朝マズメのお楽しみ、泳がせ釣りのポイントへ移動した。
 船長曰く、今日はアラのポイントを狙うとのことで期待が高まった。
  
 いよいよ泳がせ釣りが始まったが、私とCANAL君の間で釣っていた方に17kgのアラがヒット!!(羨ましい〜)
 何でも、イカが死んでいたので、ロッドをあおって動かしていたらヒットしたのだとか・・・なるほど。
  
 この後、アラを釣った方は満足して納竿されたので、私とCANAL君は、置き竿にして、横でジグングしていたところ、CANAL君の 置き竿にヒット!!
 わざと大げさなゼスチャーを見せているが、ロッドはあまり曲がっていない・・・(笑)
  
 上がってきたのは、2キロ弱のオオモンハタであった。
  
 その後、直ぐに私のロッドにもヒット!!今年買ったアラ竿が初めて曲がった!!
  
 上がってきたのは、CANAL君が釣ったのと同サイズ。
  
 自宅で計量したところ1.7kgのオオモンハタであった。
 とりあえず初めて使ったロッドに魚が掛かり、縁起は良好。
  
 これで納竿となり、港へ向かった。
 今回の私の釣果は、中、小型主体で60杯前後と船中でも釣った方であった。
  
 帰りに実家、親戚と、帰ってから嫁の実家に分けた後の我が家消費分がこれ。
 冷凍保存がきくので、大半はビニール袋に入れて冷凍した。


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