天草沖イシダイ
(2016.6.3)
 例年、5〜6月にかけて、船からのイシダイ釣りの釣果が報告されていたが、仕掛け、タックルも分からず、
見過ごしていたのだが、何度か経験がある潜り屋君からの誘いがあり、初挑戦してみることになった。
 午前2時出港とのことで、前日から移動して、途中、撒き餌の冷凍赤貝を買って現地入りした。
  

 当日は、比較的凪で、潮も速過ぎず、鉛は100号で統一であった。
(速い時は200号まで使うとのことで、根掛かりのロストも多い為、100〜200号を揃えて行く必要がある。)
空が微かに明るくなり始めたところで、アンカーを打ち、撒き餌を打ちながら釣り始めるが、
開始、早々、私にアタリがあり、期待して電動リールで巻上げると、魚は、ウツボであった・・(涙)
まあ、イシダイ釣りの税金みたいな魚で、こいつは仕方無い外道のようだが、コイツの処理に時間を掛けると
仕掛けがグチャグチャにされるので、さっさとハリスを切って仕掛けに巻きつかせないように処理をする。
 隣の潜り屋君にも外道が掛かったが、何と丸々と太ったカゴカキダイで、縞の縦横が違うじゃないかと笑っていると、
私に本命らしきアタリがあり、揚げてみると2.7kgの本命イシダイであった。
  

 早々に本命を釣り揚げ、気持が楽になった私であるが、この時、2本針のもう一方にウツボが掛かっており、
 コイツに仕掛けをグチャグチャにされ、手間取っていると、隣で潜り屋君のロッドが大きく曲がっている・・
  

釣り揚げたのは、4.5kgクラスの良型のイシダイであった。
  

 写真を撮ってあげたりしているうちに、船中、あちこちでヒットの声が聞かれるようになり、時合が来たようだが、
 私はというと、この間、仕掛けを作ったりしてモタモタしていた・・(初心者の落とし穴にハマってしまった(涙))
 その後、しばらくは、船中、ポツポツと釣れ続けたが、潜り屋君は、小さなアタリも見逃さず、よくヒットさせていたが、
 そのうち2度程、先程の4.5kgを釣った時より強い引きの大物もあったが、どちらも巻上げ途中にハリス切れでの
バラシであった。
  

 潜り屋君が4尾、私が3尾釣ったところで時計を見ると7時過ぎで、ここで私は、ロッドをアラ竿から
  

リーディングXネライへ変更してみることにした。
 実は、潮が速ければ200号の鉛を使うと言われていたことと、最近、サメが多く、掛かった魚を食われるとのことで、
ヒットしたら電動リールで素早く巻き取る必要がある旨、釣り具屋で聞いていた為、アラ竿からスタートしたのだが、
当日の潮の状況から鉛100号で、小さなアタリを取るた為にロッドを変更したのであるが、時既に遅し・・・
この後は、船中、さっぱり釣れなくなってしまい、時合が過ぎた後であった・・。
ホント時合いは短いようで、この日は2時間で、一応、10時近くまで竿を出したが、船中、誰にもヒットしなかった。
  

 上の写真が、今回、私と潜り屋君の釣果で、下の写真が、そのうち私が釣った分である。
 私の魚は2.7kgが最大で、次が1.9kg、その次は量る前に実家へやったので分からない。
  

 今回、初チャレで分かったことは、時合は極端に短く、仕掛けの交換は素早く出来るように
多めに持参することと、繊細なアタリをいかに取るかが大切で、穂先が柔らかいロッドが必要とうことであった。
 魚はチャレということで、2.7kgを活き造りにしてみた。
  

 イシダイ特有の歯応えと、脂の乗った腹身は最高に美味い。
 下の写真は、二日目に食べた1.9kgで、この時は、皮目を一旦、お湯をかけ、氷水で冷やしてふき取った後、
更にバーナーで焼いて、包丁で細かく切れ目を入れてみたが、これだと固い皮目も美味しく頂ける。
 皮目の部分に脂が乗っており美味い。
  

 脂の乗った腹身の部分の塩焼きもGOOD!
  

 頭等はアラ炊きにしたが、皮目が美味い。
  

 美味い皮だが、固いので、これを油で空揚げ風にしてみたが、
これだと、普通の空揚げになってしまい、イシダイの旨みを活かせていない感じがした。
やはり、皮目は煮つけが美味いと思った。
  

 白子はオープンで焼いて、小切りにしたが、まあまあ。
 この他、2.7kgには、大きな卵が入っていたのだが、これは煮つけにしたが、
これも普通に魚の卵の煮つけの味。(先に食べてしまった為、写真無し。)
  

 釣って楽しい、食べて美味しいイシダイ!!また、来年も行こう!!

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