毎年の恒例行事となっているアカイカ(ケンサキイカ)の夜焚き&明け方のアラ釣りであるが、
今年は月夜と闇夜の二回予約を入れており、今回はその一回目で月夜である。
基本的に、夜焚きのイカ釣りは闇夜が集魚灯が目立つため良いとされているが、
時期が遅れると昨年のようにフグの猛攻に会い、釣りにならないことも想定し、
今年は早めに二回予約を入れており、二回入れるのは、天候に左右され、中止も想定してのことである。
近年、電動リールを使っての5〜6本スッテをつけて巻く釣りより、ルアー感覚のメタルスッテの方が、
釣って面白く、数も釣れるし、手返しも良いので、メタルスッテの方が好きなのだが、
一応、電動仕掛けも用意して行ったものの、結局、イカが渋く、このよな状態のときは、殆ど電動仕掛けでは
釣れないため、すぐにメタルスッテに切り替えて、これだけで一晩通していた。
スッテとメタルスッテは上の写真のように補充していた。
とはいえ、明るいうちは底近くでヒットするため、軽いメタルスッテを使うと他のお客と仕掛けが絡まるため
最初は100号鉛の電動仕掛けから始めたが、やはり渋い時はこの釣りは不利で、暗くなるまでに誰にもアタリすら無かった。
暗くなりだして船中ポツポツとアタリが出始めたが、私は当然、既にメタルスッテで釣っていた。
船長も暇つぶしにメタルスッテで釣りながら、釣りたてのイカを刺身にしてくれた。
また、このイカが美味いのなんのって、ビールのつまみに最高!!
今年は数も出ないが、小型も多い。釣り具屋情報では、アカイカ好調で、一人で100杯とか出ていたが、
これは嘘で、船長によると、今年は甑も天草も不漁だそうだ。ただ、玄海だけは釣れているとか。
今回は苦労し、なんとか30杯釣るのがやっとであった。
で、いよいよ夜明け前後の大物釣りである。
開始早々、ミヨシのお客にマダイが掛かり、しばらくして私の隣で釣っていたCANAL君にいいアタリがあった。
魚は8kg前後のブリであった。
その後、CANAL君が魚探を見て、70mラインに1m70cmの巨大魚がいる!というので、
縁起担ぎで77.7mで待っていたが、変化無し・・・
ラストひと流しで、やっと魚がヒットしたが、小型のボッコ(ウッカリカサゴ)で終了・・
同じタイミングで私の背中合わせのお客に6.5kgのアラをゲット。羨ましい・・
今回の釣果は最低で、ご覧のとおり。
右端のタッパーには沖付けの5杯が入っている。これは楽しみ〜。
で、初日の酒の肴は次の通りで、まず、刺身。身が柔らかく甘みがありアオリイカより断然美味い。
ゲソはバター炒めだが、これも柔らかくて美味い。
スルメイカは、肝を溶いての煮つけがベスト。コツはイカの身から水分が出るので、
水は入れずに、しょうゆ、みりんに酒少々。これに肝を溶いて、煮立ってからイカを入れて、
固くなるので、素早く火を止める。マジにこれ美味し!
スルメイカのゲソは、上記のたれにつけてオープンで焼いたが、
身は固いが、祭りの屋台のイカ焼きの味で懐かしい・・。
今回は、月夜だったためか、かなり厳しい釣果だったが、次は闇夜に予約入れており、
次が本命なので、リベンジしたいが、天気次第なので、どうなることか・・。
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