白川シーバス
(2002.10.18-19)
 緑川の活性がイマイチのようなので白川へ行ってみた。今朝の熊日新聞の釣りコーナーで 紹介されていたためか人が多い。とにかく多い。
 ある程度予想していた為、暇人?の珍念に下見を依頼して、昼間に幾つかのポイントを チェックしてもらっていた。
 最初のポイントは後から来た常連二人に奪われてしまったが、幸か不幸か、次のポイントで 試しにスプラッシャーをキャストすると、一投目からバホッと出た!これはおしくも乗らなかったものの、 次のキャストでまたバッホ!!今度は更に大きな音で出て、バシャン、ドッバーンと物凄いエラ洗い、 そしてロッドにグーっと乗った。次の瞬間、ドラグが鳴り走り出した。 トルクのある重い引き。間違いなくランカーだ。迫力あるエラ洗いを何度も繰り返し、魚が見えた。 デカイ!こりゃ〜ハンド ランディングは無理だ。初めてのポイントで底の様子も分からない..。そして長引くファイトで 腕が張ってきた。駆け寄った珍念に 「腰のギャフを取ってくれ!」と言ったところ、「ギャフなんて無いっすよ。」ン...
「車に忘れたぁーーーー!!」「ダッシュで取ってきてくれーー。ダッシュぞ!ダッシュ!」 「はっ、ハイッ」そう言って一瞬走り出したが、戻ってきて「カギを下さい。」... 「おっ俺のポケットに〜」そう言うとウェダーをずらして珍念の手を入れさせた。多少、抵抗 あったが、この際、そんなことどうでもよい。そして車へ走っていった。
 その間、かなり重い魚を少しずつ寄せてきた。途中、何度か激しいエラ洗いを見せ、はらはら したが、何とか足元まで寄せてきた。そして白い腹を何度か上にし、観念したようだ。デカイ!10kg、メーターUPか?膝が笑ってきた。 今ならギャフが打てる。早く来い〜、早く来い〜、早く来い〜......振り返ると、まだ車の車内灯 が点いている。何やってるんだー、早く来い〜.....
次の瞬間、信じられないことがおきた...プツッ.....ラインが軽くなった....
回収してみるとリーダーから切れていた....ウォーーーーッ!泣泣泣泣
 そして珍念がギャフを持って来た...。遅い..。
 俺はいつもこうだ。昨年もこんなのが二度もあった。 あ〜っ。

 しばらくは、ため息ばかりついていたが、何とか気を取り直して、というより呆然としながら、ルアーをアイルSBに付替えてキャストし始めた ところ、またバホッ!と出てヒット!
 まあまあの引きなのだが、先ほどの半分くらいの力しかなく、比較的楽に寄せてきたのは 80cm級のプリプリシーバスであった。


 メジャーをあて、私が「80cm。」と言うと、「いやいや79.5cmですねー、これは。」と 冷たく冷静に珍念がつぶやいた。少しは気を使ってくれればいいのに...。

 リリース後、キャストを再開したが、その後はヒットもなく終了。明日リベンジだー。明日はリーダーを無茶苦茶太くしてやるー!
ウォーーーーーーーーーーーッ泣泣泣泣泣泣!!

 
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