今年の秋は極端に雨が少なく、川は渇水状態が続いている。おまけに鮎も少なく、落ち鮎を狙って溯上
する秋シーバスの活性も低く、スタートが遅れていた。
それでも、シーバスの本能なのか１０月も中旬になり中、河口部を中心に序所に活性が上がってきて、先週末あたりから
熊本の各河川でもヒット情報が入るようになってきた。
私も、例年なら週末を中心に通う時期なのだが、今年は、仕事が忙しく残業続きで、おまけに休日出勤
まで始まる始末。（涙）
そして、今週も日曜は出勤のため、休みは土曜だけで、金曜の夜に賭けたいところだったが、
金曜の勤務終了後、上司の命令で全員部長を囲んでの宴会・・・ブチ切れそうになったが、
サラリーマンの宿命と思い我慢、我慢・・・（涙）それでも、今夜出動しなければ次は何時行けるか分からないため、
場合によっては、今年のピーク時を外す恐れがあるのだ。執念深い私は、宴会をウーロン茶で切り抜け帰宅した。
そして仮眠をとった後、早朝の下げ狙いでやっと出動！！
とりあえず白川、坪井川と入ったが活性が低い。そこで今年唯一そこそこ釣れている緑川へ移動。
ポイントはベストの潮位で、気合が入るがライズ等は無く、魚は居るのか？と思いつつ、
まずはビリケンをキャスト。すると１投目からヒット！！しかし、掛かりが悪かったのか最初の走りで
フックアウトしてしまった。サイズは不明。
魚が居ることは分かったので、ダービー優勝者は５万円貰えるというボーグ・ファルコン（高速ファルコン-128F/IRON（グリーン））
をキャスト。
一発当たればウッシッシであるが、そんなに簡単にいくのかね・・と思いながらリトリーブしていると
ポイントを通過したあたりでヒット！！ラッキョ〜！クリンチフックキングのファルコン様だぜい！もらったー！
走れ、走れぃ〜！しかしサイズは７０ｃｍ位。でも、まあ、いいかー等と思っていると、
ランディング直前にフックアウト・・・(?o?)
よく見ると、フロントフックは外れて後方に移動しているものの、ルアー本体が
外れておらず、完全なクリンチフッキングの形にはなってなかったようだ。スナップスイベル使用が原因か？？
本来ならスナップスイベルは使うべきではないのだが、私のナイトシーバススタイルに
おいては、暗闇でもライトを点けずにルアー交換ができるようにスナップスイベルを使用しているが、
今回はこれが裏目に出てしまった。（涙）
かなりショックだったが、気を取り直し、今度はタックルハウスのM148(RH)を取り出しキャスト。このルアーは
スレたシーバスにかなり効く。しかし、数投目に根掛かりしてしまい、外れなかったのでドラグを
絞め、ラインを切ろうとした。この時はたまたま外れてくれたが、問題はこの後、発生する・・・。数投目、
ポイントを通過した直後にガツンとヒット！直後にグウ〜っとロッドを絞めこんだ・・が、ドラグが出ない(?o?)
あらららら、、、と言ってる間に、またフッと軽くなった。今度は身切れのようだ・・何故(?o?)
ドラグを確認するとギチギチに絞めこんである・・・。そうだ、さっき根掛かりした後、元に戻すのを忘れて
いた・・・（ウォ〜〜！！）またやっちまった。今のはいいサイズだったような・・・（涙）
落胆した状態で、数投すると、ガツガツガツと、またヒット！！うっそだろ〜と思ったが本当で、
直後に底走りが始まった。デカイ！今度のはマジでデカイ！ロッドを横にしてエラ洗いを防ごうとするが、
ドラグが止まらない・・・そして、直後にツツツーとラインが瀬ズレしている感触が伝わる。あっ、ヤベーと
思っているとスパッとブレイクしてしまった。１０号のフロロカーポン・リーダーがズタズタでリーダーから
切れていた・・・（ウォ〜〜！！）またまたやってしまった（涙）
それからシステムを組み直して、今度はエンゼルキッス140mm(CT)をセットしキャスト。少し時間は空いた
とはいえ、いくら何でも、もうこないでしょう、と思っていたら、またヒット！！直後のエラ洗い時には
７０ｃｍサイズかと思ったが、途中からやけにトルクのある引きに変わった。もしかしてデカイのか？・・・
今度バラシたら自殺しようと心で決め、半ば開き直ってファイトしていると魚が寄ってきた、よく見るとエラの下から腹部
にかけてルアーが掛かっている。（これはよくあることで、口にフロントフックが掛かり、テイルフックが
エラ周りに掛かるのが一般的だが、ファイト中に暴れてフロントフックが外れて、エラ周りに掛かっている
テイルフックを支点に更に後方側にフロントフックが回るのだ。一般的にいうスレ掛かりとはちと違う。
３本フックでも、たまにある。）
だからエラ洗いも少なくトルクのある引きに変わったんだ。（納得！）そして、めでたくハンドランディング
成功！！（キャッチ後、握力不足で２度落としたが・・）
メジャーをあてると８４．５ｃｍとまあまあのサイズ。身に厚みもありグッドコンディションのシーバスであった。
とりあえず、ほっとした。あれだけバラしゃ〜ね〜。（笑）
撮影後リリースし、再度、キャストを開始したところ、いきなりの根掛かり・・。外そうとロッドを数回あおったところ、
簡単に途中のメインラインから切れてしまった。さっきまでのファイトで傷でも入っていたのだろう・・魚が掛かって無くて
よかった。
それから、またラインシステムを組み直して、今度は、タックルハウスのTuned K-TEN TKF-130 Forceをセット。
いくら何でも、もうこないだろうと思いつつキャスト＆リトリーブを開始すると、
またポイントを通過したあたりでヒット！！凄すぎる活性！しっ、信じられん！！ただ、今度のは引きも大したことなく、
すんなり揚がってきたのは５５ｃｍのセイゴであった。
その後、数投したがアタリも無く、時合いも過ぎたように思えたので、結局、これを最後に納竿とした。
それにしてもピークに入った緑川のパワーは凄い。明日が仕事で
なければ間違い無く翌朝も釣行してるところだが・・・ぐやぢ〜。
ちなみに今日は、私一人で子供二人を動物園に連れていかなければならず、帰って風呂入って
朝飯食ったら出動なのだ。寝てる暇なんてないのである・・（苦笑）