天草ヒラスズキ?
(2004.4.2)
 とにかく今年に入って、ろくな釣りをしていない私は、最近、ヒラスズキを安定して 釣りまくっている「かついち号」に乗せてもらうことにした。4時頃仕事が終わるかついち君に 合わせ、昼過ぎに尾池氏と二人で天草に向け出発した。
 実は、この二人、前厄と後厄なのである(爆)。今日は間違い無いだろうと思って天草へ行って みると波が高すぎる・・・。やはり何かある(-_-;)
 とりあえず、と言いながら、いきなり本命ポイントに行くも、波が高すぎて、底からうねりが入り、 おまけにヒラには最悪の底からの濁りまで入っていた。色々やったもののアタリすら無く、序所に 風裏側へ回りながらキャストしていくもヒット無し・・・。こりゃ駄目だ、と思っていると私の ファルコンに強烈なバイトが襲った! ヒット〜!
 サラシを抜けて回収しようとした時に水面近くで出た。私が喜んでいると、水中がよく見える 角度にいたかついち君が「ヤズの掛かったー」と叫ぶ。「えっ、なんてや?」その直後、青物の 引きが襲った。しかし、グ〜っと引き込む青物の引きをショートなシーバスロッドで耐えるってのも面白いものだ。 久しぶりにいい引きを味わった後、船にぶり揚げた。
 

 ファルコンのフックユニットにオイルを注して滑りを良くした為か、久しぶりにクリンチフッキング (最近はクラッチフッキングと呼ぶらしい)してガッチリ掛かっていた。
 写真を撮ってもらっていると、尾池氏にもヒット!尾池氏のロッドもよく曲がっている。う〜ん、 ヒラスズキよりこっち方が引くので面白いかな・・(笑)


 でも、今日はヒラスズキを釣りに来たのだ。ヤズに見切りをつけ、去年かついち君が良く釣った ポイントへ移動した。
 そして、いいサラシが出ていたので、私はそっちに気を取られていると、 うぉ〜〜〜っ!とかついち君の声が・・・
 振り返ると、家一軒分位の高さの大波が我々に襲い掛かってきた。しかも、波のトップはすでに崩れて いる・・・慌てて船はミヨシを波の方向に向け、波が崩れる前に登りきろうとした。ミヨシに座っていた私は まさに垂直になった船の先端でトランポリンのように跳ね上げられた。そして、奇跡的にひっくり返えらなかった 船は、今度は一気にミヨシを下に向け、まっ逆さまに落ちていった。私はというと、 完全に空中に取り残されてしまって2m以上、下にある船めがけて落ちていった。波を超えた時、少しミヨシが 右に振ったため、私はミヨシの左ぎりぎりに着地した。奇跡だった。落ちながらミヨシの手すりの上か海に落ちる ことを考えたが、ミヨシの左の僅かなスペースに着地出来た。しかも段差があるため、左足を上の段、 右足を下の段に置いてである。
 10点満点の着地に酔いしれていると、次の波が来て、今度はもう一段下のデッキに腰から落ちてしまった。 幸い尻に贅肉を貯めこんでいたため尾てい骨等、骨に異常はなかった。ロッドを激しく叩き付けてしまったが、 とりあえず折れなかったようだ。(次に魚を掛けるまでは油断できないが(爆))
 その後も、何度か危ない目に遭い、大漁・・では無く、大量の波を被った私はカッパを着ていたにも かかわらず、パンツまでグッショリ濡れてしまった・・・(=~_~=)
 それにしても、小ボートからのヒラスズキは難しい。足場が安定せず、座った状態でキャストしなければならず、 しかもボートは波を受けながら上下左右に常に動いているし、船の向きがコロコロ変わるため風を受ける 角度もコロコロ変わる。大波が来るまで待とうなんて芸当は出来ない。目の前のサラシが多かろうが 少なかろうがキャストしなければポイントからどんどん離れていってしまう。ピンポイントを狙おうとすると すぐ根掛かりしてしまうし・・・。おかげで今日は、ファルコン3つもロストしてしまった。(涙)
 こんな状態で大釣りが出来る、かついち君、あんたはエライ!
 
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