私にとって、もはや幻の船と化してしまった福寿丸に遂に乗船できる日が来た。（涙、涙、涙〜・・・。）
かれこれ６〜７年かかっただろうか。
あまりの人気のため、予約を入れるだけでも難しく、年に１、２回の予約が精一杯、
それなのに悪天候が多い春〜初夏がシーズンとなっているため、毎年、私の予約日は時化で
中止となっていた。
今回は、福岡のルアーショップ・ブルーウォーターハウスのツアーに参加したもので、
ショップの常連でもあり、会社の同僚で同じクラブの入江君が世話をしてくれて二人で予約を
していた。今回のメンバーには、４５ｋｇオーバーを連発されてる清家氏や３０ｋｇクラスを
釣られている西尾氏ら猛者揃いであった。
早朝３時、鹿児島県は串木野漁港を出港し、夜明けとともに宇治群島に到着。まずは、島周辺
を攻めるも反応無し、そこで、すぐさま草垣群島に移動、しかし、ここも２、３回流してすぐ移動。
船長の見極めの早さといったら凄い。瀬の上をしばらく魚短で反応をみて、駄目だと判断したら
一度も流すことなく移動、移動、・・・、とにかくポイントの数が多く、次々に移動していく・・・。
上の写真は、草垣群島を後にポイントを移動しているところである。それからしばらく走り、
数隻のまき網漁船が停泊しているポイントに到着。今度は、この船の周りをかなりしつこく攻めるも
３ｋｇ前後と１ｋｇ前後のカンパチ（ネリゴ）が揚がっただけであった。１ｋｇ前後を釣ったのは
入江君だったが、写真を撮ってやろうとしたら、「小さい、小さい」と言ってポイとリリース。もう
昼過ぎになるのに船中の釣果はこれにイソンボ１のみ。なのに余裕である。皆から勿体ないコールを浴びせられていた
（笑）。
それから、更に南下し、今度は周りには島も見えない沖の曽根に到着。水深は１１０〜１２０ｍ。
ここで遂にカンパチが当たり出した。３〜５ｋｇアベレージで連続ヒット！皆スピニングタックル
で、２５０〜３００ｇのロングジグをテンポよく動かしてヒットさせている。私も、それまで
ベイトタックルを使用していたが、苦手なスピニングにチェンジ。リールはおＮＥＷのステラＳＷ20000番で、
遠征用に買ってはいたものの、やっと出番がきたようだ（笑）。私も皆と同じようにキビキビとテンポよくシャクリ
たいが体力不足で長続きしないので、適当に早巻きをやっているとヒット！！水深１００ｍ超でヒット
させると巻き上げるのもひと苦労、船が流されて私がいた左舷側のラインは船の下（右舷側）に入っているため
更に巻取り難い。結局、最後は右舷側の方のラインと絡んで右舷側から船に揚げるという格好悪さで
なんとかゲット！！
４ｋｇ弱かと思っていたが、帰って量ったら４．５ｋｇあった。ウレピ〜！実は大きな声では言えないが、
私のカンパチの自己記録は、これまで近海で釣った４ｋｇだったのだ（笑）。私が釣れた前後の２流しでバタバタ
とアタリが出て船中盛り上がった！
その中で最も大きかったのが、私の後ろ（右舷側）で釣られていた方で、見た目１０ｋｇ程の大物だった。
（羨ましい〜！）その後、しばらくアタリが途絶えた後、ミヨシで釣っていた入江君にヒット！
かなり絞めこんでいたので大物かと思いきや、私のと同サイズであった。本人も久しぶりのカンパチに
「よく引いた〜♪」と喜んでいた。
その後は、天気が崩れて雨は降るは、波は高くなるは、で嵐となり、一泊の予定が日帰りに変更になり
退散することになった。
結局、船中９人でカンパチ１２、３匹と同数のでかいヤガラ（人のふくらはぎ程の太さのものも有り）が
釣れたが、２０ｋｇ超の大型カンパチは姿を見せることはなかった。船長によると、潮の動きが悪かった模様。
個人的には、学ぶものも多く、若干のタックル変更と体力強化で、是非リベンジを！と誓うのであった！！
