3.プルークターン?
プルークボーゲンの状態で斜度のあるところをどんどん滑らせていると自然と内足が返ってきます。横滑りや膝を返すような練習も必要ですが基本的には外足にしっかり乗ってスピードを出して滑らせる方を優先してあげたいです。この時期の子供は一般的に足を突っ張るような使い方をします。うまく誘導するとプルークスタンスのまま外足でカービングしていくようになります。ストックを持つ握力があれば持たせてあげましょう。
このくらいの時は手が小さいのでストックのグリップを持ちやすいように細く加工してあげると持てるようになります。個人差もありますが大体3歳後半くらいからストックを持てるようになると思います。ただしターンにあわせてストックを使うのはまだ先です。みんなと同じようにストックを持っているという満足感+平地の移動のために持たせているような感じです。最初はリフトに乗せるときに邪魔になるだけですがそのうち自分でも少しならこいで移動するようになってきます。ストックを持つことによってバランスを崩すようならあわてて持たせようとしない方がいいと思います。
うちの場合この時期には一日4−5時間くらい滑らせても平気でした。コブや急斜面もだんだん滑れるようになります。ポールも本人が行きたがれば条件のいいときには連れて行きました。「あか・あお・あか・あお」とか言いながら結構楽しんでいたみたいです。ただし掘れた状態の時やSL、極端に振ってあるセットの時はやめておきましょう。楽しいと思わせておいた方がこちらも楽です。たくさん滑ると集中力が下がるし、大体他の人のじゃまなので多くても一日2−3本しか滑らせませんでした。
ポールを始める時期ですが、ポールレッスンが空いている平日などなら3-4歳から可能でしょう。ただし、親が伴走して何かあったらすぐに助け起こす事が条件です。土日はどこのスクールも大抵ポールレッスンが混んでいますので、かなり気を遣ってコースがあいた時間だけ滑るようにしないと顰蹙を買います。また、ポールバーンの設定が急斜面の場合はやめておきましょう。
オススメはSAJのジュニアテストです。SAJがやっている子ども検定は、幼稚園〜小学生対象のタイムレースです。当然緩中斜面での実施ですし、自分でリフトに乗れないチビ達もたくさん受検しています。ジュニアテスト向けのキャンプなどをやっている場合はなおいいと思います。しかも、一生懸命やるとバッジが貰えるって言うのは子どもにとっては非常に魅力的な出来事らしいです。
SIAにも同様のメダル検定がありますが、原則大人と混走です。
2008.3.13 一部追加